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山梨の歴史講座 甲斐勅旨牧(御牧)16、逸見御牧・小笠原牧
逸見ノ御牧 六帖・夫木集云家集 題駒牽甲斐或伊豆 紀貫之
按ズルニ小笠原牧ハ古歌ニ詠ズレドモ延喜式拾芥抄等及歴代国史ニハ穂阪、眞衣野、柏前、三牧ノ外所レ見ナシ。東鑑ニ承元五年五月十九日小笠原御牧牧士與奉行人三浦平六兵衛義村代官有 喧嘩事 今日被レ經 沙汰(中略)早可改義村奉行之由被仰出被付佐原太郎兵衛尉云々トアリ、古ハ小笠原ノ北上手村(小笠原の上方ト云義アリ)浅尾、神取、皆引続キタル原野ナリシ由。今茅ケ岳、金ケ岳、江草山等ニ所レ牧ハ本穂坂同産ノ馬ナレハ御取籠ノアリシ場所ニ因リテ其名ハ穂阪牧ナリ。(小笠原ノ本巨摩郡ニ属ス事ハ穂坂ノ條ニ委シ)美豆ノ牧トハ穂阪、小笠原、逸見三所ヲ差シテ云ナルヘシ。逸見牧ハ即ち柏前牧ナラン事ハ其條ニ記セリ。又夫木集ノ註ニ逸見牧或ハ伊豆トアルハ彼州ノ西浦戸田ノ山ニ今モ散馬アリ、古ハ牧場ナリシト云ヘリ。音近キ故ニ混ジ誤ルナラン彼ハヘダナリヘミニハ非ズ。みやこまでなつけてひくは小笠原へみの御牧の駒にや有らん 美豆御牧 六帖 よみ人しらず 小笠原みつのみまきにあるゝ駒もとれはそ馴るこらが袖かも (夫木…みつ へみ) 堀川百首 顕仲朝臣 をかさわらみつのみまきのはなれ駒いとゝけしきそ春はあれます(夫木…みつ へみ) 堀川百首 基俊 なつくともいかゝとるへき草わかみつのみ牧にあるゝ春駒 堀川百首 仲實朝臣 をかさわらすくろにやくるした草のなつますあるゝつるのふち駒 名所百首歌奉ける時 新後拾遺集 従二位家隆 春ぞ見しみつの御牧にあれしこま有もやすらん草かくれつゝ 春駒みつの 橘 能元 日をへつゝみつの野澤のまこも草あをめは春の駒そいはゆる (甲斐国志註−按ズルニ穂坂ノ庄ニ三ツ澤村アリ又小笠原ノ方ヘ通スル路ヲ三ツ澤通リト呼フ斥之カ) 文治二年五社百首 夫木集 俊成卿 小笠原やけのゝすゝきのつのくめはすくろにまかふかひの黒駒 題しらす 詞花集 僧都覚雅 もえいつる草葉のみかは小笠原こまのけしきも春めきにけり |
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