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靖壺徒然俳句
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靖壺の俳句 季語 百合 【夏・植物】
骨折の癒えし日々なり百合の花 靖壺
一輪のほかは蕊つむ百合の花 靖壺
(いちりんの ほかはしべつむ ゆりのはな)
百合の香や胸の奥へと深呼吸 靖壺
季語 【百合(百合)】
鬼百合、姫百合、鹿の子百合、山百合、笹百合、白百合
ユリ科の多年草。自生種を含めて種類が多い。山百合、姫百合、姥百合は白色、鹿子百合、笹百合、姫小百合は淡紅色、鬼百合、車百合は黄赤色で、花弁に暗色の斑点があるものもある。いずれも匂いが強い。山百合、鬼百合、透百合、姥百合の球根は食用になる。(俳句歳時記より)
私の好きな句
卓の百合あまりに香つよし疲れたり 杉田久女
詩仙堂明りのごとく百合咲けり 原 コウ子
献花いま百合の季節や原爆忌 後藤比奈夫
山百合の匂いに噎せて君とゐし 小幡九竜
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靖壺の俳句 【季語・カンナ】
戦争の語り部てふひとカンナ燃ゆ 靖壺
産土の記憶の中の朱のカンナ 靖壺
【カンナ】ー秋・植物ー 花カンナ・カンナ燃ゆ・朱カンナ 熱帯地方に広く分布するカンナ科の多年草。交配園芸種が明治年間渡来し、鑑賞花として広く栽培されている。花期は7〜11月と長く、花弁は筒形、色は紅・黄などさまざま。檀特(だんどく)は江戸時代に東南アジアから渡来し、南九州で自生化したカンナだが、今はほとんど見られない。(俳句歳時記)
好きな句
浪乗りの塩からき目にカンナ黄 久保田月鈴子 |
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季語 寒紅 寒紅の唇さらつと嘘を云ひ 靖壺 (かんべにの くちびりさらっと うそをいい)【寒紅】ー晩冬・人事ー 寒紅・丑紅・寒紅売 寒中に製した口紅を<寒紅>という。これはもともと紅花を絞って作った紅で、艶も美しく、品質も良く、変質しないといわれている。これをつけると厄病を除け、虫を殺すという縁起がある。特に寒中の丑の日に売り出されたものを、<丑紅>として珍重された。<寒紅売>は昔町を触れ歩いたものである。今日では米沢の紅花の産地に行くと、紅猪口に塗ってあるものを見かける。昨今のリュージュとは本質的に異なるが、今日では寒中にさす口紅を寒紅としているようである。(俳句歳時記) 好きな句
寒紅をひく鏡中に人容れず 照井ちょうじ
沈みゆくおもひ寒紅きつく履く 吉野義子
寒紅や花びら餅はほの赤し 高木晴子
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季語 黄落 黄落の降り敷く道にひざまずき 靖壺 (こうらくのふりしくみちにひざまずき)【黄落】ー晩秋・植物ー 黄落(こうらく)黄落期(こうらくき) 銀杏・欅などの木の葉が黄ばんで落ちること。 好きな句
黄落の文科や机疵(きず)だらけ 平畑静塔
黄落や庭の木椅子の背の温み 西嶋あさ子
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