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〔白州の民話・伝説〕休馬が平 花水
《筆註—このお話は要注意、浅草、浅草寺の観音様は白州町の花水から》 浅草の観音様は、片田舎の片嵐から、花の都の江戸に遷され、静かな所から目まぐるしい都会にうつされました。 そして日毎に後の絶えない参詣者に、願いごとを聞いてやらねばなりませんでした。息づくひまもなく、数年経ってしまいました。 観音様も、故郷が恋しくなって来ました。豊かな自然の景色・素朴な住民・これらが観音様のお心をゆさぶりまして、ついに観音様は馬に乗って、浅草をお出掛けになりました。夜を日についで観音様は故郷に帰ってこられました。 旅の疲れもさることながら、先ず気にかかることは、自分の前の住居の跡でした。さぞかし荒れ果てたろうと、眺めたときに驚きました。 新しいお堂が建立され、新しい観音様が迎えられ、自分の後目はちゃんと、相続されていました。観音様は新しい観音様と心ゆくまで、お話を交わしまして、心置きなく浅草へお帰りになりました。 その観音様が、滞在中御乗馬をつないで置いた所が「休馬が平」といい、大堂の東方に二十坪くらいの芝地があります。(清春村誌) |
はくしゅうジャーナル
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