ゲームと共にある日々

セガレトロゲーマーの戯言。メインページ→http://segabit.g1.xrea.com/


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先月末に発売となりましたアーリーセガパーフェクトカタログ、マスターシステム超大好き人間の私としては到底無視する訳にもいかず、速攻で購入してしまいました。セガ8ビットハードメインのカタログ本で、しかもあのメガドライブ本としては最高傑作との呼び声も高いメガドライブパーフェクトカタログの、パーフェクトカタログシリーズ続刊となれば尚更です。

ところがいざ購入して中を見てみると・・・かなりガッカリな本だったのです。ええもうツイッターでクソミソに呟いちゃいましたよ思わず。期待が大きかった分、ハズレだった事のショックも大きくて。で、ツイッターでは呟き切れないと判断し、現在このレビューブログ書いてる訳ですよ。本当はここで絶賛して「みんな買え!」で締める内容にしたかったんですけどね。先ずは結論から書きましょう。この本を一言で表現するなら、「素材としては最高、本としては最低」です。

まず素材、つまり紹介している資料自体は非常に素晴らしい物なのです。掲載している写真も資料も貴重な物ばかり。セガAIコンピュータの写真や機能解説なんて、恐らく今後発売されるゲーム系資料本などには絶対掲載されないでしょう。流石ディープコレクターに資料提供を依頼しただけの事はあります。

ソフトレビューも、メガドライブパーフェクトカタログのコンセプトに準拠しており、特段絶賛するでもこき下ろすでもなく、まして現在の中古価格が云々といった余計な情報を記載する事も一切無い、あくまでカタログ的な紹介文として書かれているので安心して読め、非常に好感が持てます。こういうソフトレビューって、意外と書くのが大変なんですよね。

また、メガドライブパーフェクトカタログでも掲載されていた、海外ソフト紹介のページの充実ぶりも流石の一言です。レビューしているタイトルのチョイスも、名作とされるタイトルはほぼ抑えられており、読み応えがあります。そして、何と言っても圧巻なのが全世界ソフトリスト。本当に、よくここまで調べたなと感心するばかり。海外ソフトについてそれなりにディープな所まで情報収集していた私ですら知らない情報まで載っています。コミカルマシンガンジョーはオフィシャルでは日本以外では発売していないと思っていたら、まさか台湾マスターシステム版が存在していたとは!

以上の様にアーリーセガパーフェクトカタログは、非常に素晴らしいセガ8ビットハードのカタログ本です。皆さん買いましょう・・・で締めたかったんですよ本当に!これだけ素材が良いのですから!それを・・・それを何故自らの手で台無しにするかなあ前田さん!?では、何故「本としては最低」なのか、それは、この本が持つ2つの大きな問題が原因なのです。

まず一つ目は、掲載されているSG・セガマーク3ソフトの発売日のデータです。ズバリ書いちゃいますと、これ間違いだらけです。厳密に言えば、極めて信憑性が低いデータです。何故か?それについて説明する前に、まずアーリーセガパーフェクトカタログの31ページ目の解説文を一部引用させて頂きます。

当時のセガはアーケードゲームが事業の柱であって、家庭用ゲーム機ビジネスについては新参者。当然玩具流通や小売店へのコネクションもなかったため、「発売日前の注文営業」→「生産数の決定」→「発売日に間に合うように一斉発送」という手段ではなく、注文が来る都度にセガが直接卸していたことが理由であった。

つまり、SG・セガマーク3時代のセガは、事前に正確な発売日という物を全く発表しておらず、言わば「卸問屋から小売店に届いて初めて店頭に並んだ時が一応の発売日」となっていたのです。現代は事前に発売日が発表するのが最早常識とさえなっていますが、そうなる為にはゲーム専用の流通網が確立しているか、或いはメーカーからのダイレクトセーリングがなければ不可能。では、セガにそれが可能となったのはいつ頃だったのでしょうか?実は1988年頃。セガマーク3時代の末期、メガドライブの発売年になって漸くの事だったのです。もし、お手元にセガのゲームの情報が掲載されている昔のゲーム情報誌が御座いましたら一度ご確認頂きたいのですが、1987年まではセガソフトの正確な発売日は殆ど掲載されていない事がおわかり頂けるかと思います。あ、一応セガの名誉の為に追記しておきますが、当時この様な販売形態だったのはセガのみに非ず、他のコンシューマゲーム機メーカーもほぼ同様で、やはり正確な発売日は確定が困難で、唯一確定していたのは、創業から一世紀近い歴史を誇り、当時から流通網の整備もコネクションも完璧だった玩具メーカーの老舗が発売したハードとその対応ソフトのみです。ええ、それが任天堂のファミリーコンピュータなのは言うまでもありませんね。

要するにセガマーク3時代のセガソフトには、正確な発売日という概念が殆ど無かったのです。ところが、アーリーセガパーフェクトカタログには、発売日のデータが掲載されています。え?何故?これ何処情報?実はこれ、セガの公式サイト「セガハード大百科」から引用しているのです。セガの公式サイトのデータなら信憑性あるのでは?と思うかも知れませんが、そもそもセガの公式サイトに発売日の情報が載る事自体おかしいのです。ここまで説明した通り、末期のタイトル以外はセガマーク3ソフトに発売日の概念が無く、正確な発売日の資料が存在する筈が無いのですから。

では、一体そのデータは何処から引用していたのでしょうか?実はこれ、ネット上の拾い物だったりします。マスターシステム系の個人サイトが纏めたデータベースから拝借しているのです。公式がやる事としてはお粗末な話ですが、事実なのですから仕方ありません。資料が無いならある所から探せ、という意味ではまあアリと言えますし。では、このデータベースはどの様に生み出されたのかと言いますと、マスターシステムファン同士の情報交換による物だったのです。ある者はゲーム情報誌から引用し、ある者は当時の淡い記憶を呼び起こし、またある者は玩具の卸問屋業を営んでいた父親から過去の入荷予定表を拝借し・・・と、各々様々な情報源を駆使して作成したデータだったのです。厄介なのは、ここで情報源に間違いがあったり単純な記述ミス等があって誤りのデータを記述してしまったとしても、それが本当に間違いであるのかという裏付けが取れない事です。そりゃそうですよね。元々根拠の薄い情報なのですから。結局のところ、合っていようが間違っていようが「書いたもん勝ち」になってしまうのです。そんなデータを公式が引用し、あろう事かアーリーセガパーフェクトカタログにも載ってしまったという訳なのです。するとどうなるのか?時として絶対に有り得ない矛盾が生じてしまう事があるのです。

一例を挙げてみましょう。ファンタジーゾーン2はセガ公式及びアーリーセガパーフェクトカタログでは、発売日が1987年10月17日となっています。しかし、実際にはこれは8月発売なのです。少なくとも10月17日発売である事は絶対に有り得ません。何故か?では、その根拠を示す画像を以下に掲載します。

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これは、Beepの1987年11月号に掲載されていた、読者投稿の裏技コーナーです。Beepは毎月8日に発売されていた月刊誌でしたので、この号は1987年10月8日に発売された事になります。さて、この時はファンタジーゾーン2の裏技特集が組まれていました・・・おかしいですね。10月17日発売の筈のファンタジーゾーン2の裏技が、どうすれば10月8日発売のBeepに載るのでしょうか?投稿者は全員予知能力者とでも?

こんな有り得ぬ状況をも生み出す可能性のあるデータを、公式サイトだからと言って安易に採用し、新たに書籍というメディアでバラ撒いてしまった罪は決して軽くありません。しかも、事情を知らずに載せてしまったというのならまだしも、前述の引用文がアーリーセガパーフェクトカタログからである所からもわかる通り、メーカー側に発売日の信頼性のある資料が存在しない事情を知っていながら掲載しているのです。パーフェクトカタログを名乗る以上少しでも完璧なデータベースを載せて然るべき、という事でしょうが、だったら全ての発売日データを見直し、キッチリ裏付けを取った上で正しいデータを載せるべきでしょう。それが出来ないのであれば、その事情を説明した上で、発売日データを一切載せないという判断も必要だったのではないでしょうか?読者の立場からすれば、いくら各タイトルのデータベース項目が充実していようとも、そのデータがいい加減だったら迷惑この上ありません。

もう一つは、既に散々話題になっている誤植のオンパレードです。これだけのボリュームの本なのですから、誤植はある程度覚悟はしていましたが、それにしても酷過ぎます。中でも特に酷いのがやはり何と言っても、複数箇所に渡って「ゲームギア」の表記を「ゲームボーイ」と誤って表記していた事でしょう。よりによって何故こんな誤植を?セガハード関連の本では完全に「アウト!」な誤植ですよ。どれだけチェック体制を甘くすればこんなミスを見逃す事が出来るのでしょうか?

あと、謝罪文が公開されていましたが8ページ目と9ページ目がメチャクチャになってます。これもかなり酷く、本来なら返品・交換に応じなければならないレベルと言ってもいいかも知れません。

他にもまだまだあります。取り敢えず上記以外で、現時点で私が発見した誤植を以下に書き連ねていきます。

・付属の帯のSGソフトのタイトル数の誤り。×72→◯74
・19ページのハンドルコントローラ対応タイトルリストに、非対応のズーム909がある。
・67ページのFMサウンドユニットの対応タイトルリストに、マスターズゴルフとどきどきペンギンランド宇宙大冒険が無い。
・69ページのパドルコントロール対応タイトルリストに、ウッディポップが無い。
・74〜75ページのコラム中の雑誌名記述ミス。×BEEP→◯Beep
・セガマーク3ソフトカタログ中のROM容量表記の記述ミス。ロッキー及びエンデューロレーサー。×1M→◯2M
・セガマーク3ソフトカタログ中のFMサウンドユニット対応表記の記述ミス。マスターズゴルフ及びどきどきペンギンランド宇宙大冒険。×非対応→◯対応、アルゴスの十字剣及びファイナルバブルボブル。×対応→◯非対応
・95ページの発売予定だったと思われるタイトル中の誤り。×スーパーテニス→◯テニスエース
・101ページのアレクシノビワールドの画像が、アレクミラクルワールドになっている。
・109ページのギャラクティックプロテクターは本来日本発売のみだが、ヨーロッパでも発売となっている。

改めて書き連ねてみると結構ありますね・・・探せばまだまだありそうで怖い・・・。

繰り返し書きますがアーリーセガパーフェクトカタログは、素材は本当に素晴らしいのです。これだけ貴重な資料が掲載されている本は滅多にないと思います。しかしそれ以外の要素が、その素晴らしさをブチ壊しにしてしまっているのです。例えるならば、素材も調理方法も徹底的に吟味して、最高に美味しく出来上がったカレーに、最後の最後で食卓塩をひと瓶丸ごとブチ込んだ、そんな本になってしまったのです。出来れば再販でも構いませんので、改訂版を発売して頂けないでしょうか?話題に上がるのが「ビデオゲームパック」ではなく「ゲームボーイ」というのはあまりにも悲し過ぎます。これでは資料提供して下さったコレクターの皆様に対しても失礼だとは思いませんか?是非是非、前向きにご検討頂きたく存じます。

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1月の散財報告 ケータイ投稿記事

ゲームソフト購入金額:26972円
ゲーム関連商品購入金額:2500円

計:29472円

翌月繰り越し:▲9472円

去年に引き続き今年もマイナスからのスタートです。だ、大丈夫……だよね?

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1月の購入物 ケータイ投稿記事

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さあ今年も始まりました……って、いきなり多くないか?

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新年のご挨拶

年末年始に色々ありましてすっかり遅くなってしまいましたが、漸く新年のご挨拶。

明けましておめでとうございます。

昨年は見た目上では正直あまり大きな動きはありませんでした。ソフトのバージョン違いを発見した事によるパラレルワールドの更新と、リンク集にリンク先を追加した程度に留まりました。しかし、実際には大きな変化がありました。3月に終了とのアナウンスを受けて行った、20年近くお世話になっていたジオシティーズからの移転です。そういう意味では、昨年は当HPの転換期とも言える年だったのではないでしょうか?

転換期と云えば、今年は既に確定している更新があります。まずは今月末。Wiiのバーチャルコンソールが終了する事に伴うアナザーワールドの更新です。リストからタイトルが大幅に消滅してしまいます。次に3月末。前述したジオシティーズ終了に伴い、移転せずに消滅してしまったHP先のリンクを、リンク集から削除する更新もあります。前者は仕方ないにしても、後者は・・・移転して残して欲しいな・・・管理人の皆様宜しくお願い致します。

そして、実は密かに挑戦し続けていますF-16ファイティングファルコンの攻略。ですが相変わらずレベル4が全くクリア出来る気がしない・・・誰か攻略動画上げてくんないかな・・・。

最後に恒例の目標です。去年がかなりいい感じでしたから、今年こそは行けそうな気がする!という訳で今年も目標はコレ!

ゲームにかけるお金を月二万円以内に収める!

無論ルールはこれまでと同様です。今年はなるべくセガ系のアイテム購入に限定しようかな。

そんな訳で、本年もSG−Peopleを宜しくお願い致します!

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12月の散財報告 ケータイ投稿記事

ゲームソフト購入金額:52010円
ゲーム関連商品購入金額:8172円

計:60182円

年間支払総額:364539円

年間目標超過額:124539円

そんな訳で2018年の年間集計結果ですが……おおおおお!何と2017年よりも10万円以上も減っている!しかもこれは、この集計を初めて以来最少の年間超過額!凄いぞ!それでも月額平均3万円以内にも収まってないけどな!

年々確実に目標に近付いています。今年こそは!

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