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2月・3月分

さていつもの読書記録です。
2月が妙に忙しく、2月分は書いてなかったですのでまとめて。

いつもの通り自分の記録用ですので、適当にスルーしてくださいね。

この二ヶ月で読んだのは、トータルで3作品、10冊です。

まずはベタなところで

坂の上の雲 司馬 遼太郎 (全八巻)
 前回読んだのがいつだか覚えておりませんが、久しぶりに読みたくなって本棚から出してきました。
 秋山好古、真之の兄弟・正岡子規を中心に、開国して漸く軌道に乗り始めた日本が、帝国主義を持ってアジアへ集まってくる列国の中で、危うい舵取りを繰り広げて行く、明治政府と陸・海軍の動きを、「海は甦る」とは異なる視点で描いた作品です。「海は甦る」を読んだときにも感じたのですが、まだ人材が育ってこない小さな小さな政府が全世界に対して、立ち向かっていく姿。今の世の中で、学ぶべきことが色々とあるような気がします。これも将来、子供達が読めるように本棚においておきたい本です。

銀齢の果て 筒井 康隆
 しばらくぶりに筒井作品を読みました。昔から筒井作品の根底に流れてる、被差別者の悲しい抵抗とその果ての悲しいドタバタな結末。古い昔から追っているテーマが、時を越えて更に一段とテーマを昇華した感じの物語でかなり楽しめました。その昔はまった筒井作品の世界が、甦ってくる、そんな感じの懐かしい新しさでした。

ぼくと1ルピーの神様 ヴィカス・スワラップ
 ご存知の方もいらっしゃると思いますが、私の仕事場には多くのインド人がいます。また、その関係でインド人の友達も多く、結婚式に参列するためにインドへ行ったこともあります。なので、多少インドについては知っているところもあるつもりでした。この本がインドに関するものとも知らずに、ふと手に取ったものなのですが、インドの貧困層に生きる主人公の物語です。とてもおもしろい展開の本なので、内容は触れませんが、あっという間に読み終わるような本でした。時間が空いてしまったときにはちょうど手ごろな感じの本ではないかなと思います。


とりあえず、今年はこれでトータル16冊(エ○本は除く)、去年より若干ペースは早い感じでしょうか。さて来月はどんな本と出合えるでしょうか。

1月の本 ケータイ投稿記事

今年に入って、まだ読書記録を一つも残していませんが、自分の記録として読んだものは残しておこうと思います。もちろんエ○本に関しては一切記録しませんので、仏○西書院がないとかいうクレームは受け付けてません(爆)

ただ、去年のように一冊ずつ記録していくと、後日振り返って、自分でも記録が判りにくくなるので、月に一度にして、記録の整理をしやすくしました。
昨年末から読みかけていたものを含めて、今月は六冊読んでいました。

宇宙論入門―誕生から未来へ---佐藤 勝彦
 どこで買ったのか、良く覚えていませんが、昨年末より読み始めて、面白かったのであっという間に読み終わった本です。
 その昔学生の頃、勉強なぞどこ吹く風と遊んでいたために、今更になって後悔している私のような人間がターゲットなんでしょう。色んなことをもっと学んでいれば、不完全燃焼感にこんな年までいつまでも悩まされることもなかったのでしょうが、後悔先に立つわけもないです。学問はできるうちにしとくべきでした。今更、こういった本を読んで、少しずつ自分の好奇心を満たしているところです。
 さて、この本は素粒子の話しから宇宙の起源や終焉の話へと、今科学がどの程度のことまで判っているのかを判りやすく書いたもので私でも読めるものでした。ただ、いつか、また、学校に戻ってじっくり勉強したいという隠居願望を刺激する危険な本でした。宝くじ、当たれ!

日本人なら知っておきたい仏教---武光 誠
 これは妻が暇つぶしに買ってきた本でした。なんとなく、仏教という日本で生まれ育ったものにとって、とても身近なはずなものなのですが、やはり何故、これほど多くの宗派があり、各々がどのような背景を持って、釈迦の教えから広がっていったのか、問われても一言で答えられるような知識は持ち合わせていないということを明確に気付かせてくれた一冊でした。釈迦が悟りを開いたところから、弟子たちを通じて各地へ伝わり、そして各地の現地宗教と混ざり合いながら遂には日本へ。そこから多くの悩める高僧たちが色んなことに躓きながら発展していった様々な宗派の歴史。こんな薄い本の中に簡単にまとめられていて、タイトル通りの目的を達成している感じの本でした。しかし、宇宙論入門という本の直後に読むと、「(真)空」という言葉がものすごく重大な意味を持ってくる不思議な感覚ですね。

わが解体---高橋和巳
 どこかに外出する際に、読む本がなく、本棚の手前にあった薄そうな本として引っ張り出したところ、またえらく重たい本が出てきました。しばらく読んでいなかったので、これも何かの縁と再度読み直した本です。高橋和巳さんというと、その文章の美しさ、内容の深さということで私の好きな作家の上位にいる作家ですが、その彼が京大の助教授であったときに実際に起こった学園闘争の中にあり、その共闘の精神に同情の念を持ちながらも、教授会のメンバーでもあり、その双方からの圧迫を受けながら、思想の誠実さを貫こうとしたがために結局挫折した過程を「解体」という言葉をもって綴った文章です。さすがに安保闘争だの学園紛争だのというのは私がまだ小さな子供の頃、或いは、生まれていない頃に端を発するものであり、その思想背景や歴史背景は、ものの本で得た知識しかありません。しかもこの本は一貫して主体を自分において、客観としての学園闘争には焦点をあてていないので、理解しにくいところはあるものの、その主体として深い傷を負っていき、最後は病魔に
冒されていく過程は鬼気迫るものがあり、何度読んでも、「わが解体」というタイトルが鮮烈に残るような本でした。
 亡くなったのが39歳、今の私よりもちょっとだけ(突っ込みどころじゃないですよ)若いくらい。自分は、この年になるまで、ここまで必死に自分を掘り下げる必要に問われずに過ぎてきました。同じ文弱の徒として、こんな風に自分を解体する日が、いずれ来るのかもしれないと、感慨深いものがありました。

探偵ガリレオ---東野 圭吾
 高橋和巳から一転して、今度は気楽に読めそうなものとして、これも妻の枕元から持ってきました。ドラマも見てなかったし、この作家の書いたものを読むのもはじめてだったので、「通勤途中にこの本しか持ってなくて面白くなかったらどうしよう」なんて変な不安があったのですが、心配はなかったです。皆様おっしゃるように、面白かったです。科学トリックというのでしょうか、面白い分野があるのですね。今年、恐らく東野圭吾さんの本を数冊読むのではないかという気がしてます。

出家とその弟子---倉田 百三
 これは去年も読んでいる本です。「日本人なら知っておきたい仏教」を読んで、ふともう一度読んでみたくなって取り出してきました。主人公は親鸞で、もちろん浄土真宗がその背景にあるのはもちろんのことですが、カトリックの持つストイックな雰囲気が強く漂い、その中で、強い意志で貫く他力本願というものを描き出したものと言えばいいのでしょうか。主人公たちのあまりの悲しみの深さと、それを正面から受け止める宗教者として親鸞、その息子、弟子の強い思いが、これほど見事に描かれており、途中からは読むのが切なくなるようなそんな本です。また、しばらく経ってから読んでみて、自分がどんな風に自分が感じるのか、楽しみにしながら本棚に戻します。

予知夢---東野 圭吾
 読むものがなくなると、妻の枕元を漁る。お、ガリレオシリーズが出てきました。まさか、月に二冊も読むとはですが、相変わらず、歯切れがいいので気楽に読めてありがたいです。しかし、あっさり読み終わって、次に読むものが…。明日は本屋にいかねばです。
さて、またまた、訪問が出来てません。返コメ遅延、携帯からの読み逃げ、続いてますが、すいません。
早く時間を作って、ゆっくりブログ巡りしたいです〜

そろそろ今年も終わりですね、ここからは今年の総まとめ編をやっていこうかと思います。

まずは読書編から〜自分の記録色の強い書庫でした

一体一年に何冊の本を読むか、試しにやってきてみました。今読んでいる本で恐らく今年は終わりになるのではないかと思いますので、今年一年に読んだ本を自分の記録のためにちょっとおさらいです。

その前に、ここのところアップしていなかった分と現在読みかけのものの簡単なレビューです。

うそうそ 畠中恵
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今年はこの人に嵌ったような感じです。これは12月にドラマでもやっていましたが、相変わらず温かい不思議なミステリー&妖怪譚。来年も期待できる作家です。


明治時代の人生相談 山田 邦紀
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明治時代、一体人は何を悩んでいたのか。面白いテーマですよね。「子供が三太九郎という見知らぬ人からプレゼントをもらうという嘘を言う耶蘇の教えって如何なものか」なんて相談されたらどうしますか?そして自立を始めた女性に対する厳しさも今の時代とは違うもので、なかなか楽しめました


馬賊戦記(上・下) 朽木 寒三
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もう絶版になっているもの、少し前にオークションで手にいれました。子供の頃、父が買ってくれた本ですが、数十回に及ぶ引越しの中で無くしてしまったものですが、ようやく手に入れて読み直しです。清朝末期から満州帝国の始まりに、日本人でありながら数万の馬賊を指揮した小日向白朗の痛快譚。意識はしてませんでしたが、安能務さんといい、今年は日本人と中国人というテーマのものを結構読んだような気がします。まだ下巻の途中ですが、読み終わったら長男にでも貸してやろうと思います。


さて、それでは今年読んだ本の総ざらえを。
まず、雑誌とマンガは除きまして月ごとに(結構時間をかけて読んだものもあるので、記事をアップした月ごとにしました)
結局一年で軽いもの、重いものあわせて四十五冊。もう少し読んでいるかというイメージがあったのですが、月平均4冊くらい。去年もその前もあまり変わらぬ調子でしたから、こんな感じなんですね。
とりあえず今年読んだものの列挙だけでもしておいて、来年又、見直してみます。

1月(一冊)
生き地獄天国 雨宮処凛
2月(なし、合計一冊)
3月(二冊、合計三冊)
捨子物語 高橋和巳
方丈記 鴨長明
4月(三冊、合計六冊)
不思議図書館 寺山修司
しゃばけ 畠中恵
寄生虫館物語 亀谷了
5月(七冊、合計十三冊)
ぬしさまへ 畠中恵
封神演義(上中下) 安能務
濹東綺譚 永井荷風
ねこのばば 畠中恵
おまけのこ 畠中恵
6月(二冊、合計十五冊)
浄土 町田 康
出家とその弟子 倉田百三
7月(七冊、合計二十二冊)
ゆめつげ 畠中恵
死者の書・身毒丸 折口信夫
海は甦える(全五巻) 江藤淳
8月(三冊、合計二十五冊)
デカルトの密室 瀬名 秀明
八甲田山死の彷徨 新田次郎
うわさの神仏 加門 七海
9月(七冊、合計三十二冊)
サンゴとサンゴ礁のはなし 本川 達雄
診療室にきた赤ずきん 大平 健
異邦人(上・下) パトリシア コーンウェル
指揮官たちの特攻 城山三郎
へんないきもの三千里 早川いくを
四畳半神話体系 森見 登美彦
兎の眼 灰谷 健次郎
10月(三冊、合計三十五冊)
星を継ぐもの ジェィムス ホーガン
重力ピエロ 伊坂幸太郎
地獄変・偸盗 芥川龍之介
11月(三冊、合計三十八冊)
春秋戦国志(上中下) 安能 務
12月(七冊含む上記分、合計四十五冊)
花嫁化鳥 寺山修司
八股と馬虎 安能 務
闇の子供たち 梁 石日

花嫁化鳥 寺山修司

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今年は、本屋に行くと、どこの本屋に行っても、復刻版の文庫本が、新しく出た本に混ざって数多く特設コーナーに並んでいました。それらの今昔の本がずらーっと並んでいる中に、そのタイトルやデザインで、ふと手に取りたくなる本が大変に多いというのが、今年の我が本屋通いを続けてきた感想です。

先日も外食ついでに家族で本屋に行ったのですが、「あれもこれも欲しい」とえらいことになってしまい、その中から破産しないように、一生懸命削って、漸く、妻と私で文庫本を6冊、雑誌と子供の本と買い込んできました。

そんな中に入ってきた一冊が「花嫁化鳥 (寺山修司)」。寺山修司は、昔からその考え方、ものの見方にものすごく興味があったアーティストですが、何故かすれ違っていて、今まであまり読んでおりませんでした。大昔に読んだ「家出のススメ」、今年前半に読んだ「不思議図書館」に次いで、恐らく三冊目です。今回とくに寺山修司を探した訳でもなく、前述したように特設コーナーでタイトルと表紙の絵だけで手に取ったのが寺山修司だったので、即座にカートに入りました。

寺山修司による、昭和版、日本民間文化探求紀行といった趣きのもので、高度経済成長期に、元々旅行雑誌に連載されていたもののようです。例えば犬神の伝説を追って、闘犬の里へ出かけ、闘犬の歴史、犬神憑きの話し、それらの文化的背景や、まつわる習俗といったものを、様々な観点から考察していくという内容のもの。これを寺山修司の観点から文章に綴って行くのだから面白くないわけがないのです。

「合理主義からでは生まれてこない無駄なものの中にこそ、文化が存在する」(花嫁化鳥より)

必要なものだけを追い、日々を如何に合理的に過ごすかということについ重きを置き、無駄な時間を楽しむことを忘れてしまうとは、特にこんな経済情勢で、師走のこの時期にありがちなことですが、文化を忘れてしまいそうなところにいい一冊が読めました。




さて、ついでに最近読んで書いていなかった二冊を私自身の備忘録のために

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八股(パクー)と馬虎(マフー)―中華思想の精髄  安能 務
中国文学者である筆者が、中華思想とは何かを題材に、現代に生きた中国史上二人目の英雄(筆者曰く)、毛沢東を中心として現代中国の成立を描いたものです。いくら論語や漢詩、その他演義ものを読んでもイマイチ判りやすくない中国という国を中華思想というもので見てみると、初めて古の聖賢時代から清末期までと、その後の共産革命までを一つの流れとして捉える何らかのきっかけを与えてくれたような感じがします。隣にあるもっとも判りにくいかもしれない国、少しでも知りたいという単純な欲求を満たしてくれるようなそんな本でした。

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闇の子供たち 梁 石日
あまり読まないタイプの本かもしれません。電車に乗る前に、手元に本がなく、他に何もない中でふと買ってみた本です。本当に世の中にある話しなのか、オーバーに書かれている話なのか判りませんが、現代の日本で生まれ、日本で生きてきたものとして、普通は考えられない世界。しかし折に触れ出てくる、少し昔の日本の飢饉のときの話を思い合わせて読んでみると、決して単なるフィクションではない世界の物語。子供たちを自分たちが生きる道具として売る親、買う人買い、性愛の道具として使い、そして病気になればそのままゴミ捨て場に捨ててしまう世界。きっと世界のどこかで実際に起こっているそんな出来事を読み、しかし何もできない、何から出来るか判らない、或いは、何かを起こす勇気もない自分を振り返ってしまいました。更には、自分がその世界に関わりを持つ大人で、貧困の底で喘いでいたとしたとき、自分が本当に他人の子供でも守るほうとして生きられるかと問われたとしたら、応と即答できるかどうかなんてことを考えたときに、その思考実験を最後までやることもできなかった自分があるなと自覚してしまいました。
子供が、こんな世界の存在に気づき、「なんとか解決してよ」と問われる、そんなことが起こったときに、何ら返す答えがない。いつかそんな日が来ないようにするために何をすべきか、まだまだ考えるべきことが多いようです。

春秋戦国志 安能 努 ケータイ投稿記事

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最近の忙しさですっかり本を読むペースが落ちてまいりました(帰りの電車で爆睡が多くて zzz)。

また、珍しく途中挫折の本があったりとしたので、下手な読後感想文も久しぶりな感じです。

忙しさで、頭をリラックスさせたいときは、テンポが軽快で切れ味のいい文章。内容も主人公の心の葛藤よりは、客観的な内容のもの。落語でも聴いてるような気軽さがあって、それでも知的好奇心は満たされる。それがこの安能努さんの、中国歴史もの題材の小説群。お蔭でこの方の書いた本は、いつも本棚の取り出しやすいところにあります。
今回は、春秋戦国志(全三巻)。周の国が力を無くしたところから、秦が中国を統一するまでの約五百年における、興亡史を背景に、きら星のように現れた政治家、経倫家、戦争の専門家たちの活躍とともに、面白い小説に仕上げたものです。そして最後に、この時代の思想家たちの系譜の頭に、太公望、おしりに毛沢東を加え、中国の反儒教における思想史としてまとめあげるところは、この作者の面目躍如たるものです。
なんだかごちゃごちゃ書きましたが、単純に痛快で、すっかりリラックスです。
さあ、次ももう一冊だけこの作者を通勤の友としてみます。

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