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表題はやや誇張です。5.5億年前ということで、恐竜の絶滅0.65億年に比べれば
せいぜい8倍と言ったところでしょうか?しかし十分に古いです。
またミミズは環形動物というタイプなのに対し、こいつは鰓曳動物なのでミミズではあり得ません。
それは兎も角として、写真をご覧になりますと、ちょっと驚かれるかも知れません。
なにしろ、ミミズのようなブヨブヨでお肉のみで構成されている動物が
内蔵を含めて化石となっているのです。
ミミズの体に見られるようなような体節(体表面に見える無数の仕切り線です)、
口などの器官、消化管など完璧に残されており、顕微鏡で観察すると
マイクロメートルのオーダーの詳細な構造も完璧に残っている事が判ります。
この化石産地は5.5億年前のものですが、この時代は丁度カンブリア爆発と呼ばれる
多細胞の動物が突如として大量に出現した時代にあたり、現代のあらゆる動物の
基本的なデザインを決定した時代であると言われています。
そのような時代にあって、普通の化石産地ではまず残らないような動物化石が
大量に発見される奇跡の化石産地として極めて重要な産地です。
現代の動物がどのようにして生まれたかを調べる重要な手がかりを与えてくれます。
Cricocosmia jinningensis
Cambrian,
Chengjiang, China
ちなみに、“澄江化石”を置いているいくつかの博物館でお目にかかれると思います。
大きなミネラルショーでも購入可能です(そこそこしますが)。
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