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久々に兄貴に会った。
相変わらず話題はビジネスや投資の話。
面白いような気もするんだけど、数字が出てくるとチンプンカンプン。
「スリーハンドレッドミリオン…?ゼロいくつ??」
って聞いてたんだけど、だんだんワケ分からなくなって「たくさんのお金」ってことにして、数字のところは聞き流すことにした^^;
うむー。
兄貴は色々頑張ってて、大変なことは分かる。
だけど話す相手が美学生じゃぁ……物足りないだろうね、ゴメンよ!
私はビジネスなんて触れたこともないし(仕事はしてたけどさ)、経済の勉強なんて…一応「デザイン経営論」とか「デザイン・マネージメント」とかの単位はとったけど、なぁ〜んにも覚えてないもんなぁ。
それでも私なりに話を合わせているのだけど、大抵「オマエは金の力を知らないだけだ。」って言われて終わる、ガーン。
どうやら、私が「金なんて興味ないね。」って言っているように聞こえるらしい。
私はただ「ハイリスク・ハイリターン」より「ローリスク・ローペイ」の方が、気がラクだって言ってるんだけどな。
「金があれば…この前、インド行ってただろう。
オマエみたいに、エア・インディアのエコノミークラスじゃなくて、シンガポール航空のビジネスやファーストで行けるんだぞ。
ちゃんとしたホテルに停まれるし、変なリクシャーと交渉しなくても、きちんとした専用車で回れるぞ。」
まぁ、確かにエア・インディアのエコノミーは、快適というには程遠かったけど、エア・インディアにはエア・インディアなりの楽しさがあったんだけどなぁ。
ホテルなんて寝るだけだから、ホットシャワーと安全さえあればそれでいいし。
危ないアグラでは専用車を使ったし…だけどね、やっぱり「変なリクシャーとの交渉」も、旅の醍醐味だと思うんだよね。
デリーで専用車使わなくって良かった!やっぱりリクシャーに乗りたいよね!!
って思ってるんですけど…。
そんな風だから、話がかみ合わない…。
そんな私の性格も兄貴はお見通しで、今回は別の方向から攻めてきた。
兄貴は、周囲から「金の亡者みたい」に思われているけど(そう思われる理由は兄貴にあると思う)、読書好きだったり、歴史や哲学、芸術にも興味があったりして、本当は文学青年…いや、オジサンなのでは?と思う…本人は認めないけど。
そんな兄貴が、相変わらず「ローリスク派」の私を説き伏せようと
「金があれば、さっさとリタイヤして、好きな本をのんびり読んだり出来るぞ。」
って言った。
うぅ…チョットこの言葉には気持ちが揺らいだよ。
「それは良いかも!」
って^^;
でも、ふと思った。
(シンガポールでは)大学教授の給料はそんなに高くないらしいけど、好きな本読んで、研究して…後ろ指差されるどころか、給料も貰えちゃう。
これ、良いんじゃない?
「兄貴、大学教授はチョイスになかったの?」
「嫌だよ、教えるのメンドウじゃん。」
ウソツケ!……趣味で英語や中国語の先生してたくせに!!
兄貴の性格からすると、先生は向いてたような気がするんだけどなぁ。
まぁ、やっぱり「給料が嫌」なんでしょうけど。
「兄貴の話を聞いてると、兄貴のお母さんはエライよなぁ〜って思う。」
「はぁ?」
兄貴の父親は低学歴者なんだけど、ビジネスで成功して、2人の子供を国立シンガポール大学に行かせ、兄貴の妹は修士号をとって今では公務員。
ソコソコ良い給料もらってるみたい。
「…だけど兄貴は、ちゃんとお父さんを尊敬してるよね。」
「そう、だって彼は立派なビジネスマンだよ。」
「どうしてか分かる?
お母さんがちゃんと、そういう風に教育したからだよ。
そうじゃなきゃ自分のことは棚に上げて『アイツは低学歴だ』とかいう息子に育ってたと思うよ。」
「ははは…日本人的だね。
オレが彼を尊敬するのは母親のせいじゃなくて、文化だよ。
『大金を稼ぐ=エライ』、それだけのこと。
学歴なんて、金がついていかないようじゃ意味なしだよ。」
…てなわけで、相変わらず兄貴との会話は平行線。
たぶん、このまま一生平行線。
兄貴の価値観を変えたいとは思わないけど、一度「目から鱗…」みたいにガツン!っと言ってみたい。
けど、なかなかその案は浮かばず…。
「オヤジは今のビジネスで成功するまで、たくさん失敗もしてきてるんだよ。」
いろいろ話を聞いていると、お母さんが兄貴を妊娠したぐらいから運がめぐってきて、今の成功に至ったらしい。
「きっと責任感がお父さんを強くしたんじゃない?」
「どーだろうね〜だけど、いろんな人に『嫁と息子が幸運を運んできた!』って言われたらしい。」
「兄貴も結婚してみれば?奥さんが幸運を呼ぶかもよ。」
「呼ばなかったらどうするんだよ!
息子が『いつかお父さんが成功しますように…。』って祈ってる姿なんか、見たくないぞ!」
それは確かにみたくない!!
「オヤジの分までオレが…」ならともかく「お父さんが成功しますように…」って、辛いなぁ。
それにしても…兄貴も妄想しすぎじゃないの?
だから、やっぱり兄貴は「文学おじさんの方が合ってる」って思うんだよなぁ。
兄貴にガツン!と言うには、私は私のスタンスを変えないまま兄貴より大きな成功を修めることかな?
見てろよ、兄貴……フフフッ。
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