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【朝日社説】「エネルギー基本計画 めざす姿がずれている」
【朝日社説】「エネルギー基本計画 めざす姿がずれている」

05月26日朝日新聞デジタル朝刊連載:

社説(社説)エネルギー基本計画 めざす姿がずれている
2018年5月18日05時00分

【1】 新たなゴールをめざす動きが国外で広がるのを横目に、従来の道にしがみつく。大局を見誤っていると言うほかない。

【2】 新しいエネルギー基本計画の案を経済産業省がまとめた。「これまでの基本方針を堅持する」とうたい、今の計画を踏襲する内容だ。事業環境が厳しい原発や石炭火力を従来通り、「重要なベースロード電源」と位置づけた。

【3】 世界では、エネルギーの供給や使い方に構造的な変化が起きつつある。太陽光や風力などの再生可能エネルギーが化石燃料に取って代わる「脱炭素化」や、規模が小さい発電設備を蓄電池などと組み合わせ、効率よく地産地消する「分散化」など、影響は社会に広く及ぶ。

【4】 それなのに旧来の方針に固執して、変革に対応できるのか。世界の流れから取り残されないか。疑問や懸念は尽きない。

【5】 この計画案は認められない。

 ■電源目標は非現実的

【6】 基本計画は、エネルギー政策の中長期的な方向性を示すもので、政府が定期的に見直している。今の計画が閣議決定された14年以降、内外で起きた変化は枚挙にいとまがない。

【7】 再エネは技術革新とコスト低下が進み、先進国や新興国で普及が加速した。地球温暖化対策のパリ協定が発効し、温室効果ガスの排出が多い石炭火力は逆風にさらされている。原発は、福島の事故を受けた安全対策の強化などの影響でコストが上昇し、先進国を中心に退潮傾向が強まった。

【8】 ビジネスの動きも速い。投資や技術開発は、再エネと送電や電力制御、蓄電などの分野に集中し、巨大な市場が生まれている。日本は出遅れ気味だ。

【9】 それでも、経産省は「大きな技術的な変化があったとは思えず、大枠を変える段階にはない」(世耕弘成経産相)という。認識違いも甚だしい。

【10】 そもそもの誤りは、現計画の下で経産省が15年に決めた電源構成の目標を受け継ぎ、「確実な実現へ向けた取り組みを強化する」とした点だ。

【11】 この目標は、30年度時点で原子力と再エネがそれぞれ発電量の2割ほどを担うと想定する。原発は30基程度を動かす計算で、これまでに再稼働した8基を大きく上回る。多くの古い炉の運転延長や建て替えも必要で、専門家らから「非現実的」という批判が相次ぐ。一方、再エネは達成が射程に入りつつあり、目標値の上積みを求める声が与野党から出ている。

【12】 基本計画が描く将来像は内外の潮流から大きくずれており、変革期の道標たり得ない。まず目標自体を見直すべきだ。原発の比率を大幅に下げ、再エネは逆に引き上げる必要がある。

 ■原発のまやかし温存

【13】 個別の分野も問題は多い。

【14】 焦点の原発は現計画と同様、基幹電源として再稼働を進める方針と、「依存度を可能な限り低減する」という表現を併記した。しかし実際には、政権は再稼働に重きを置いている。なし崩しの原発回帰や、放射性廃棄物の処分問題や核燃料サイクルなどでその場しのぎが、さらに続くことになる。

【15】 政権は、原発を取り巻く状況や、再稼働反対が多数を占める世論の厳しさに向き合うべきだ。国民の目をごまかしながら原発頼みを続ける姿勢は、根本から改めねばならない。「依存度低減」を掲げる以上、その具体化を急ぐ責任がある。

【16】 再エネについて、「主力電源化」をめざす方針を打ち出したのは当然だが、計画が触れた具体策は、すでに検討されているものにとどまる。海外より割高なコストなどの障害を克服する「次の一手」が求められる。

【17】 これまでのエネルギー政策は「安定供給」を錦の御旗とし、継続性を重視してきた。ただ核燃料サイクルのように、失敗や不合理が明白でも認めず、路線を転換しない悪弊も目立つ。

【18】 今回の計画見直しでも、経産省は早々に「骨格維持」を打ち出し、議論にたがをはめた。発展途上の再エネには慎重な見方を変えず、多くの難題を抱える原子力や石炭に期待をかけ続ける姿勢は、惰性や先送り体質の表れではないか。

 ■新時代の展望を開け

【19】 将来を見通すのは難しいからこそ、多角的で透明性の高い政策論議が重要だ。すでに外務省は非公式の折衝で、再エネ比率の大幅な引き上げを求めたという。環境省も石炭の積極活用に批判的だ。省庁を超えて徹底的に議論しなければならない。

【20】 政治の役割も大きい。法律上、政府が基本計画を決めた後に国会は報告を受けるだけだが、十分ではない。専門家の意見を聞き、集中的に審議するなど、関与を強めるべきだ。

【21】 社会の活動や暮らしの基盤となるエネルギーの未来図と針路を描き直す。そのために必要な政策を練り上げる。持続可能で説得力のあるメッセージを国民に発しなければ、新しい時代の展望は開けない。

絵に描けもしない餅を,政府には「絵に描け」ってやぁがる。


 「脱炭素化」の本命は原発に他ならないし、発電量が制御出来ない太陽光や風力が化石燃料=火力に取って代わる事が出来るのは「電力が不足すれば外国から輸入出来る」ドイツなどの西欧諸国ぐらい。尚且つその有力な輸入元はフランスの原発だ。

 「私の自然エネルギー推進論」で随分前に論じた通り、太陽光や風力のような「発電量が制御出来ない再生エネルギーが発電の主体・主力・主役になるためには、高効率で大容量の蓄放電技術が不可欠」である。そんな技術が「夢の超技術」であることは当該記事を書いた数年前もいまも変わらない。

1> 「大きな技術的変化があったとは思えず、大枠を変える段階には無ない」(世耕弘成経産相)

と言う「経産相の現状認識」は、少なくとも一面「全く正しい現状認識」であり、朝日や東京新聞が吹聴する再生エネルギーのクリーンな発電で豊かな未来」の方こそろくに技術的裏付けの無い絵空事。単なるイメージでしか無い。

 ビジネスが「再生エネルギーにシフト」するのは、それが儲かるからだが、少なくとも我が国の「再生エネルギービジネス」の相当部分は「菅直人の最後っ屁」再生エネルギー発電量高価買い取り法に依っている。上掲朝日社説で言う「安全対策で高価になった原発の電気」のさらに数倍の値段で買っているんだから「これで儲からなかったら、儲かりようが無い」のだが。

 発電量は昼間の天気次第で夜間は1Wも発電しない太陽光発電や、発電量は風任せの風力発電は、少なくとも一面「電力供給の不安定要因」だ。そんな「電力供給の不安定要因」=「再生エネルギー」の割合を、世論に阿って「引き上げろ」って主張は、政策決定に責任の無い野党(*1)や政権批判しか目的の無いような朝日の主張としては良かろうが、エネルギー政策に対する提言・議論としては極めて無責任だ。

 無論、朝日新聞如きが我が国のエネルギー政策に「責任を持つ」なんて期待するべきでは無いが、左様な議論・主張では「オピニオンリーダー」たり得ない。せいぜいが扇動者デマゴーグになるだけだろう。

 朝日はじめとしたマスコミが「オピニオンリーダー」だの「社会の木鐸」だのの「かつては担っているとされた社会的責任」は、とっくの昔に放棄し果てているようだがね。

 諄いようだが繰り返そう。エネルギー政策の目的は、見通せる将来にわたって「電力の安定供給」であり、太陽光や風力のような再生エネルギーは「電力供給の不安定要因」だ。
 
 従って、将来の電力構成を「再生エネルギーは2割」とした当該エネルギー基本計画の数字は、「高過ぎる」事はあっても「低過ぎる」事は無いし、それを「高めろ」と主張するならば相応の対策を示すべきだ。
 
 その「対策」は、主として工学的・技術的に「実現可能かどうか」論じるべきであり、世論だの世評だのの政治的側面は二義的なモノでしか無い。世論なんてのは、節電ぐらいはしても、発電は1Wもしないのだから。

 しこうして、見通せる将来にわたって「電力が不足しても外国から輸入なんて出来ない我が国」では、私の知る限りそんな「対策」は「存在しない」。つまり「餅として絵に描けてすら居ない」のがその「対策」だ

 世論迎合のイメージばかりで絵にも描けない餅「クリーンな再生エネルギーで豊かな社会」を、自らは描こうともしない/描けもしないで「政府は餅を絵に描け」と要求する朝日は、無責任な扇動者でしか無い。

 別に朝日が「無責任な扇動者」であっても「いつものこと」でもあるし、別に犯罪では無い。
 が、そんな朝日に我が国民が扇動されてしまうと、民主党政権発足のようにチョイと困ったことになるのでね。私(ZERO)としては警告の一つも発しない訳には行かない。

 弊ブログで警告を発しても、鳩山由紀夫を党首とする民初等政官は発足しちまったからねぇ。それも「憲政史上最多の民主党衆院議席数で」だ。忘れることは出来ないし、忘れるべきでは無いな。

 それはそれとして、北朝鮮は滅ぼされるべきである。

<注記>

(*1) 本来、野党も立法府たる国会の一員なのだから、政策決定に一定の責任がある筈なのだが、それは本来であっていまの野党にはそんな責任は欠片も感じられない。 


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閉じる コメント(7)

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核燃料と太陽光の使い方が根本的に間違い。

核燃料が出すエネルギーは、国防と抱き合わせない限りは単なる凶器
まだしも太陽熱の方が、太陽光より単純で扱いやすい
早い話、科学に政治が追いつかずに価値を損ねている

2018/6/2(土) 午後 11:41 [ IB ] 返信する

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> IBさん コメントありがとうございます。

しかしながら、貴方は以前「原発は発電しない」と主張され,なおかつ「原発は核兵器材料の提供しかしないという主張か?」という当方コメントさえ否定されていた戸記憶しているのですが,今度は「国防と抱き合わせならば,原発は発電する」という主張でしょうか?

それはまた、一体どんなからくりなのでしょうか?

「SF IBさん世界の原子力発電所」の続編が書けそうなので,是非ともご教示願いたいところです。

そういえば、「原発は発電しない」ならば、原子力空母や原子力潜水艦は,何だって動けるんでしょうねぇ。

2018/6/3(日) 午後 2:21 [ ZERO ] 返信する

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> ZEROさん がもしも私の主義主張を上記にように感じ取っているのであれば、詳細な指摘を願います。
2018/6/3(日) 午後 2:21
私には撤回と謝罪の用意があります。君にも"冗談抜きに"証明する権利義務がありましょう。

「核燃料は無駄」…私の主張を簡単に纏めるとこうなります。
更に"原発"なる文字列そのものを禁句と位置付けています。

2018/6/4(月) 午後 8:23 [ IB ] 返信する

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環境汚染で本当に怖いのは間違いなくカネだ!

2018/6/4(月) 午後 8:28 [ IB ] 返信する

> IBさん
詳細な指摘はその都度そのコメントに返しています。
当ブログの数少ない自慢の一つは、「メッタな事ではコメント、トラバを削除しない」で、IBさんコメントは一つも削除していないので、貴方がコメントされた所に今もあるはずです。

2018/6/4(月) 午後 9:24 [ ZERO ] 返信する

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「あるはず」≒無い
これでは撤回も謝罪も困難…

とにかく、私の意見は、この場を借りて述べた通り

2018/6/4(月) 午後 11:56 [ IB ] 返信する

> IBさん
「あるはず」としたのは、私が削除していないから。
貴方が削除していない限り、コメントされた記事にちゃんとありますよ。

2018/6/5(火) 午後 7:05 [ ZERO ] 返信する

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