日出づる処の御国を護り、外国までも率いん心

東日本大震災犠牲者のご冥福を祈ると共に、我が国の復興とさらなる発展を誓います。−護り続ける。護り切るから。

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 再三繰り返す通り、「原理主義」ってのはある種の「馬鹿」だ。だから、「脱原発原理主義」が「馬鹿」なのは当たり前だ。

 さらには、如何に美辞麗句を飾ろうとも、所詮「評論家・傍観者」の域を出ない/出ようとしないのが新聞・マスコミ・ジャーナリズム(の大半)なのだから、「民意」だの「世論」だののお墨付きを得て「脱原発原理主義」全開の主張を振りかざし、公言・断言するのも「大いにあり得る事」。事実、東京新聞も、下掲毎日新聞も、「脱原発原理主義」を大上段に振りかざしている。

 だが、一頃ほどには「大上段ではなくなった」様だ。

【毎日社説】:再生エネルギー 世界の潮流に遅れるな   
毎日新聞 2015年03月12日 02時31分

【1】 福島第1原発の過酷事故は、「安全神話」を打ち砕いた。地震国日本と原発は共存が難しい。再生可能エネルギーを増やし、省エネを進め、原発に依存しない社会を作っていこう。多くの人が真剣にそう願った(*1)。

【2】 それから4年。国民の願いは変わらないのに、政府はあの過酷事故を忘れたかのようだ。1月から始まった「電源構成」の議論でも、原発の維持が優先されている。これでは国民の願いに沿ったエネルギー改革はおぼつかない(*2)。

【3】 今、世界の潮流は再生エネの拡大に向かっている。欧州はもちろん、中国の伸びも著しい(*3)。それに引き換え日本の風力導入量は世界19位。太陽光は急速に伸びたものの、買い取り停止問題をきっかけに、固定価格買い取り制度(FIT)が変更され機運がそがれている(*4)。

【4】 このままでは日本は取り残され、ビジネスチャンスも失ってしまう。今こそ新しい時代を見据えて意識改革を進め、原発と火力を中心としてきた過去の制度やインフラなどを抜本的に見直すべきだ(*5)。

【5】 短期的にはFITを失速させないことが重要だ。太陽光は供給過剰を理由にルール変更されたが、これは「既存の原発がほとんどすべて稼働する」という非現実的な前提に立っている(*6)。電力会社間の電力のやりとりも、制度上、再生エネが後回しにされている。「原発優先」の方針や、制度を見直せば、再生エネは十分に吸収できるはずだ(*7)。

【6】 一方で、太陽光だけに偏らず、風力や地熱などの成長も後押ししなくてはならない。電力料金上昇にも目配りが必要で、買い取り価格の適正な見直しは必要だ(*8)。

【7】 中長期的には電力自由化と発送電分離に注目したい。既存の電力会社が送電網を独占できなくなり、再生エネの追い風にもなるだろう。欧州で再生エネの導入が進んだ背景には電力自由化もあったと考えられる(*9)。

【8】 再生エネについては、太陽光や風力が多く入ると系統が不安定になり、停電を招くという見方がある。欧州は送電網でつながっているため全体で調整できるが、日本はそうはいかないという議論もある。

【9】 しかし、こうしたことが問題になるのは再生エネが増えてからで、まずは増やすことが優先だ(*10)。これまで分断されていた送電網を広域運用することによって、送電網がつながっている欧州と同様の効果も生まれるはずだ(*11)。

【10】 再生エネの増加に伴い国民の負担が増える部分もあるだろう。それをどう解決していくかを考えるためにも、原発減少を前提としたエネルギー改革の具体像を描き出すことが大事だ(*12)。「原発維持」対策に頭を絞っている暇はない。


<注釈>


(*1) 「願い」で、節電なら出来るだろうが、発電は出来ない。 

(*2) 「願い」では1kwも発電できないから、な。政府には「エネルギー政策」を実施し、電力を安定供給する責任がある。 

(*3) 原発大増設計画中の中国ですが、何か? 

(*4) 火力原子力の3倍の高価買取制度だが、発電量の数%ですら制度として維持し難い。「固定価格買い取り制度(FIT)が変更された」のは、その高コスト故だ。

(*5) 「抜本的に見直す」ならば、電力配給制だってありだ。何だってできるだろうな。
 だが、原発火力が中心なのは、その発電量の多さと可制御性の高さ故だ。発電量出来高払いで稼働率の低い再生エネでは、逆立ちしなけりゃ太刀打ちできないさ。
 ここで「逆立ち」と言うのは、「電力配給制による統制経済」ぐらいの「荒業」だ。その「荒業」とて、外国での採用は期待し難いから、「国内自然エネ市場を開拓する」だけだが、な。 

(*6) 非現実的なのは、「稼働率1〜2割の自然エネを電力として当てにする」方だ。太陽光や風力による発電には、バックアップとしての火力・原子力・水力が不可欠だ。 

(*7) 馬鹿抜かせ。再生エネなんざぁ、火力原子力のバックアップが無ければ、発電力として全く当てにならないのに、「再生エネで原発代替」なんざぁ、出来る訳が無い。それこそ「再生エネ優先」であり、脱原発原理主義だ。 

(*8) 露骨な「アリバイ作り」だな。「目配り」も何も、現状でも「火力原子力水力の2倍以上の高価格」なのが「再生エネ発電」だ。「再生エネ発電の比率が上がれば、電力料金も上がる」のは、理の当然。しかも「冷たい計算式/推算式」シリーズで再三指摘した通り、稼働率は太陽光で1割、風力で2割だ。

 
(*9) おいおい。「電力不足したら、外国から輸入出来る」発達した国際的送電網と、フランスの原発を忘れるんじゃない。罰が当たるぞ。 

(*10) それこそ、本末転倒だ。エネルギー政策は、先ず第一に電力を安定供給するのが目的だ。

 
(*11) 電力が余って居なければ、廻しようが無かろうが。 

(*12) 「欲しがりません、勝つまでは」って精神論と、何が違うんだ?
 第一、「原発減少を前提としたエネルギー改革の具体像」なんて、「未だ描けていない」と、毎日新聞自身が認めているではないか。
 描けるものなら、描いて見せやがれ。 

「アリバイ作りに頭を絞っている」暇はある様だな

 さて、如何だろうか。

 
 私(ZERO)が本記事冒頭部分で、「一頃ほどには「大上段ではなくなった」様だ。」とした理由がお判りだろうか。

 まあ、タイトルと章題でネタばらしになって居るようなものだが、上掲毎日社説パラグラフ【6】【8】【10】自然エネルギー発電の問題点に、些かながらも触れているから」。「高い発電コスト」も「不安定な発電力」も「西欧のように不足電力を輸入で補う訳には行かない」も、触れられてはいる。

 だが、結論は、パラグラフ【10】

 
1〉 再生エネの増加に伴い国民の負担が増える部分もあるだろう。
2〉それをどう解決していくかを考えるためにも、
3〉原発減少を前提としたエネルギー改革の具体像を描き出すことが大事だ。
4〉「原発維持」対策に頭を絞っている暇はない。

…まあ、絶句するしかないかな。

 「原発維持対策に頭を絞る」必要なんざぁ全く無い。エネルギー政策の本質である「電力の安定供給」の一言で済む。

 その「原発維持・再稼働」が「国民の願い」だか「民意」だかに「反する」のであれば、それこそ正に「”国民の願い”や”民意”でエネルギー政策を決める事が誤りである」証左だ。「原発減少を前提としたエネルギー改革の具体像」とやらを、現時点では「描けておらず」、恐らくは「見通せる将来にわたって描けない」以上、左様な”国民の願い”や”民意”は無視してエネルギー政策を立案・実施するべきである。でないと、そもそも、「エネルギー政策」にならない。

 ああ、ドイツが”国民の願い”だか”民意”だか”倫理”だかに従って「脱原発を決めた」のは事実かも知れない。

 だが、ドイツが(図々しくも呑気にも)「脱原発を決められた」のは、電力輸入を可能とする西欧”国際”電力網とフランスの原発のお蔭で、日本では実現しない。第一、そのドイツの原発は、未だ稼動中だぞ。

 まあ、「言い訳とアリバイ作りを始めた」という事は、毎日新聞の脱原発原理主義も、幾らか頭が冷えて覚めて来た、という事だろうか。

 ついでだ。「原発減少を前提としたエネルギー改革の具体像」とやらを、他人任せにせずに自分の頭で考えて御覧な。そういつまでも「脱原発原理主義」では、いられなくなるぞ。

 まだ、真面にモノを考える力が、残っているならば、だ・が・な。

私の原発推進論&自然エネルギー推進論






① エネルギー政策の目的は、見通せる将来に渡って「電力の安定供給」である。電力を電力需要にあわせた必要充分な電力量を停電させずに安価に安定した電圧で給電する事である。

② 現時点においては大容量の電力を蓄電する技術はない。精々が揚水式水力発電の上の方のダムに水として蓄える程度である。また、将来的に大容量蓄電技術が確立普及したとしても、蓄電して取り出す電力には必ず損失が付きまとう。




③ 大容量蓄電技術が普及するまで、電力は、必要量に応じて発電し送電しなければならない。
 ④ 必要に応じて発電できる、制御可能な発電力は、火力、原子力、大分落ちて水力である。
⑤ 「再生可能な自然エネルギー」太陽光、風力、地熱、潮汐力などは、「態と発電しない」ことしか出来ず、原理的に制御不可能な発電力である。これは、発電コストが如何に安くなろうと変わりようが無い。




⑥ 従って、大容量の蓄電技術が普及するまで、「再生可能な自然エネルギー」は発電の主役たり得ない。
 ⑦ 少なくとも大容量の蓄電技術が普及するまで、発電の主役は、火力、原子力、大分落ちて水力である。これに付け加えられるとすれば、バイオマス火力発電ぐらいである。この中で原子力は、制御のレスポンスが鈍い恨みはあるモノの、比較的狭い敷地で大きな発電量を二酸化炭素排出なしで発電できる利点を持つ。また発電コストとしても、「福島原発事故に対する補償や対策を加味して漸く火力に負けるかも知れない」程度であり、水力に対しては依然優位である。


 ⑧ 従って、火力と原子力は共に不可欠な発電方であり、水力以外の「再生可能な自然エネルギー」の発電量は、全体の1割程度とすべきであろう。尚且つ我が国では、水力発電の開発が進んでおり、水力発電の劇的増加は望めない。
 ⑨ 以上から当然ながら、我が国に原発は不可欠である。我が国の現時点での脱原発なぞ、愚挙にして暴挙である。
⑩ ドイツやベルギーがお気楽に「脱原発」を実施できるのは、電力が足りなければフランスの原発から電力を輸入できるからである。これら西欧諸国の「脱原発」は、「ナンチャッテ脱原発」と呼ばれるべきであろう。


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閉じる コメント(4)

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ドイツはまだ原発が9基動いています。いつでも引き返せる体制を整えています。ドイツが脱原発したから・・・なんて真っ赤なウソです。

2015/3/18(水) 午後 11:36 [ 陸奥掃部助 ] 返信する

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> 陸奥掃部助さん 早速のコメントありがとうございます。

そうなんですよね。「原発稼働ゼロ」かつ「電力輸入の見込みなし」のわが国の方が、よほど「脱原発」なんてしにくいというのに、原理主義者ときたら…まあ、それ故に、原理主義なんですがね。

2015/3/18(水) 午後 11:44 [ ZERO ] 返信する

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コメント失礼します(* >ω<)
ふむふむ!と私にもあるある!と感じてしまうブログでした☆
私もあなたのブログを参考にしちゃいたいと思います♪
初心者なのでブログの感想とか知りたいので是非是非、見に来て下さいね♪ 削除

2015/3/19(木) 午後 6:51 [ ゆうママ ] 返信する

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> ゆうママさん コメントありがとうございます。

私(ZERO)の個性全開のブログゆえ、どこまでご参考になるか不明ですが、まあごゆるりとご覧ください。コメントはいつでもどこでも大歓迎です。

2015/3/19(木) 午後 10:28 [ ZERO ] 返信する

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