ワンコとアントゥ

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浜辺の過ごし方

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アーリーチェックインを終えてホテルに入ると、私たちの部屋は海に面した角。
姪っ子と家内が浜遊びの着替えをしているあいだ、バルコニーからの景色を楽しみました。

こちらが北側。
遠くには出漁を待つ漁船の群れが見えます。




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南側。

ムイネー半島の向こうが一般にムイネーと呼ばれるリゾート街のハムティン村、その先がファンティエット市内に当たります。
奥まった湾に位置するホテルからは、朝陽が昇るシーンが期待できそうです。
ただし、雨女が一緒ですからあまり期待はしないほうがよさそう。



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子供たちはいっせいに浜で遊び始めます。
まずは砂遊びから。
私ひとりでは4人も管理できません、約束事はちゃんと守る子供たち。



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チビ姪っ子も、今日はお父さんが一緒ですから、私はカメラマン役に徹します。
こんな程度の波も怖がる『あかんたれ』、いいショットが撮れました。

一緒に、おずおずと海の中へ。
ここはしばらく遠くから見つめているほうがいいのかもしれません。



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ただ眺めているだけでは、面白くありません。
浜にパラソルを立てただけの売店で見つけておいた焼タコ、1匹4万ドン(¥160)で交渉成立、ちょっと高かったかな。

ハサミで一口大に切ってもらって、もう一度火を通してもらいます。



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あ、頭の部分がない。
私は日本人、全部食べますよ!

ちゃんとクレームをつけないと省かれてしまいます、頭をベトナム人は食べないんでしょうか。
イカと同じなんですよ、タコの食べられる部分は。

冷えた缶ビールは別の店で1本2万ドン(¥80)、追加でもう1本。
本来は泳ぐ前にアルコールを飲まない主義、でも今日はいいでしょう。



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荷物番の義妹が来て、この1枚を最後に私もファミリーの中に行きます。

赤い旗が水深1メートルのメドだそうです、ただし潮の干満で深さは変わりますからあくまでもメド。



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みんな何ともないのに、私だけがクラゲの攻撃に遭遇しました。
右手に1ヶ所、背中に2ヶ所。

「泳ぐ前に、ビールを飲むからよ」
家内はそう言いますが、蚊ではあるまいに…。
ここは抗弁せず、家内が持ってきていたオ□ナイン軟膏のお世話にならないといけません。
石川啄木の世界、『ぢっと手を見る』です。



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みんなの海遊びは続きます。

いじける気持ちを抑えて、今度は『蟹とたはむる』でのお粗末でした。

がんばる小学一年生

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アントゥのお父さんがこぼします。
「なぜ小学一年生から24時間表示を教えないといけないんだろう」

まだアントゥは針式の時計を正確には読めません、おじさんが4歳の誕生祝にあげた腕時計が液晶のデジタル表示だったからかも知れません。
まずは数字に馴染んでもらおうと、「今何時?」とよく訊ねたものです。
ちゃんと読めるようになったし、時間の概念も理解できたはずと思っていました。



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アナログでは時間単位はわかっても、分単位が答えられない状態。
短針は数字から読めても、その数字が邪魔をして長針が読めないんです。
たとえば10時10分は『10時20分』、10時50分なら『10時100分』と答えるのです。
12進法は何とか理解しても、60進法がどうしてもまだ理解できないみたい。

おじさんだって24時間制を使い出したのは社会に出てからのこと、時間計算が容易なことと午前・午後の誤りがないことからでした。
教材を使って、根気よく教えるしかないんでしょうね。
教えるのはやっぱりベトナム語に限ります、お父さんにお任せしないといけません。

私はこれを使って、英語を一緒に勉強しようと思いました。



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これが副読本、CD付きです。

Oops!
これは英語版グーグルを使いだしてから検索不能でよく見る単語、おじさんは知らなかった。
少なくとも『ジャック&ベティ』ではなかったはずです。



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今はどうやら天候のご挨拶に入っている模様、CDを聞いて「この単語を10回書きましょう」とベトナム語で言われての書き取り。
『windy』が途中で終わってしまっているのは、プレーヤーの一時停止ボタンを知らないからでした。

便利な機能を教えていいものかどうか、悩んでしまいます。



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算数だけは得意でした。
左利きが右手で書くときれいに書けず、『国語(ベトナム語)』ではずいぶん減点されてしまいます。
算数だと答えが合っていれば、この通り(満点の)10点をもらえるからでした。

これは一年生になってから半年ぐらい経った頃のノート、まだ計算は10本の指で事足りていました。



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今はおじさんの指を総動員しても、足りないことが多くなりました。
それでも暗算はかなりの進歩を遂げて、時間はかかっても間違うことはずいぶん少なくなっています。

ところが学校のテストでは異変、答えは全部合っているのに8点。



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拡大すると。

どうも途中計算式や答えの桁そろえに難点があったようです。
聞けば…。
「アントゥ、これ(途中の計算式)がなくても、できるぞ〜」
算数に関してはまだおじさんが担当中、これならすぐに修正は可能だと思いました。
でも、これで2点減点とは厳しいな。

日本ならどうなんだろう、答えの欄だけではなかったかな。
でもベトナム式に馴染まないといけません、途中式の大切さをこれから教えることにします。
大変だけど、一緒にがんばるか。



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昨日持って帰ってきた『招待状』です。

お姉ちゃん格の姪っ子はホーチミン市の絵画コンクールで三位に入った『画才』の持ち主、表彰式に星のたくさん付いたホテルに出かけたのは確か小学三年生の時でした。
まったく絵には造詣のない私でも、『写実』のうまさには舌を巻いたほど。

一方アントゥは魚と象が一緒に遊ぶ『夢想画』の世界。
見えないものも見えたように感じて描くのは誰に似たのか、少なくとも絵に関してはまったく『0点』の私に似ていないことだけは確か。

今度の日曜日朝7時半、市内の公園で開かれる『写生大会』に招かれる30人の一人に入っただけでもおじさんは見直しました。
もちろんお父さんは舞い上がっています。

反面、算数担当としては妙な不安が広がってきているのは確か。

別名、『オジバカシリーズ』その3でした。

初挑戦

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家でもたまに練習しているナイフとフォーク、この日初めて外食デビューをすることになりました。
タクシーに乗り込んで出発する前から、かなり緊張気味。
見送るお父さんから「大丈夫か、がんばれ!」と声を掛けられても、ただ「うんうん」とうなづくだけで声が出ません。

昨日まではハイテンションで、人形相手のままごとでも本物のナイフとフォークで遊んでいたのに。
ヨーロピアンでもヌックマム(魚醤)と輪切り唐辛子が置いてあるのが、ベトナム。



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前菜。
「お箸が置いてある時は、お箸を使って食べてもいいんだよ」
「………」

まだ緊張が続いていましたが、スタートは無難にこなしてくれたようです。
ただし、私と全く同じ動きでした。



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サラダもスープは難なくこなし、次はチキン。

このへんで音を上げてお箸を使うかなと思っていたら、なかなか根性があります。
フォークは落として、これが2本目。



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ロースとポークは1枚でいいと申告がありました。
1枚はおじさんがいただきます。

「サラダ、全部食べないといけないの?」
私と家内が食べたから。
「できれば全部食べると、作ってくれた人が喜ぶよ。でも、だめなら(残しても)いいんだよ」
ベトナム人なのに生野菜、特に香菜が苦手な子供なんです。
キャベツやキュウリは大好きなのに。



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大好きな魚料理になりました、テーブルクロスには奮闘の痕ができています。
「アン(男性給仕さん)に叱られる?」
「大丈夫、汚れてもいいように敷いてあるんだから」

とにかく今は、苦手意識を作らないことも大事です。



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身の細かくほぐれやすい魚料理、さすがに根性があってもうまく食べられなかったようです。

「お箸、使っていい?」
「いいとも!」
傷つかないよう、私たちもお箸でいただくことにしました。



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デザート前、最後はサフランライス。
こんなに食べられるのか心配をよそに、たぶん1カップ分をぺろりと平らげてしまいました。

アイスクリームは最初から省いてもらってあります。
見たら絶対欲しがるから、代わりにトロピカルフルーツ。

ここからは質問攻めに合いました。
いちばん答えに窮した質問。
「なぜ、あれも食べて、これも食べてと(一緒に)出てこないの?」
私がいろいろ考えをめぐらせていると、家内から助け舟が出ました。

「テーブルが、小さいから全部一緒に置けないのよ」

衝動買いの結末

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日系雑貨店で見つけた電気歯ブラシの表示価格は65000ドン(¥260)、瞬間的に『姪っ子にいいな!』と思って買いました。
メーカーは以前ご紹介したマッサージ器と同じ『MAXCARE』、単3乾電池付属とあります。

日本ではN社、あ、今はP社となった会社製の充電式歯ブラシを家内が使っていたことがありますし、乾電池式のO社製電動歯ブラシは何度かお土産にしたこともありました。

姪っ子は前歯4本が永久歯に生え変わり、今はだんだん奥に移動中。
永久歯は大切にしないといけません、おじさんみたいに過激なスポーツで失うのはともかく。

いくら大型店でも消耗部品はまず手に入らなくなるのがベトナム商法の常、替えブラシも5本セットで買い求めました。



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気持ちは日本製、ちゃんと『Hang san xuat:Maxcare - Nhat Ban(製造輸出:Maxcare-日本)』と明記されてあります。

『健康器具』と『Maxcare』で検索すると漢字だけを使う国でしかヒットしません、もちろん日本ではないのです。



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ベトナム側のホームページを見ても、日本の会社や工場に関しての情報は一切なし。
確かに日本製の製品は、紹介されています。
それでも良しとしようじゃないですか、日本製らしければ。

ところが、これは姪っ子のお父さんから謝辞されてしまいました。
永久歯を大切に磨くのは分かるけれども、まだちゃんと自分でブラッシングも出来ないのに…。
1日3回の習慣と、正しい磨き方が身に付くまでは使わせない。

確かにそうです、あなたが正しい。
衝動買いのひずみでしょうが、さて、これをどうするか。
家内に聞きました、誰か使う人はいないかと。
「お母さんがいい。あと3本しか残っていない歯、大事にしないと」

まだ姪っ子に見せないうちでよかった。

カイ〜ノ!

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私が間寛平さんの真似をするので、アントゥは小さな頃から痒い時には『カイ〜ノ!』と言うようになりました。

アレルギー持ちだと分かったのは生後1ヶ月、お母さんの両親から贈られた金のピアスで両方の耳たぶが異常に腫れ上がってしまった時。
このピアスがメッキだったことがのちに判明することになって、純金ではアレルギーは起きないとか。
私には分からないけれど、なんと贅沢なアレルギーだとファミリーで評判になりました。

今年の乾季は体温並みには気温も上がらず、夜も涼しいので背中の汗疹もずいぶんよくなりました。
もしかしたら薔薇の花湯のおかげかもしれないと思っていたら、今日また「カイ〜ノ」の声、お分かりになりますでしょうか。
お友だちの誕生会に行くのに着た服に、まだタグが付いていたから。



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「カット、カット、チョーダイ」
今年に入ってから私が切り取ったタグです。

子供服だけでも、外側に縫い付けることはできないんでしょうかね。



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3週間ほど前のこと、小学校で腹痛を起こしたアントゥに、保健室の先生が内服薬を飲ませたあとに貼ってくれたのがサ□ンパス。
家に帰ってからすぐに剥がしました。

連絡帳にはアレルギー持ちだとトップページに書かれてあるのに、校内の連絡が悪かったのか。
私だってベトナムで使われている旧タイプのこの貼り薬ならかぶれます。



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案の定2日後には、こうなってしまいました。

ご好意だとはじゅうぶん分かっているつもりなんですけど、貼り薬の効能には『腹痛』など一切書かれていないのに、たこ焼腹に紅しょうが状態です。



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これを塗ったらほとんどよくなる体質なんです、でも、今回はなかなか回復しません。
最後の1本になってしまった日本製の薬、使用期限は3年前に過ぎています。

同じ薬がこちらでは手に入りません、いろいろ試して、やっぱりこれ。
痛み止めは数多くあるのに。
やっぱりジェネリック(特許切れの格安薬品)しか手に入らない医療後進国の泣き所。
「カイ〜ノ。デモ、ガマンスルノ」が2週間ほど続きました。



おまけ。
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これはテト真っ最中のこと。
どうしてもファミリーが今年のお年玉として取り決めた金額(20000ドン=¥80)に納得できず、拗ねてもう1枚プライベートに要求する姿です。
これは如何にオジバカでもできません。
ずっとご紹介したかったこの画像、今頃になってしまいました。

でも、日本で大災害が起きて貯金箱から同じ金額を拠出してくれたのです。
今度は私が「もう1枚」と言う番、ちゃんと応えてくれました。

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