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人やペットの麻酔薬として普及している医薬品
「ケタミン」を国が麻薬に指定する事を決めました。
「合法ドラッグ」としての乱用防止が狙いですが、獣医師からは
「悪用者のとばっちりだ」と不満や戸惑いの声が上がっています。
去勢・避妊手術費用の値上がりが予想され、ペット愛好家にも
影響が出そうです。
ケタミンは、人の手術や検査等に使用され、緩和治療のペインクリニック
でも多用されている全身麻酔薬です。
副作用が少なく、数十分で覚醒すると言う特徴があります。
筋肉注射も可能な為、暴れる動物の去勢・避妊手術やレントゲン撮影などにも
広く使用され、獣医師の間では「常備薬」となっています。
しかし、その頭文字から「スペシャルK」「カット」などと呼ばれ、
欧米では若者の「クラブドラッグ」になっており、
アメリカやフランス、中国では麻薬指定されています。
麻薬指定されると、製造から販売までの関係者すべてが麻薬取扱い免許が
必要になります。この為、ケタミンの約9割を生産・販売している
三共ライフテックは「免許をもつおろし御者が少なく、従来の流通体制が取れない」
として、指定後の製造を中止する事を決めています。
また、人間の病院ではモルヒネなどの麻薬の取扱い免許を持つ医師は
多いですが、全国に1万ケ所あると言われる動物病院では、数百人程度しかいないと
言われています。その上、保管にも厳重な管理が必要となります。
今回の決定に関し、日本獣医師会は「不正ドラッグは病院から
流れたものではない。麻薬指定で動物医療の現場が混乱する。」
として、少なくとも1年間の猶予を求めています。
こうした声に厚労省監視指導・麻薬対策課は「獣医だけ例外にすれば、
そこから不正流用が起きる。メーカーには安定供給を求めている。」
としています。
本当に官僚と言うのは対症療法というか、目先の事にしか
頭が回らないみたいですね。
確かに不正ドラッグで、若者が危険に晒されているのでしょうけれど、
だから禁止しましょうと言うのは余りにも安直すぎます。
そりゃ麻薬指定すれば不正ドラッグに流れる量は減るでしょう。
しかしこれによって新たな問題が発生します。
今でさえ、去勢や避妊手術に数万円が掛かっているのに、
ケタミンが麻薬指定されたことによってコストが上昇します。
こうなると増々手術費が上がり、手術を受けさせない飼い主も
出てくるでしょう。
そうなると思わぬ妊娠で望まれずに産まれてしまった動物が
捨てられてしまい、野良になります。
そうなるとまた無駄に死んで行く命が増えてしまう事になってしまいます。
そこら辺が分かっているのでしょうか。
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麻薬か治療薬か。難しい問題だ。これを決める方々,使う方々の心一つですね。
2006/1/24(火) 午後 3:11 [ kom*o*13 ]
そうですね。しかし、無くなると確実に困る人がいるんですよね。 それをどうするかを考えずに一方的に決めてしまうのは如何なものかと思います。
2006/1/24(火) 午後 5:39