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俗に『撮影スポット』とか『撮影ポイント』とか呼ばれるところが好きではありません。 これは決してへそが曲がっているわけではなく、腕は悪いし、持っているカメラは5年以上前のコンデジ。 その上、フラッシュのレンズが割れたところにセロテープを張ってある代物。 『みんなのようなきれいな写真は撮れるはずがない』 そんな劣等心からだと思います。 逆さワットでパルミラ椰子が左だけなのは、右側に修復工事中のブルーシートが目立ったから、他意はありません。 さすが『スポット』だけあって、ほとんどの観光客はここを通ります。 したがって物売りもたくさん。 興味を引かれたのは二胡。 ドラムはこれだけ大きなアナコンダを使っていたら、きっと高価なはず。 どちらも値段だけを聞くだけにしておきました。 女性にはカンボジアシルクのスカーフが人気、デザインがよくて上質なのはタイ製、ミドルクラスがカンボジア製と考えていいとは『岡本課長』のアドバイスでした。 ここでは交渉によっては1ドルから、どちらの国製でもなく、素材もタバコの火を近づけて確認しないといけないような『シルク』もありそうでした。 私は観光を終えて次の拠点に向かうバスに乗り込む前に、この少年から。 竹のカスタネット、上下に振ると乾いた素朴な音がします。 乗るバスがベトナム人のツアーですから、売りに来たこの少年もカタコトのベトナム語ができました。 提示された金額もベトナムの通貨、竹笛が3万ドンでカスタネットが2万ドンです。 椰子の葉で編んだ竹笛のケースも、姪っ子の絵の具筆入れに利用できそうでした。 「ツーダラー・ハーフ!」 「(カンボジア)リエルでは?」 「1万リエル!」 おお、よくできました、私でさえよく混乱するのに。 「500円!」 「何でやねん!」 どうやら為替の概念ではなく、商品に対して各国の通貨価格を覚えているようでした。 声をかけてきた少年に反応した時点で私の負けは明らかです。 一番有利な米ドルで支払うことにしました。 ところが『ハーフダラー』がありません。 「カスタネットをもう1個買ってくれたら、3ドル(にするよ)!」 このスカーフ、男性の鉢巻にも使われます。 まだ試したことはありません、三つに折りたたんでノートPCのカバーとして使っています。 |
隣のCAMBY
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周壁を抜けると第一回廊まで石畳の参道が続きます。 毎回遅れるわがツアーのグループからも大きく取り残されたので急ぎ足、すぐに追いつきました。 これは北側の経蔵。 南側の経蔵。 ツアーガイドの『岡本課長』が旗を持って、南側の経蔵にみなさんを案内します。 「あなたは、向こう(北経蔵)の方がいいでしょう。理由は、行ったら分かると思いますよ」 私がひとりで?分かる? 南側の経蔵付近には水はなかったはず。 逆さのパルミラ椰子を記念撮影してから、北経蔵に向かいました。 案内者なしには慣れていますから、好きなところを見ればいい。 『岡本課長』は、私に何を勧めてくれたのでしょう。 観光客は、私以外にふたりだけでした。 ぐるりと中を見て回っても、経蔵には大好きなテーヴァダー(女神)はおられません。 この経蔵の修復工事は、日本政府が受け持ったとあります。 入り方を間違えて、帰りに気づくことだってよくあります。 『岡本課長』のお勧めとは、このことだったのだと思いました。 ここだったんですね、感謝。 「どうでした?いい物を見ましたか?」 「はい、ありがとうございます」 日本人ではないと思ったからです。 |
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朝の散歩から戻ったホテルです。 ここは日本人御用達ではなさそうでした。 でも、私の旅行には珍しく、星が三つもついたホテルなんです。 個人旅行でもツアー並み料金になるホテルがたくさんあると、ありがたいんですけどね。 わが角部屋からの光景を、パノラマ写真にしてみました。 右下の虫めがねマークで、拡大することができます。 角度はほぼ200度ぐらいでしょうか、山影はほとんど見えません。 まだこの辺りには洪水は及んでいませんでした。 ただし、この時には。 星が三つにしては、ベッドが小さかった気がします。 1泊20ドルのほうが、大きかった。 調度は、まずまず。 何に喜んだのかは、最後に。 中庭にはプールがあります。 子供用でした。 水着は、どこに行くにも準備しているんですけど。 エレベーターホール。 タバコは私の立っているところでしか吸えません。 エレベーターの両側には、それぞれ木彫りのテーヴァダーが安全を祈ってくれているようです。 初登場です、料理長をしている義弟。 「キモノ!キモノ!」と、子供みたいにはしゃいでおりました。 ちゃんと教えても2〜3歩あるけばこの通り、前がはだけてしまいます。 本人が喜んでいるのに冷や水かけるようなことはいたしません、帰ってこの写真を奥さんに見せれば判ることです。 トラベル・ハイど真ん中の、含み笑いに見えました。 |
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小さくしか撮れなかったこの道路標識は黄色だから注意の標識、これはたぶん注意する対象はさまざまでも方式は世界標準だと思います。 イラストは牛です。 もちろん野生の牛が道路に現れるわけではありません。 こうやって時々道路を横断したり、端っこを歩いていることがありますよとの警告の意味です。 きっと浸水した土地から避難させているのでしょう。 庭先にいた牛たちのそばまで、水は迫ってきていましたから。 本来は、高床式住居の下に家畜は飼われています。 そこが浸水すれば、少しでも高いところに移動するのは当然。 中学校の校庭にも、すでに水が来ていました。 教室、だいじょうぶでしょうか。 今は休校にされているそうでした。 それでも学校は開放されています。 みんな私服ですから、友達と遊びたいから学校まで来たのかもしれません。 |
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アンコールワットについては、ほとんどのみなさんが中央祠堂にしか触れておられません。 私は環濠の参道を渡り終えるとすぐの周壁に彫られた女神、テーヴァダーたちをお届けします。 なぜ、一部だけが光っているのでしょうね。 これはアプサラダンスと呼ばれるもの。 少し見学通路を離れると、きれいなまま残されています。 私が持ち帰りたい誘惑に駆られたものが、この中にあります。 右の男性は彫刻の大きさを知っていただけるだろうと入っていただきました、持って帰りたかったのはこの方ではありません。 念のため。 道草をしてしまったので、ツアーの一行にはずいぶん遅れてしまいました。 遠くに『岡本課長』が見えたので、だいじょうぶです。 |




