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江戸時代に語られた甲斐武将たち『日本随筆大系』 仁科五郎 一話一言(大田南畝)
 
 天正十年二月穴山梅雪逆心に付勝頼も諏訪を引取織田城介信忠卿は仁科五郎信盛の籠候高遠の城へ御取詰奥沼原に御馬を取立使僧を以て仁科五郎降参仕候へ其子細は武田家人大半逆心仕候間勝頼滅亡近日に候各誰が為に城を持候はん哉早々降参尤と被仰遣仁科五郎小山田備中則御使僧の耳鼻をそぎ追返し一戦可仕旨返事也城介殿御せき候て高遠城を一時攻に攻取玉ふ小山田備中切て出城介殿を目がけ討取んと数度仕候へども不叶引て仁科五郎と備中守渡辺金太夫春日河内守原隼人金福又左衛門諏訪庄右衛門以下十八人大広間に取籠り死狂に相戦中にも年頃三十五六なる女房緋威の具足に長刀を抜て水車に廻し諏訪庄左衛門が妻と名乗て七八人なぎたほし其後自害する大広間は七間に十二間の家なり是に取籠り候故寄手も攻あぐむ城介信忠は浅黄金襴の母衣かけ玉ひ広間の前の塀に御上り候塀に沿て桐の木あるに取付ざいをふり身をもんで御下知被成遂に仁科五郎小山田備中せい盡て自害する高遠落城の四日目に見物せし人は被語候は彼大広間天井も柱も鑓跡太刀跡さては血に染り明所なし庭に残雪ありしが血かゝり紫雪になりたり地下人ども掃除に来りて居る其者ども申候は是なる塀の上に城介殿御上り左の御手にて此木とらへざいを御取被成候小山田備中も仁科五郎殿も城介殿を見しり七八度も切てかゝり候其時太刀跡鑓跡にて候いふ城介殿御取付候桐の木にひしと疵あり扨広間に二間の大床あり張付のから紙あり血腸なげ付指の跡四筋血にて一尺計も引て見ゆる地下人に尋候へば大将仁科五郎殿此床に上り自害腸を抓んてから紙へ打付手を御拭候其指の跡と申候仁科殿は年十九にていまだ前髪ある勝たる御若衆にて候と語る扨天井をみれば鉄砲の玉の跡いくらといふ事なし是を尋れば答て曰仁科五郎さすが信玄公の御子なればつよく御働小山田備中をはじめ十八人狂廻り討かね候故森勝蔵殿の衆屋根へ上り板をまくりて上より鉄砲ずくめに仕候と語りたり後勝蔵一手の衆を高遠の屋根ふき士と異名に付て笑ひしと也。

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