カブとシャリィ

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漫歩から戻ると、義弟の店に停まっていました。
サイゴンではなかなか見ることのできなくなった手入れの良さ、スーパーカブ本来の機能美が輝いています。
シートが白のコンビになっていて、後部座席は脱着式。
これがもともとの雰囲気から変わった印象を受けるのでしょう。



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この雰囲気でお分かりだと思います、持ち主は女性。
買い物とお子様の保育園への送迎が、このカブの主任務だそうです。
籐製の前籠にも、ちょっとした女性のこだわりを感じさせます。



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もう消えかかっている3カ国語のシールは、タイからの輸出仕様。
「私が幼稚園や学校に行く時には、お父さんが後ろに乗せてくれました」

彼女のお父さんがこのカブを手に入れたのは、1986年だそうです。
二代にわたって子供を送迎するバイクです。



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「23年前のスーパーカブには、とても見えませんね」
「3年前にお父さんが亡くなってこのHONDAをもらった時、主人が全面改装をしてくれたんです」

確かに速度計は日本車用です。
それでも、もう24242.3Kmも走っているんですね。



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カバーがついてあるのでエンジンは確認できませんでしたが、当時のままのものを主要部品だけを替えただけだそうです。
部品名は「主人に聞いて下さい」とのお答えに、「ご主人は整備士さんですか?」とつい聞いてしまいました。

「いいえ、主人がオーダーしてくれたんです」
そうですよね、家を建てるのは建築屋さん、どうもこの辺りの細かい言葉のあやが、日本でも失笑をいただきました。



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ナンバープレートも、地元に戻った時に更新してもらって、まったく旧車には見えません。
日本流の語呂合わせで、お父さんから譲り受けたこじつけをしてしまいました。



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タイカブの証を撮ったら、左の上に23年の証も同時に写っていました。

漁港のカブ

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ベトナム中部クアンガイ省のミーア漁港です。
この海岸にある魚の仲買市場にも、古いカブが活躍していました。

この日は沖合操業禁止令が出ていて、入荷はほとんどが河口で取れた魚。
いつもより活気がありませんでした。

それでも仕入れにくる人たちの、カブ、カブ、カブ。
中央のカブに接近してみました。



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かなり塩害の影響があるようです。
点くかどうかは別にして、ヘッドランプ以外のランプ類は皆無。
ナンバープレートさえありません。

同行していただいた方に聞くと、「国道はダメだけど、ちょっと近所ぐらいを走るぐらいなら問題ありません」
この辺りの「ちょっと」がどれほどなのか、じゅうぶん体験済みです。

「国道を渡るのは?」
「クロスするだけなら問題ありません、ヘルメットをかぶっていれば」
もともと「ノー プロブレム」を連発する方ですから。

普段ならこのザルいっぱいの魚を仕入れてお得意様を回るはず、このまま空の状態で今日は帰るんでしょうか。
ご主人様をずっと待つカブにも、哀愁が漂っているような気がしました。



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おまけ。
自転車だって、ここでは活躍していました。

砂地用スタンド

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ご存じ、中部でずっとお借りしていた50ccのカブです。
このカブには、真っ直ぐ走るにはちょっとハンドルを右に振っていなければならない他にも、ある特徴があります。

この位置からは分かりません。



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砂地の多いこの地方でスタンドを立てると、柔らかい方にめり込んでしまって倒れてしまうことがあります。
これを防止するために、タイヤのゴムを取り付けられるステーを溶接して接地面積を増やす工夫がされていました。

ゴムがすり減ってしまって今はこんな状態になっていますが、まだその役目は果たしています。
ベトナム人のいろんな工夫は、カブにも面目躍如です。
スパークプラグへの高圧電流が触れた足に伝わるのは、ちょっといただけませんが。

ご自慢のシャリィ

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話し好きなおじいさんがいるフォーのお店、おじいさんの自慢は庭の花だけではありませんでした。
といっても、奥さんの作る評判のフォーでもありません。

6年前にサイゴンで買った、赤いシャリィです。
もちろん中古で、です。

「どうやってここまで運んだんですか?」
サイゴンからデュックフォーまで、800kmもありますから。



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確かにナンバープレートは、ホーチミン市の「5」から始まるものでした。

「末っ子の息子がサイゴンから戻る時に、バスの屋根に積んできてくれた」

多分そうだろうとは思っていました。
昔のバイク運搬手段は、きっとそれしかなかっただろうでしょうから。

「では、末っ子の息子さんが乗っておられるんですか?」



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「いいや、息子たちも娘たちも、これには乗せない。これはワシのHONDA」
おじいさんに大切にされている赤いシャリィ、幸せ者です。

走行距離は、確かめなければいけないことがあります。
「これ、スピードメーターは動くんですか?」
「もちろん。なかにワイヤーを入れたら問題なく動く!」

やっぱりこの距離はあてにできないみたいです。
それでも地球を4分の3も走っていることだけは確かです。

三輪シャリィ

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病院の前に停められていたシャリィの改造三輪バイク、本来はリヤブレキーがフートペダルになっているはず、それがハンドブレーキにも改造されています。
右側に松葉杖を収納するらしいラックが作られているので、きっと足のご不自由な方が乗っておられるのでしょう。



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左側には長いレバー、この状態で後輪のブレーキがかかる構造になっています。
パーキングブレーキです。



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リヤアクスルの構造、使っているうちに逆キャンバーが付いてきてもおかしくはありません。
技術的に、構造的に、いろんなご指摘があるとは思います。

50cc以下なら運転免許の必要がないバイク、シャリィなら車高も低いのでシートに座るのも比較的容易だから、改造三輪バイクにはよく使われます。
乗る人に合わせた改造も同時に行われて、足のご不自由な方の行動半径が広まります。

ベトナムで自慢できる乗り物のひとつでもあります。

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