「雪国」 川端康成 (新潮文庫)
親譲りの財産で、きままな生活を送る島村は、雪深い温泉町で芸者駒子と出会う。許婚者の療養費を作るため芸者になったという、駒子の一途な生き方に惹かれながらも、島村はゆきずりの愛以上のつながりを持とうとしない――。冷たいほどにすんだ島村の心の鏡に映される駒子の烈しい情熱を、哀しくも美しく描く。
どうせ読むならこの季節だろ。
つうことで読んでみた。
国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった――
有名な書き出しキター! (笑)
まぁ冗談はそのくらいにしておいて、
舞台は越後湯沢の温泉旅館だそうですね。
雪国でしばらく生活していた僕としては、
しみじみと感じ入る描写が続きます。
それにしても美しいですねぇ、言葉が。
即物的な描写から始まり、飛躍して幻想的な世界へと、
一気にイメージを膨らませてゆく技術たるや。
僕なんぞが語るのは畏れ多いってなもんです。
なんせ、ひねりの効いた言い回しが数多く登場するにも拘わらず、
まったく嫌らしさを感じさせないのですから。
(エ口という意味でのいやらしさはあるけど)
やっぱりね、極力常套句は使わないほうがいいんだよなぁ。
ありきたりな表現を使わずに書くことの難しさは、
日々文章を書いているブロガーの方々も理解されていると思います。
でも、ついついね、聞きなれた、書きなれた言葉を使ってしまう(´Д`)。
そこがまぁ凡人なのでしょう(笑)
ストーリーとしては、まぁ正直どうでもいいです。
島村の目線に乗っかって、描写の妙に酔いながら、
雪国の風情と女を味わうのが本筋。のような気がします。
何度でも読み直したいすね。
★★★★☆
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昔の本は日本語の美しさに打たれるよね。
お正月、百恵ちゃんの映画がスカパーで一挙放送してて
原作読み直そうかなーって思ってるの。
「伊豆の踊り子」とか「絶唱」とか「春琴抄」とか
「風立ちぬ」とか「潮騒」。
面白そうだし、綺麗な日本語に触れられそう。
2009/1/12(月) 午後 11:23
hanakoさん>ほんとそう。息継ぎの長いきれいな日本語に打たれて凹む(笑) そのへんの文学って今読むと新鮮だよね。いかに今の作家の言葉がゆるくなってるか分かるし。
2009/1/14(水) 午後 11:54
はじめまして、Solomonです。
私も『雪国』読みました。あまりに美しい文章に読んでいてほうっと溜息が出ました。
2014/2/27(木) 午後 3:14 [ - ]