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たまにご質問を頂くので,あまり面白くないかもしれませんが, 今回は,私が折り紙のために使用している7つ道具をご紹介。 普段,短めの記事しか書かない反動で,今日は長々語ります。 【その1】 ピンセット類 私の大きい手・指の代わりとなって,いつもよく働いてくれています。 最も使用頻度が高いのは,真ん中の細いタイプのピンセット。 以前は下側のピンセットを使用していましたが,先端の滑り止め(ギザギザ)が, 折り紙を傷付けてしまうので,先端がフラットなものを選んで使っています。 上側のは逆ピンセット。あまり使用頻度は高くはないです。 力を加えると挟みが解除される構造なので,クリップとしても使えます。 【その2】 鉄筆類 綺麗に折るために重要なのは,正確な折り筋を付けていくこと。 が,紙には繊維方向があり,その繊維に負けて変な折り筋になる場合があります。 そこで,折り筋を付けるべき箇所に,ある程度の工程まで予め鉄筆で線を描き, これに沿って曲げて正確に折っていきます。 ラング氏やモントロール氏らのスーパーコンプレックス作品を折らせたら随一! と言われる折り名人・羽鳥昌男さんが「をるNo.6」で紹介された技術です。 また,そのような折り筋に沿ってピシッと正確に折っていくとき, 爪の腹などで押圧して筋を付けてもよいのですが,狭いところは限界があります。 私がよく使うのが,上側の道具(ネームランドに付属されていた転写棒)です。 右側が滑らかに潰れた形状で,ここを使って紙を押圧します。 なお,下側のガラス棒は,本来的には絵画のときに使う道具らしいのですが, 特に川崎ローズを作る際によく使います。終盤,花の中心を押下する工程ですね。 【その3】 やっとこ(矢床) 作品によっては,紙の重なりが激しい部位がよく出てきますが, そこを更に半分に折れ,という泣きたくなる指示があることもしばしばです。 そんな時,普通のペンチを使ってもよいのですが, 東急ハンズで,先端がフラットで,手ごろなサイズのこれを発見。 以来,愛用している道具。紙を傷めないよう先端にチューブを付けています。 【その4】 差金・定規 巨大作品を折る場合,大きな紙を正方形に切り出すところから始めます。 その際に必須なのが,長い差金。 私は,直線タイプ60cmと直角タイプ50cmとを組み合わせて使っています。 もっと小さい15cmの直線定規も常備。 【その5】 カッターナイフ 紙を所定の大きさの正方形に切ることもしばしばありますが, そんなときは「NTカッター カッターナイフ PRO シルバー」。 とにかくよく切れる。恐ろしいくらい切れる。昔から愛用の品。 スライドさせる時のカチカチカチというクリック感がまたいい。 刃は,刃先が細いタイプがお気に入り。 【その6】 クリップ類 糊を使わずに仮止めしておきたい時,癖を付けておきたい時, 糊付けした部位を押さえておきたい時などに,あると便利な各種クリップ。 どういう場面・部位にも使えるように,色々なタイプを用意してあります。 が,上側の大きいものは,流石に折り紙をとめる用ではなく, 折り図が載っている本を開いておくためによく使っています。 【その7】 スタンド もちろん,写真撮影用,飾り付け用ですね。いずれも東急ハンズで購入。 左側の黒い錘付タイプもよいですが,つまみがギザギザなので作品が傷付きます。 私が愛用しているのは,透明タイプの方。値段も手ごろでした。 これはもともと,ショップカードをレジ横に立てておくためのものだとか。 台に対して棒が可動式で,かなり自由な方向に動かせます。 錘がない代わりに,下面には粘着シートが付いています。 粘着力が弱くなってきたら,洗えば何度でも復活するので,とても重宝します。 【その8】 ボンド類 えー,七つを超えてきましたが,気にせずに続けます。 まずは左側の普通の木工用ボンド速乾タイプ。接着力・速乾性,ともによいです。 因みに,折り紙作品への糊付けは,見方によっては少々卑怯な気もしますので, あまり使いたくはないのですが,そうも言っていられない作品も多々あります。 また,飽くまでも紙なので,そのまま放っておくと,湿気を吸ったりして, 時間の経過と共に,各部の折り目が開き,見るも無残な姿になる場合もあります。 そこで,形状維持を優先して,作品によっては必要最小限の糊付けをします。 (ホイル紙で折った作品は,このような心配をしなくてよいのが嬉しいです) 右側は,スプレーボンド。 番外編【第3弾】でご紹介したように,紙を張り合わせるときに使います。 「強粘着タイプ」だけあって,本当にかなり強力です。 使う場所に新聞紙を敷き詰めるなど,準備にも慎重を要します。 【その9】 竹串 意外な道具に思えるかもしれませんが,これが結構使えます。 例えば,川崎ローズの花弁(第50弾参照),神谷ユニコーンの飾り毛(第42弾参照)など, 紙にカールを付ける必要がある作品では,紙を竹串に巻き付けて癖を付けます。 また,ボンドで糊付けをする場合,細い部位に塗り付けるのにも最適です。 先端にボンドが残り固まってしまいますが,そんな時は鉛筆削りの要領で, 削り取ってしまえば,また問題なく使えるようになって,エコですね。 【その10】 コンパス コンパスを使って折り筋の位置を決めていく作品も,中にはあります。 まだ,そのような作品を折ったことはありませんが,いつでも使えるように, 常備だけはしています。 【その11】 筆記用具 正確な正方形を切り出す時に目印を付けること以外に,あまり使いません。 ま,念のために,いつでも使えるように入れてある,今はその程度ですね。 上側のペンは,8色の色鉛筆の芯だけが入っていて, いわば色鉛筆のシャープペンみたいなもの。昔はよく使っていました。 真ん中のは,ゴルフ場でお馴染み。 下側のペンは,ボールペンでありながら,反対側のラバー部で擦ると, 見事に文字が消えるという,大ヒット商品「フリクションボール」。 【おまけ】 入れ物 余談だが,京都の「一澤(信三郎)帆布」が好きで,よく買いに行く。 去年の夏に,ちょうど良さそうな小物入れを発見し,2点購入。 クリップ類は,小銭入れタイプの小物入れに入れて,まとめてあります。 尚,付箋は,「以前に折った」「折る予定」がわかるように,本に貼っています。 「動物は赤」など,カテゴリーごとに色分けしてあるので,探すのも簡単です。 他の道具類は,いつも直ぐに使えるよう,トレー型の小物入れに入れてあります。 久々に長い記事になってしまいましたー。
ここまでお読み頂いた方,お疲れ様でした。 ありがとうございました。以上! |
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やっぱりスゴイですね〜っ。道具ってたくさんあるんですね!
木工用ボンド速乾タイプ、私も同じものを持っているので
ちょっと嬉しかったです!(笑)って、どこにでもありますね…。(汗)
2010/2/3(水) 午後 3:18 [ くりっち ]
こんなにたくさんの“頼れる相棒”がいらしたんですね(@▽@)
こんなお話も、楽しく興味深く拝見しましたよ☆
2010/2/3(水) 午後 4:05
最近、娘はゲーマーになってます(泣)
今度は私がチャレンジしてみたいと思います。
簡単のからですが。。
2010/2/3(水) 午後 7:27 [ ぷーらん ]
ポスカの良い所は何と言っても紙の色がひびかない所。特に白が使える事でぐっとリアル感が増します。因みに極細を使っています。
ではお作品楽しみにしていますね(*´∀`*)
2010/2/3(水) 午後 10:26 [ ボンギじいさん ]
>くりっちさん
昔,別の用途で使っていた道具を流用しているものも多いですね。
そうやって集めていたら,意外な量になっていました。
このボンド,直ぐ乾いてくれていいですよね。
2010/2/4(木) 午前 0:33
>kemaさん
ん!確かに頼りまくりです。よき相棒だらけです。
たまには作品紹介以外のネタでも,と思って書かせて頂きました。
思っていた以上に皆様からコメントを頂けて,嬉しいです。
2010/2/4(木) 午前 0:40
>ぷーらんさん
ゲーマーですか(笑)。ゲームははまりますからねー。
手当たり次第に作品を作られていた時期が懐かしいですね。
ぷーらんさんが折れば,また興味を示してくれるでしょう!
2010/2/4(木) 午前 0:43
>ボンギじいさんさん
ええ,そのようですね。不要な紙に試し塗りしてみました。
最初,ペン先にインクが浸透するまで結構な時間がかかるんですね。
今月末ごろにはUPしたいと思います。
2010/2/4(木) 午前 0:47
こんにちは。先日はご訪問ありがとうございました。
真ん中のピンセット母がよく仕事で使用していました。
先が尖っているので細かい仕事が出来ますね。
2010/2/4(木) 午前 9:50 [ KIKI ]
公開、ほんとうに有難うございます!!
緻密な制作風景が目に浮かぶようです(*^_^*)
まるでお仕事にしていらっしゃるよう…。
邪魔しないので一度拝見したいものです(笑)。
2010/2/4(木) 午後 6:57 [ つぐみ ]
とても楽しく読ませていただきました!(^^)!
職人さんの道具箱のようですね!!
作品を見せていただくのがますます楽しみになりました♪♪♪
2010/2/4(木) 午後 8:38
>kou*ei**111さん
こちらこそ,ご訪問・コメント,どうもありがとうございます。
このピンセット,ほんとに使いやすいんですよ。
先端までが直線なので,挟みながら筋をつける,という作業もできて。
2010/2/4(木) 午後 9:47
>つぐみさん
いやー,過分なお言葉,恐縮でーす。
結構,大げさに紹介し過ぎちゃいましたね。
仕事に絡んでいれば,趣味と実益が兼ねられるのですが(笑)
2010/2/4(木) 午後 9:59
>snowflowersさん
そう言って頂けて大変嬉しいです。
ま,このような道具を使いながら,こつこつと折っています(笑)
今後もどうぞ宜しくです!
2010/2/4(木) 午後 10:15
色んな道具を準備されているんですね!
大した道具じゃありませんが
クリップや竹串し(私は爪楊枝ですが)も役に立ちますね。
私の場合は紙を切ったりしますので
手芸用のはさみとニッパもよく使います。
2010/2/7(日) 午後 1:09
>kazekasa23さん
そうなんです,案外身近な道具ですけど,
クリップ・竹串・爪楊枝は活躍しますね。
手芸用のはさみにニッパーですかー。傘を作るには確かに必要そうですね。
2010/2/8(月) 午前 7:20
こんばんは。
TBありがとうございます。
いやぁ〜、とっても参考になりましたよ。
ピンゼットですか。私は不器用なもんで、全部手折りです。
鉄筆は便利ですよね。折り筋がびしっ、と決まって気持ちいい。
定規は実は私、左利きなもので。既製品はほとんど
右利きを前提にして作られていますからとても不自由に感じます。
左利き用の定規もあるにはあるんですが…
クリップは毎回お世話になっています。
何せコンプレックスが多いもので、作品の形付けに使います。
スタンドは買うのもいいんですが、私はアルミ針金です。
どんな作品にも対応できますしね。
コンパスを使う作品があるとは知りませんでした。初耳です。
筆記具にマルチ8を使うとはなかなか通ですね。
わたしはおりがみの道具は工具箱にしまってあります。
工具箱はおりがみ用、工作用、絵画用と三つありはっきりいって邪魔です。(笑)
…えー、長々とコメントしてしまってすみませんでした。
2010/5/5(水) 午後 6:23
>塩せんべいさん
ご丁寧にすみません。
大きい作品の場合は,私も自作の針金スタンドを使ってますよ(笑)
マルチ8をご存知とは流石ですね〜。
3つも工具箱があるんですか!驚き(笑)
2010/5/5(水) 午後 9:39
TBありがとうございます^^
こちらからも二関連記事TBさせていただきました。
2012/10/6(土) 午前 11:17
>aiaiさん
コメント,どうもありがとうございます^^
お返しのTBも恐縮です。
2012/10/8(月) 午後 10:05