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甲府盆地の湖水伝説 穴切神社(資料『郷土史事典』山梨県 手塚寿男氏著 1978)
穴切神杜(甲府市)の社伝には、和銅年問(七〇八〜一五)に、時の国司が盆地一帯を占める湖水を千拓しようと、朝廷に奏聞のうえ、大已貴命を勧請し、祈願をこめて千掘に着手した。鰍沢口を切りひらいて富士川に水を落したので広大な田畑が千拓され、甲斐国がみごとな土地をもつ国となった。この神に感謝し、神々を祀り、甲斐国の鎮護の神として崇拝し、穴切神杜と称したとある。「甲斐国志」にも、穴切神杜の三神を祀る由来について、大已貴命と素義鳴尊と少彦名命の三神によって、鰍沢の下流の大岩礁を切りひらいて滞水を排出し、干掘をなしとげたので、この神々を祀ってあると記されている。
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