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【7月30日】
夜良く眠れず。
午前中はダラダラ過ごす。
昼食後早めのシャワーを浴びる。
昨日と同様、ナースステーションで心電図測定器を外してもらい、
シャワー後再び貼ってもらう。
たまたま居合わせたNさんが、「私がやります」と申し出る。
出入り口の前でじっとしてるワシに、「あのーここじゃなくて、処置室へ」
あ、そりゃあそうだ。
Yさんにジョーンジョーンされた同じ場所でペタペタとパッチを貼りなおしてもらう。
Nさん「退院決まったんですよね♪」
ワシ「うん、8月一日の土曜日。ありがとうね、色々。」
Nさん「いえいえ。お家の方にはもう連絡されたんですか?」
ワシ「うん。」
Nさん「喜んでたでしょう。」
ワシ「え・・・メールを送ったんやけど返事がなくて、『届いた?』って電話したら、
なんか夜勤明けでメッチャ機嫌悪かったわ。」
Nさん「・・・それは切ないねえ・・・まあ、でも一家の大黒柱が帰るんじゃもん、絶対喜んでますよ」
まぁ、ずいぶんと細っこい大黒柱だけどね。
ワシ「Nさん。」
Nさん「はい。」
ワシ「写真撮らせて。」
Nさん「え”―――――!!!」
と大声を出すが、「いつでしたっけ、土曜日?」
「わかりました。その日は居ますから。」とOKが。
やたっっ!
15時からリハビリ。
今日はトレッドミルで歩行訓練。
最初は本当にゆっくり。
楽チンだというとペースを倍にされ、それでも楽チンだというとさらに倍。
まだ楽チンだと言うと更にペースUP。
ギリギリ走り出す直前の歩行ペースにまで。
「今にも走り出しそうな感じですね」とトレーナーさんに言われ、
「いやあ、走りたいです。本当に走っちゃいかんのでしょうけど」とワシ。
回復したらマラソンを再開したいのだというと、「心肺運動負荷試験」という、
心肺能力測定をやってるのでどうかと言われる。
健保が利くから3000円程度で受けられると言うので申し込む。
ヨメに退院日に来られるのかどうか今日中に返事が欲しいと言っておいたのだが、
6時半になっても連絡がない。
電話したら、「今からパートやねん」とメッチャそっけない。
「土曜日に子供らの部活の試合があるんやけど、プログラムがわからんから返事できん」と。
ワシは無理してくる必要はないぞと言う。
荷物は宅配で送るし、新幹線に乗って帰るのは一人で大丈夫だから、と。
「まー、どっちでも」とヨメ。
夜8時ごろ、同室の患者さんの家族がやってきて、看護士に文句を言い出す。
「もしもこの人(嫁さん)が仕事を休んで首になったら責任とってくれるんか!」
どうやら患者である男性が、家族に相談なく医師から打診された手術日の変更を受けてしまったようで。
意思の疎通ができなさ過ぎの家族よな・・・。
子供と嫁さんが一緒であるのに、周りにはワシら同室の患者もいると言うのに、
息子は一人大きな声を出し続け、事情が良くわからない看護士はオロオロするばかり。
挙句の果てに嫁さんは「そもそも私が手術の立会人で良いの?」と今さらな発言。
ここで言うせりふか?
馬鹿げた騒音をシャットアウトすべく、テレビのボリュームを上げる。
(無論、イヤホーンはしてます)
【7月31日】
もう一人の同室者さんと「昨夜は騒がしかったですね」と。
「いやあ、世の中いろんな人がいますねえ」と笑いあう。
午後、リハビリをやる代わりに「心肺運動負荷試験」をやる。
胸にいっぱいペタペタと配線を貼り付け、マスクをつけてエアロバイクにまたがり、
徐々に重くなるペダルを同じ回転数で回していく。
17分くらいで終了。
最後は苦しかった。
結果を踏まえて出された運動処方は、
1 運動の種類:歩行、自転車
2 運動の強度(ATポイント)
心拍数:120/分(20/10秒x6)
歩行速度:5〜6km/時間
3 運動の時間:15〜30分
4 運動の頻度:1日1回、週3回以上
良い参考になる!
【8月1日】
いよいよ退院♪
最後の検温と血圧と体重測定。
異常なし!体重は入院時より2キロ減。
最後の朝食を取り、抜糸をしてもらい、ボストンバックに荷物を詰め込み、宅配を依頼する。
かかりつけ医への手紙をもらい、剃毛のYさんに、
「後は清算が終わったら終了です。帰る前に詰め所に声をかけてください」と言われる。
清算を済ませてナースステーションにすべての処理が終了したことを告げると、
「まだ残ってることがないか確認しますので、部屋で待っていてください」と言われる。
「ん?」と思ったが、部屋で待機してると剃毛のYさんがやってきて、
「何でまだいるの?」という顔をされる。
「清算が終わったらすべて終了だと言ったじゃないですか」と言われカチン。
あーそうですかと、同室の患者さんたちに「お大事に」と声をかけ、ナースステーションに行き、
「今までお世話になりました。ありがとうございました。」と挨拶する。
Nさんの姿が見えなかったので、「Nさんにも御挨拶がしたいのですが」と言い、呼び出してもらう。
可愛いNさんが小走りでやってくる。
「御見送りします。」と言うNさんに、「それよりも、ほら、」と、デジカメを示す。
「あwやっぱり覚えてた。」
当然です。
「シャッターを押してくれる人を呼びましょう。Yさん(剃毛)にお願いしようと思ってたんじゃけど」
(いや、彼女はパス。)
「ええよ、俺は写んなくて。」と言うと、
「ぎゃー、なんてことを!」
・・・過去にもあったな?
無理やり?ひとり看護士さんを引っ張ってきて、2ショット画像を撮って貰う。
ボケてる・・・。
「じゃ、今度は俺が」と、二人を撮るが・・・
やっぱりボケてる・・・。
設定が悪いのだが、なんか、これ以上職場を汚しちゃいけない気がしてきて、
「ありがとう。お世話になりました!」と、頭を下げる。
エレベーターに乗り込み、閉まるドアの向こうのNさんにさよならを言う。
Nさんのピンボケ画像を見ながらシミジミ思う。
「ワシ、こういう顔の子に弱いのよなぁ・・・」
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