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茶キチのブログ
ミュー4.2kg、クロロ姉さん5.6kg。重いはずです。

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何気なく、半年くらい前に読んだ本です。
 
  「不忘の記(わすれじのき)--河井寛次郎と縁の人々」
 
*アマゾンのレビューより
著者の河井須也子さんは、河井寛次郎の愛娘で、現在の河井寛次郎記念館の館長です。陶芸家として生涯多忙を極めた寛次郎の父親としての数々のエピソードに、濱田庄司、柳宗悦、バーナード・リーチらとの心温まる友情を娘として身近に感じつつ、貴重な思い出をつづっておられます。棟方志功や山下清の記述も楽しく読めました。京都五条坂の河井寛次郎記念館は、この本の世界がそのまま残っており、読後に訪れるとまさに寛次郎の生きた時間を感じることができると思います。
 
それもそうなんですけど、私は少々違う観点を持ちました。
 
娘が父親をどう見ているかという点で 共感も持てたし、寛次郎さんがすごく素晴らしい人であった 良くわかった本でした。
 
手元に本がないので うろ覚えですが、娘さんが若い時に交わした父と子の会話が面白いんです。 *内容で書きますね。
 
ちょっとすごい人伝説に様になっちゃいますけど…
 
例えば その頃少し有名になれば2号さんができるのに 遊ばないお父さんを見て「お母さんだけでいいの?」と尋ねるんですね。すると笑って「そりゃ、男だから関心はあるが。それに ああ見えてもお母さんは立派な人なんだよ。お父さんの仕事をよく理解してくれているし、来客が多い。それを文句言わずにもてなしてくれる。なかなかできないことだよ。」と答えたり。
 
 
ままごとに使う 茶碗が欲しい時 遠慮して寛次郎さんに頼めない須也子さんが 工房の瓦礫から拾ってきて 友達と遊んでいた。寛次郎さんがそれを見て「これどうしたんだ?」と尋ねられ…拾ってきたことを話すと「お前は 凄い目利きだ!父さんは見逃していたよ!!」と 褒めたんです。作家に目利きとほめられたら…!
 
 
民藝家を目指す寛次郎さんあてに 出品の依頼が電話であった。
「あいにく美術品と呼べるものは うちにはありません。」と須也子さんが勝手に断ってしまった。
程なく申し訳なさそうに寛次郎さんに報告すると「よくやった!」と褒められてしまう。
 
 
 
お金を借りに来る人がいる。すると寛次郎さんは貸してしまう。河井家も大変です。
「断れば?」というと、「なーに、借金なんて仕事の励みさ。」と答えられたそうです。
 
 
またこんなエピソードも。
生活が苦しい時 奥様が おばあ様より持たされた素晴らしいお琴を 寛次郎さんに黙って質屋に持っていく。 あるとき寛次郎さんが気が付き 急いで質屋に買い戻しに行くが、売れてしまった後だったと。寛次郎さんの琴ではないのにものすごく悲しまれた。幾年もしてから 寛次郎さんは大きな包みを持って帰ってきた。「おまえの琴には 敵わないけど、いい細工だろ?」と 綺麗な細工を施したお琴を奥様に贈ったのだった。勿論奥様は号泣です。
 
 
あるとき 学生を連れて帰ってきた。瓶底メガネのおじさんだ。
 ***さて誰でしょう。
 
「この人はすごい人だぞー!!!」と紹介され、しばらく 河井家にいたのでした。
 
この方の字は独特で、直筆の年賀状を頂いていた。大事にっとってあったのだが、ひょいとそこらに 置きっぱなしにしてしまい家政婦さんに捨てられてしまった。
「ここにあったハガキを知らない?」 「捨てました。あんな子供の描いたハガキ。」
・・・ここで、家政婦さんとケンカにならないのも えらいです。
 
*この方の 代表作「華厳シリーズ」の台紙帳かなと思われるもの。
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ホントに優しくて ユーモアがあって素敵なお父様だと思います。
家の旦那にもこうなってほしい物だが…。
 
旦那は何故か転がりものが好きで、ローラースケートやスケボーなどしている。
練習は、会社の昼休み、休憩時間・・・。
そして、たまに怪我をして帰ってくる。アホか!!
 
そうなると 私が寛次郎さんの子育てを目指した方が早いです。
まずは短気を直して!視点を変えて!。できるでしょうか?少しだけ真似してみます〜
 
私が民藝を語るには知識がありません。
しかしこの本に出会って 寛次郎さんの作品を本でですがいっぱい見る事になったきっかけです。
 
寛次郎さんの事は 人間的にも物凄く尊敬しています。
 
親に縁があまりなかった 私ですが心が温かくなりました。
そして幸せな気持ちになりました。
 
******************** 私のハッピーの壺。若猫スー。 *********************
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この記事に

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    茶キチ様へ
    この親にしてこの子あり。この亭主にこの女房。やはり偉くなる人は違う。私は偉くなった人は良き伴侶を得ているとみているのですが。その典型のような人たちですね。私はどちらにも恵まれませんでしたが。こういう話を聞くとやはり一匹どっこいはきついのかなと感じます。しかしこの本を読んで少しでも近づきたいとも思います。寛次郎さんのどうしたら、こういう言葉が出て来るのか。どうしたら、こういう気持ちになれるのか。そこが知りたいし見習いたいです。ナイスです。有難うございます。

    不あがり

    2013/4/21(日) 午後 4:38

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    不あがり様
    ナイスありがとうございます。
    同じ人間ですよ! 私も鬼かあちゃんから 脱したいです!

    またお得意の 後から付けの 猫の写真…!

    [ 茶キチ ]

    2013/4/21(日) 午後 4:56

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    茶キチ様へ
    この子、本当に可愛い!
    これだけ可愛い子ってなかなかいないですよ。
    この子はどこを撮っても可愛い。
    こんな後付だったら大歓迎です。
    因みに私は置いてきぼりを食らった。
    ちょいとふくれた顔が気に入っています。
    あんな顔出来ない。ニャン子とは思えない。
    可愛いです。
    有難うございます。

    不あがり

    2013/4/21(日) 午後 5:12

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    追伸
    棟方志功です。

    不あがり

    2013/4/21(日) 午後 5:49

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    不あがり様
    お褒め頂きありがとうございます!ちなみにこの写真は老犬散歩中に猫とかくれんぼしたときの写真です。タッチされたら私の負け。
    …負けちゃいました!

    気が付くとブログには猫同居経験者さんが多いですよね。私も自分の猫だけじゃなくいろんな方の猫話に 幸せを頂いています。勿論、不あがり様の猫ちゃん話も感銘致しました。私もいろんな猫さんのファンです!

    [ 茶キチ ]

    2013/4/21(日) 午後 5:52

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    アンサー!

    正解です!
    景品は?もう一枚スーを追加します。

    [ 茶キチ ]

    2013/4/21(日) 午後 5:56

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    これ!金魚、大丈夫なんですか?
    スーちゃんはどうしても手を出すでしょう?
    どうなんですか?

    それと散歩に行った時、スーちゃんと
    遊んであげているのですね。
    だから飽きずについて来るんですね。
    恐れ入りました。

    不あがり

    2013/4/21(日) 午後 6:20

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    情けないことに…金魚が早くて捕まえられないのです。
    殆どは 鉢にカバーしていますけどね!

    [ 茶キチ ]

    2013/4/21(日) 午後 6:51

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    おはようございます。
    河井寛次郎さんと棟方志功さんの共通点は、どちらも熱狂的な
    ファンがいると言う事ですね。

    現代陶は分り難い私ですが、河井寛次郎は別です。
    そう言えば、後年民芸運動家としては距離を置きはじめるのでは
    無いでしょうか?
    この人の作品は欲しいですが手が出ません!

    若猫スーは手を伸ばして必死ですね(笑)
    ナイス!

    [ pada ]

    2013/4/22(月) 午前 8:19

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    padapadatalent様
    ナイスありがとうございました。
    pada様のおっしゃる「後年民芸運動家としては距離を置きはじめるのでは」と言う事も作品を見て分かりますよね。後年は自分の生甲斐で作った物が多いように思いますね。彫刻やオブジェが有名です私も寛次郎さんの作品はとても欲しいです。用の美でお皿を探してます。でも高いですよ〜。眼力を肥し 縁にかけます!

    今回「民藝」や現代品をアップしているのは ちょっとした前振りもあります。

    フフフ!!!民藝柄物をチョイスしたところ お安く人間国宝の窯の物を… 。 ぐるりと現代品を1周して それからそのお品をアップする予定です。大衆雑器から人間国宝になられた方の物でした。 ただ気に入って落札したら― 金…次… おっとっと。
    とってもとっても 使い易い!!!その一言です。あまりの使い良さにもっと欲しくなりました。稀に勝ち星を揚げた話をアップします!

    スーはかくれんぼが好きで 散歩中物陰に隠れてやると大喜び!!
    この写真は 私がタッチされて負けたときの写真です。ホントに楽しくて変な子です!

    [ 茶キチ ]

    2013/4/22(月) 午前 9:41

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    河井寛次郎さんの生き様は素晴らしいですね。
    まるで、旦那様の鏡の様な方です。

    私はまだまだ未熟。
    夫婦は似てくるそうですが、奥様もまた素晴らしい方だったのでしょう。

    茶キチさんも磨きをかけて頑張ってください。(笑)

    ゲンジ

    2013/4/22(月) 午前 11:55

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    ゲンジ様
    ナイスありがとうございます。

    河井寛次郎さんも 忙しい方だったと思いますので 家を空ける事もしばし。奥様のつねさんはご立派だったと思います。旦那さんが頑張っているのを見て 自分のおばあ様の形見を質に入れるのですから。
    まま、今の奥さんはそんなことまずしませんよねー。北京オリンピックの時 プラチナも相当値上がりしましたでしょ。その時しかないと思って「結婚指輪売っていい?」と旦那に言ったら 無言で怒ってました。怒ってんなら売れないやと、諦めました。

    ふぅ、私も磨きをかけたいところですが、体形ばっかり丸くなっていきます。気性も 丸くなればいいのに…と思います。

    [ 茶キチ ]

    2013/4/22(月) 午後 1:07

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    有名な作家さんには結構ろくでなしが多いと思っているのですが・・・(笑)
    河井寛次郎さんは違ったようですね。
    民芸作品ということで、ワンランク下に見られそうですが益子焼をの浜田庄司さん、合田好道さんの作品を見て考えを改めました。
    ナイスです。

    66

    2013/4/22(月) 午後 5:00

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    66様
    ナイスありがとうございます。河井寛次郎さんは人格も素晴らしいようですよ。
    66様の民藝記事で「民芸品とは なんぞや?辞書では般民衆の生活の中から生まれた、その地方独特の手工芸品とある。そうであるならば「ほとんど」の焼き物は民芸品ということになるのではないだろうか。芸術品としとの焼き物を探す方が難しいのではないか。
    高価な人間国宝や重要無形文化財の作家さん、そして人気の有名作家さんの焼き物は「芸術品」なのか?」とありましたね。
    民藝とは何か。表現が難しいですけど私なりに柳 宗悦さんがよく使われる「用の美」と考えています。人間国宝の方の作品は桁外れです。人気があるのも分かりますが なかなかね〜。
    民藝としていいか分からない物は、「現代の陶器」として今後取り上げていきますので宜しくお願い致します。

    [ 茶キチ ]

    2013/4/22(月) 午後 6:30

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    備前焼もそうですが、美術品でもないのに美術品として売られていますよね。
    作家としては、少しでも高く売りたい。
    それが本音だと思います。
    結局、愛陶家が悪いのですよ。
    そのあたりがさっぱり解っていないのですから。

    66

    2013/4/22(月) 午後 6:44

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    66様
    よくわかります。瀬戸の陶工さんが「今の人は陶工にならず陶芸家になる。」とおっしゃいました。
    今や日本人は従順な工場員にはなれない気質なんでしょうね…。
    なのに小学校では 戦後の工場生産社会日本人・従い逆らわない人格を作ろうとし続けます。私の友人が 佐賀の陶器学校に進みました。学校では陶工を育てるためにあったようで、自分の好きな物を造らせてくれないとぼやいていました。
    備前はまだ私は未知の部門ですが、綺麗な物は綺麗だなーとおもいました。ただ…、あれでお茶が美味しく入るのか疑問です。口当たりとか使い勝手とかどうなんだろうと。寛次郎さんの壺は正直使いにくそうなんで欲しいとは思わないのですが、使い易い食器があったらいいなーと思います。

    [ 茶キチ ]

    2013/4/22(月) 午後 9:03

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    河井寛次郎さんの事は良く知りませんが、記事を読みまして棟方志功の実話ドラマを思い出しました。題名は『 おもろい夫婦 』だったと思います。
    創作に至る発想の元は個性を伸ばす。これに尽きます。一般教育は型に入れ込む作業。教育はこの2面性があるのでしょう。

    ター坊

    2013/4/23(火) 午前 7:39

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    ター坊様
    棟方志功さんのドラマがあったのですね!機会があったら探して視聴したいです。私の姑、(生き辞引?)が 安川電機の秘書室にいたころ、会社のカレンダーは毎年 棟方志功さんで社長室によくいらっしゃったわよ。(ウンヌン)」と志功さんについて教えてくれます。
    結構貴重な話なのかなと思います。(志功さんから始まり…モテ期の
    話まで…まだあります…1セット45分)
    志功さんの名前の入ったこの台帳も姑に上げようかと思いましたが、姑は姑でそれなりの生活をしてますからサラリーマンの息子の嫁からプレゼントしなくてもいいだろうと思ったので私が飾っています。

    ター坊様の「ニワトリの神様」を河井寛次郎さんが見られたらきっと「ニワトリに深い関心がなければ創れないですね。」と仰るに違いありません!

    [ 茶キチ ]

    2013/4/23(火) 午前 8:40

    返信する

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