超越論的人生論―いかに生くべきかを問う人生論ではなく

人生いかに生きるべきかを問うのではなく、なぜ私の人生が始まっているのかを問う人生論。

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オリジナル論理問題25

次の文はサプリメントの新聞広告のキャッチコピーである。

   A:「元気な人は、コラーゲンを飲んでいる」

これよりも次のようなコピーのほうが直接的で訴求力があると考えらえる。

   B:「コラーゲンを飲んでいる人は、元気である」

しかし、なぜ広告制作者はBではなくAの文言にしたのか推測される理由を述べよ。


解説と解答

まずこの広告の背景には、医薬品ではなく食品であるサプリメントは法律によって効能効果をうたってはならないということがある。このことを押さえたうえでこの設問を論理問題として考えてみよう。

B「コラーゲンを飲んでいる人は、元気である」という文は「AならばB」という条件文とみなせる。この意味は「Aであるならば例外なく必ずBである」ということだ。つまりBは「コラーゲンを飲んでいる人は必ず元気である」と言っている。言い換えれば「コラーゲンを飲めば誰でも必ず元気になる」ということを主張していることになる。これほど強い効果効能の主張があろうか。医薬品でさえも「誰でも必ず」という効能効果はありえない。この文言Bが法律に違反しないはずはない。

それに対してA「元気な人は、コラーゲンを飲んでいる」はどうだろうか。これも条件文とみなせる。これを条件文らしく言い換えれば、「元気である人ならば誰でも必ずコラーゲンを飲んでいる」ということである。これが事実であるかどうかは大いに問題があろう。

しかし薬機法(旧薬事法)には抵触しない。元気な人がコラーゲンを飲もうが飲むまいがこの法律は関知しないからである。よってコラーゲンの広告コピーAは法律に違反しない。しかも、AはうっかりするとAの逆命題、「コラーゲンを飲めば元気になる」(つまりB)と主張しているかのように早合点させてしまう可能性があり、広告としても「効能効果」があるのだ。




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