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家族 我が生い立ちの序章 金丸信氏 自伝(昭和58年刊)
そんな出来の悪い息子だったが、オヤジもおふくろも、暖かく見守ってくれた。わたしが、初めての男だったこともあった。祖父も、オヤジも、婿で、わたしが生まれて、あととりが出来たからだろうね。姉が二人、その後、弟も出来て兄弟は九人だった。オヤジは九十三歳まで長生きしたが、入り婿だから、あまり肩身が広くはなかったようだ。それでも、おフクロの目を盗んでは、よく遊んだようだ。なにしろ、息子のわたしを芸者屋に連れていったこともある。この親にして、この子ありというところかな。
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