穴と橋とあれやらこれやら

隧道や橋といった土木構造物など様々なものを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意下さい(笑)。

【5】より続く。



一瞬見失った、道の痕跡。
イメージ 2
ははーん。こういう時は、アレやな。





ってなわけで対岸を見るとイメージ 3
本日二度目の、立派な石積み橋台。

橋梁で谷を折り返していたようだ。しばらく足元ばっかり見てたから、こんなわかりやすいのを見落とすとは…ダメじゃん。時刻は12時17分。

探索開始からずっと、鳥渡谷に沿って進んできたわけだから、ここが谷の源頭部ということになる。限界まで谷を詰めて折り返すという、地形に忠実な線形だった。



正対して見る。
イメージ 1
これはけっこうな規模の橋梁だったようだが、やはり橋脚遺構は見当たらない。全て木製だったと思われるので、全部流されてしまったのかも。

ここもまた、搬出時は下り急勾配・急カーブで橋梁にさしかかるので、難所だったんじゃないだろうか。隧道付近のような致命的高度はないにしても。


上流側から。
イメージ 4
ペッカーさんは、この橋が架かっていたのを見たのだろうか?ウラヤマ。




渡ってからの全景。
イメージ 5
写真右側から谷を渡りながら左下へ回りこんでくる線形がわかると思う。

ここはかなりしっかりと両岸の橋台が残っているので、隧道をのぞくとこの木馬道随一の遺構だといえる。



ここからは
イメージ 6
次の谷へと回りこんでいくことになる。

もっとも、谷はだいぶ下のようで、まだその存在はうかがい知れない。



12時23分にさしかかった、ここ。
イメージ 7
かなり雰囲気がよかった。

橋梁からここらあたりまでは、道の状態が上〜極上レベルだったのだが、



上の写真の素敵ポイントを過ぎたあたりから
イメージ 8
アヤシクなってくる。




12時27分。
イメージ 9
ザラッと崩落してるところがあったが、今思えば、ここに散乱してる苔むした丸太も盤木遺構の一部だろうか?




12時29分。
イメージ 10
いつしか寄り添っていた、新しい谷も詰まった。



【7】に続く。




この記事に

開く コメント(0)


【4】より続く。



さ〜て、
イメージ 2
滝の上はどんなんかな〜?


…とガシガシ登っていったその結果、待っていたのは…予期せぬ光景だった。いや、予期していてしかるべきだったのだろうが。



滝の上では、
イメージ 3
これまでより全然状態のいい木馬道がいざなっておるではないか!

つい数十秒前までと比べての、この鮮やか過ぎる場面転換!これはあの樫山到達時以来の鮮やかさ。


考えてみれば、木馬道がまだまだ続いていることは当然だったのだが、前回書いたとおりわたくしは隧道がターゲットだったため、「その奥」のことは不思議なほど頭になかった。

しかしねぇ、コレを見ちゃうと…行くしかないでしょ〜(笑)。



え?滝頭はどうなったって?それは…動画をご覧ください(笑)。




動画を見るのがめんどくさいアナタ(笑)のために、キャプ画を二点ほど。
イメージ 1
これが、滝の頂点。




んで、これが
イメージ 4
滝頭手前の美しい淵。

そう、結果的に滝頭には降りなかった。だって、先に道の続きを見つけてしまったから、もうたちまちそっち行っちゃったので。

ちなみに、前回と今回の動画は、戻りの際に撮ったもの。行きには動画なんて撮る余裕はなかった、色んな意味で(笑)。


というわけで、改めて木馬道探索第二部、「奥へ奥へ篇」(笑)が始まった。時刻は11時42分。鉄製階段から53分が経過していた。



滝の上に登って谷がグッと近づいたこのあたりが、
イメージ 5
この日辿った全区間でもっとも状態が良かったような。

そういえば、二枚目の写真でわかるように、滝頭からしばらくは、路肩の土留めがコンクリートで固められていた。あれもあそこの僅かな区間だけに見られた特徴だった。



11時46分、第二部最初の障害登場。

イメージ 6
粛々とクリア…。




クリアした先には、
イメージ 7
だいたい石積みが待っていてくれるので、道をロストすることはない。




その先しばらく、
イメージ 8
地味に歩きづらい状態が続く。




11時56分。難儀なエリアを抜けたところで
イメージ 9
再び出会えた。





これはまぎれもなく、
イメージ 10
木馬道の証である盤木の遺構。

残ってるところは、どういう理由で残ってるんだろうか。不思議。




イメージ 11


イメージ 12


読んでる方には単調かもだが、
イメージ 13
けっこう道の方はめまぐるしく状態が変わる。



でもなかなか最高の状態にはならないのがミソ。ここらなんかはかなりいい方だが、



基本的に中〜下レベルを往ったり来たり、って感じ。
イメージ 14
ここはまあ…下よね(笑)。





12時11分、
イメージ 15
ちょっと特徴的なこのポイントを過ぎたところで、




とたんに道の痕跡が心許なくなった。
イメージ 16
あれ?どっかで道間違えた?




もう少し進みつつ、谷へと降りてみる。
イメージ 17
しかしその先にあるのは、単なる崩れた斜面。


ははーん。こういう時は、アレやな。



【6】に続く。



この記事に

開く コメント(18)[NEW]


すいません、連載の途中ですが、ペースを維持できませんでしたので今宵はブレイク。思いつきで新しい手抜き用書庫を作ってしまいましたので、その一発目ということで。

これを。

イメージ 1
2年ほど前、毎年カニを食べに行く先の駅前でたまたま見つけたのですが、解読に少し時間がかかりましたな。これは

「口佐津村道路元標」と刻まれてるようで。



口佐津(くちさづ)村は明治22年に誕生、昭和30年には合併によりその名が消えているよう。この元標、おそらくは明治期のものじゃないのだろうか。


…知らんけど(笑)。



この一枚しか写真を撮ってないってことは、恐らく他の面には何も刻まれてなかったんだろうと思うんでございます。




次回は連載に戻ります。



この記事に

開く コメント(17)[NEW]


【3】より続く。



時刻は11時29分、鉄製階段からジャスト40分。

長年憧れてきたアレが、
イメージ 2
突然(感覚的にはほんと突然だった)に現れた。

なにしろ、予備知識はほぼ写真一枚だけ。唯一わかっていたのは、大鯛の滝至近にあるようだ、ということだけだったので。


俺はいま、猛烈に感動している…ッ!(爆)

いやマジで、嬉しい。ホント嬉しい。



嬉しいが、一瞬で消し飛ぶ浮かれモード。
イメージ 3
なんつうロケーションだこれ!? 

轟音をあげて落ちる滝、そして立ちふさがる巨大岩盤をぶち抜いて、まっすぐにその滝頭へと向かう木馬道。これよりもヤバい「道」ならばいくらでもあるだろうが、「隧道」の立地としてここまでハードコアなものは、わたくしの経験値では初めてだった。



タテのアングルのほうが、伝わるだろうか?
イメージ 4
そして気づいてほしい、目の前の崩れた路肩と、あまりに狭い道に。

これ、マンガとか映画で見るやつやん…。



そこを慎重にクリアすると、
イメージ 5
すでにもう、隧道手前にガッツリと刻まれた片洞門の只中にいる。




ゴリゴリの圧殺感。
イメージ 1
ちょっと、言葉が出ない。

まさに取り付く手がかりさえもない断崖絶壁だったであろうこの場所に、岩盤を削り込んで道をつけた人たちがいたということが、まず信じ難かった。

その工事で、誰の命も失われることはなかったんだろうか。とてもじゃないが、人の命を差し出さずして全うできる工事ではなかったように思えた。いかにも小さな隧道だが、この立地でこれより大きくできるイメージが一切湧かなかった。


そもそもこの道は、伐採された材木を搬出するための木馬道。そこに隧道を掘ることの意味を考えると、
イメージ 6
その費用や労力、そして弩級の危険度を賭してでも、「この奥の木を運び出す必要性と、それに足る採算性」があったのに違いない。




それにしてもこの狭小な断面では、イメージ 7木馬での運搬量にも制約があっただろうことが想像できる。

延長はせいぜい10m強ほどだと思うが、隧道なくしては絶対にクリアできない、そんな立地だからして、木馬道のルートとして、ここをおいて他には考えられなかったんだろう。



伝わりにくいが、
イメージ 8
かなり急勾配の洞内の、その出口に散乱する木材。これは…?




そして、くっそヤバい
イメージ 9
鉄板の構図。

いろいろ書きたいことあるんだが(笑)、まずこの木製の残骸。これって、もしかして、木馬道の盤木遺構なんじゃないのか!?試しに「木馬道」のワードで画像検索してみていただきたい。これ絶対そうっすよね!?

この上を、材木を載せた木馬(木橇)が降りてきたっていうのか…?それ、めっちゃめちゃ怖いんやけど。



だって、この場所って、
イメージ 10
コレもん。

垂直に切れ落ちた、まさに断崖絶壁の上のひっかき傷程度の道。ヤバい。マジでヤバい。



隧道を振り返り。
イメージ 11
ちょっともう、なんて言っていいかわかんないわ(笑)。





ここもやっぱ、タテヴァージョンのが伝わるかな?
イメージ 12
隧道下からこの先の滝頭まで、けっこうな急勾配で登っている。

すなわち、山からの搬出時には下りの急勾配、右側は千尋の谷。ははは…。乾いた笑いが漏れるほどに、めちゃくちゃ怖かったやろうなあ…。どんだけ危険な仕事だったんだろうか、この現場は。



そして、ここから望む大鯛の滝。デカすぎで、また近すぎて、やはり全貌がよくわからない。

これは上半分。
イメージ 13

断崖に生えた木を目印にしていただいて…

イメージ 14
こんな見え方。

この滝、当然滝屋さんによるレポート記事がけっこう見つかるのだが、それらを見ると、鳥渡谷に降りて直下近くまで行かれている方も多い。確かに、前回登場した謎穴手前の沢あたりまでなら、谷底まで降りるポイントはありそうだった。


さて、念願の隧道を確認・探索し、大大大満足。あくまで隧道がターゲットだったわたくしだが、とりあえず滝頭までは行って見てみようと思った。せっかくやしね。



この写真では見えないが、
イメージ 15
滝の位置は先の写真どおり。もうここは滝の至近だ。

今改めてみると、写真手前下のも盤木遺構やな、これ…。



少し登ると、道の真ん中に
イメージ 16
いつのものとも知れない楔。

断崖の上の狭い道の真ん中にあるコイツ、へたにつまづいてバランスを崩したら、即サヨウナラ。いやいや、やめてちょうだいよ…。



さ〜て、
イメージ 17
滝の上はどんなんかな〜?



どんなんだったと思います〜?(謎笑




【おまけ】

謎穴の手前からの、隧道の動画を貼っておきます。ここばっかりは、これを見ていただいた方が臨場感があるんじゃないかと…。よろしければ、どうぞ〜。




【5】に続く。




この記事に

開く コメント(37)[NEW]


【2】より続く。


時刻は11時6分。
イメージ 2
ここまでで最高の石積みが現れてホクホクなわたくしだったが、新たなる障害が見えてきた。




が、それは…
イメージ 3
大変ステキな障害(笑)。

初めて現れた、立派な石積み橋台擁する橋梁遺構だった。




高巻きしながらの、サイドアングル。
イメージ 1
ここにはどのような桁が架かっていたのだろうか。その痕跡は皆無。

谷底まで降りれば、何かしらの残骸が見つかったのかもしれないけど。




ここをクリアしてしばし、結果的に唯一ここだけにあったものを発見。

それは、
イメージ 4
路傍の巨木にスプレー?で書かれた文字。

山主さんを示すものだろうか、平成二十五年という日付も見える。この道、「木馬道」としては役目を終えているのだろうが、「山仕事の道」としては現役なのだろう。



その木を振り返った景。
イメージ 5
やはり、一帯でも別格に立派な木に書かれているのがわかる。




ここからしばらくが、
イメージ 6
地味〜に歩きづらかった。

跨ぐにもくぐるにもキツイ、絶妙な倒木群と、斜面を埋め尽くす枯れ枝。同業者ならおわかりだろうが、めんどくさくて危ないやつですわ。


そんな途中で見つけた、
イメージ 7
びっしりと謎のキノコが生えた木。

あまりに見事だったんで思わず撮ったけど、苦手な方がいたら申し訳ない。



面倒なパートをクリアしたと思ったら、
イメージ 8
新たな障害が。

あったはずの橋梁の痕跡は、再び皆無。先ほど見事な橋台を見せてくれたのは、気まぐれか。

しかしここ、案外ヤバい場所だったと思うんだけども、写真だとどうにも伝わらんなあ…。


これは、渡渉中に谷の上方向を見たところ。
イメージ 9
…なんか、よくわからんね(笑)。




ふと傍らを見ると、
イメージ 10
主さんがいらっしゃった。

すいません、お邪魔しておりまーす(笑)。



これをクリアすると…いや、正確にはする前から
イメージ 11
その存在は感じられた。

…おわかりだろうか?



木々を透かして、全貌の見えない、
イメージ 12
大きな、滝。

これが、「大鯛の滝」に違いない。




そして木馬道は、
イメージ 13
滝に向かってまっすぐに突っ込んでいくかに見える。


コレは…テンションがエライことになってくる展開じゃないか。

イヤ待て、その前に、なんかあるようだが…?



そこには、
イメージ 14
こんな謎穴が。

隧道…ではないな、どう見ても。




内部はこんな感じで、
イメージ 15
天井も地面も、大きく裂けてタテに長〜い。天然の洞穴やな、コレは。

入ってしまってから、「熊がおったらどうしよう?」と思ってちょっと緊張したが、幸い獣の気配はなかった。



一応、鉄板の構図?(笑)
イメージ 16
まあ、全然深入りしたい穴ではなかった。




脱出後、振り返り。
イメージ 17
ちょっとした前菜ってとこかな(笑)。




実は、メインディッシュは、
イメージ 18
目の前。




【4】に続く。




この記事に

開く コメント(25)[NEW]

[ すべて表示 ]


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事