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キクロピィゲ類の一です。
三葉虫は、地べたを這いずり回って泥やら上から落ちてきた死骸やら、
あるいは海底の穴の中の虫やらを襲って食べているわけですが、
キクロピィゲだけは唯一、海中を泳いで暮らします。
といっても、沖合いの100Mくらいの深海だったらしいですが。
これは水の流れに身を任せるというプランクトンの類であった
アグノスタス類とも全く異なります。
どうやら背中を下にして泳いでいたようですが、多数の鰓をオール代わりにして
泳いでいく様はカンブリア紀の怪物アノマロカリスやレアンコイリアを連想させます。
沖合いを泳ぐという事は、死んだら海底に落ち、速やかに埋没されなければ化石に残りません。
小さな虫なので、途中で食べられる事も多く、また海底地すべりにもほぼ巻き込まれない為
化石は非常に貴重なものです。
目の大きさが尋常で無いこと様をご覧下さい。
通常の標本では、目は残りません。それどころか完全体が見つかる事自体が異例です。
海外の博物館でも見る機会は殆ど無いでしょう!
ちなみに、この産地からはもう採集できません。
Microparia broggeri (Holub, 1912) (ミクロパリア)
Lower Ordovician, (オルドビス紀)
Llanvirnian Stage, Abereiddian Sub-stage, Llanfallteg Formation, artus Biozone.
Rhyd-y-wrach, Whitland, Dyfed, Wales. (イギリス産)
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