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白州町の神社 神社の起源
原始宗教時代から培われてきた神を、身近に招致して祈願しようという願望が、やがて神域を設け社殿を造営し、そこに神を祀るようになっていったものである。その原始的な形態として神籬(ひもろぎ)と磐境(いわさか)とがある。神籬の「ひ」は霊のことで霊力を表わし、「もろ」はもりのことで、神を宿し留める木のことを言うのであり、この神籬に神をお招きして祭を行なったのである。また神を宿し留める木を「榊」ともいう。「古事記」の文中にある「賢木」は常磐木のことをいい現在の榊のことであるが、それを根こそぎ堀り出してそれぞれの枝に玉や鏡や和幣(木綿のことで、麻の繊維で織った布のことであり、後には紙が代表された)をたらして、天降る神霊を宿らせるための神事に用いられたのである。また「磐境」は神籬と同じように用いられており、その実体はよくわからないが、神を宿るため岩石で囲んだ神域であると言われている。
神殿を建てて神を祀る以前の風習として、これらの「神離」や「磐境」が用いられ、野外に祭場を設けるために榊や岩石が使用されたのである。
原始時代においては、神は天界や山頂や樹木等にとどまっているものであると信じられていたものである。この神秘な超自然的なものを畏怖し、超自然的神威に依存し幸を願うことは人類自然の願望であった。この願いをかなえるために神籬や磐境が設けられ、そこに神が宿るものと考えられていた。従って最初は神の常住する座である建物を造ることはなく、時に応じ神に祈願し、祭儀を行なうために神離や磐境が設けられたものである。このことは、現在でも神をまつる本殿をもたない拝殿だけの神社があることでわかるが、その例として近くでは長野県の諏訪大社がある。
現在では、神社のことを「お宮」とか「お社」とか呼び、ほとんど同じ意味に用いられているが「神名帳」の記載などから見れば、古代中ごろまでは次のような意味でこの言葉は使われていた。


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