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安田遠江守義定後裔 松屋叢話(小山田與清)江戸時代に語られた甲斐武将たち『日本随筆大系』
余が實父は武蔵国多摩郡小山田の里人にて、田中忠右衛門源本孝といふ。安田遠江守義定の子、田中越後守義資(よしすけ)の後にて、世々越後国にすめりしが、永世元年に、大炊介義綱はじめて武蔵国にぞうつりすみける。義綱より弾正義昌、和泉義純、宗右衛門某。喜四郎政喜、佐次右衛門政カツまで、六代歴て本孝にいたれり。本孝字は笠父。號をば添水園とぞいひける。うの庵に名づくる説は橘千陰が書たり。詞はわすれたり。 歌は、
小山田の山田のそぼかくしつゝ
秋てふ秋にたちさかえなん
本孝和漢の書にわたりて、詩歌俳諧に心ぞふかめたる。云々
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