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あれは数年前、私が住んでいたStudioでのことでした。
その家は、ハウスシェア用に改造してあり、上が大家の家で、
下に何人か住めるようになっていました。
私はその一室を借りて住んでいたのですが、丁度、私の部屋の真上が
大家のリビングルームにあたりました。
大家さんには3歳くらいの一人娘がいたのですが、この子が癇癪持ちで、
私がそこに移り住んでからずっと、ほぼ毎晩、泣き叫ぶ声が聞こえくるので
私はそれに悩まされていました。
そこに移り住んでから、1年ほどたったある日、私は一冊の本に出会いました。
それはマーリン・キャロザースという牧師が書いた「賛美の力」という本でした。
私はこの本から、「現状のありのままの状態のすべてを感謝する」
という聖書の言葉と信仰の秘訣を学びました。
神への賛美を通して、神の力がその状況に働き始めるというものでした。
事実、聖書は神への賛美の言葉であふれています。
ヨシュア記にて、
エリコの城壁を、イスラエルの賛美隊が七日かけて回ったとき、城壁は崩れ落ちました。
私は、賛美に隠された大いなる力を、学んだのでした。
そしてこの「ありのまますべてを感謝する」を試す絶好の機会が、私にはありました。
そうです。上に住んでいる大家さんの娘さんのことでした。
私はこのことについて神様に向かって感謝を始めました。
「イエス様、大家の娘さんがいつも泣き叫んでいることを感謝します。このことで
私が悩まされていることを感謝します。また、このことが働いて私の益になること
を信じ、感謝します。すべては主なる神の御手の中にあり、主がなさることはいつも
最善なので感謝します。」
私は何日か祈り、そして、そのことについてすっかり忘れていたある日でした。
私と一緒に、下の別の部屋に住んでいた私の友人が、こう言いました。
「そういえば最近、あの子泣かねえよなぁ」
私は、ハッ!!と思いました。そういえば、ここ何週間、彼女が泣いている声が全く
聞こえてこなかったので、私はそのことについてすっかり忘れていたのでした。
彼女の気を収める為に両親が買ったであろうレコードの音も聞こえてきません。
(しょっちゅうかかっていました。効果は全くなかったのですが。)
私はこのとき、すべてを悟りました。イエスがこのことをなしてくださったのだと。
私は本当に飛び上がるほど喜びました。
そして、ありのままを感謝することをひとつ学びました。
もちろん、彼女のしゃべり声や笑い声は聞こえてきます。
しかしそれからというもの、私が引っ越すまで、彼女の癇癪は一切聞かれなくなりました。
ご両親もさぞ、喜ばれたことだろうと思います。
主はすべてをご存知でした。
何故、彼女が癇癪持ちで、私がその場所に越してきたのかも。
主を賛美します。ハレルヤ。
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