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【宿駅】近世の道路と交通(『白州町誌』)一部加筆
宿駅は伝馬制によって馬士二五人、馬二五匹の常備が義務づけられ、参勤交代の大名通行や御茶壷道中の場合などには助郷や加宿制が利用された。宿場の機能を果すために、本陣、脇本陣が施設され、問屋、年寄、馬差などの諸役が置かれた。本陣は大名または高官の宿舎で宿中の顔役であり、重い責任と強い権力をもっており、薄から苗字帯刀を許され、武士格の扱いを受ける例もあった。脇本陣は大名の供人が多く本陣のみに宿泊しかねる場合に予備にあてる宿泊所である。問屋は伝馬所、会所で今の通運会社や駅のような仕事をしており、荷物が馬士によって送られてくると、賃銭を定めて、次の宿場へ送らせたり、旅人のために人足や馬や駕篭を心配してやった。年寄は村方から選任され、名主や問屋の業務を助けた。馬差は宿駅において人馬割当など問屋職の一部を担当した。大名通過の時は、村方三役を筆頭に、組頭まで人馬や宿の手配をするなど、宿場とはいいながら、村方の勤めも多かった、立場は宿駅の出入口にあり、旅人、かごかき、人足、伝馬などが休息する掛茶屋のことである。
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