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パソコンの画像を漁っていたら出てきましたので載せておきます。 アノマロカリスの大付属肢です。頭部下部から1対2本伸びているアノマロカリスの「腕」となります。 澄江界隈からは未記載の物も含めアノマロカリスが何種か出ますが、巨蝦(Amplectobelua symbranchiata)は奇蝦(Anomalocaris saron)と並び古い文献にも出てくる澄江ではおなじみの種です。 Amplectobelua属のアノマロカリスはバージェス頁岩からも発見されており、少なくとも澄江から発見された標本を見る限り、Anomalocaris属より遊泳性に優れているデザインであるように見えます(なお、歩行用の肢は発見されていません)。 巨大だから巨蝦と命名されたのでしょうが、私が見てきた限りは例外的なものを含めた実際の最大サイズは奇蝦も巨蝦も同じくらいですが、腕のサイズが大型である傾向はあると思います。おおむね15㎝もあればきわめて大型といえます。 写真は10㎝級と相当巨大な標本ですが、腕の根元を掘り出していません。なので、10㎝という数字よりもさらに巨大な印象を受けます。逆に10㎝級でも根元付近がかなり残っていて露出している標本ならば、数字の割に小さめに感じることでしょう。巨大なアノマロカリスの腕はコレクターの夢ですが、残念ながら最早このクラスの標本を入手する機会はほぼ無くなってきているのではないでしょうか。 腕の刺は捕食に使っていたのでしょう、欠損している事が多いのですが、この標本の個体は根元付近の刺がよく残っています。こんなのに掴まれたらとんでもない事になるかもしれませんね。 カンブリア紀、中国雲南省産です。 #318 下記は比較画像。 同じく10㎝級で、刺が特徴的に欠損しています。刺の欠損はクリーニングや採集時によるものでも刺が母岩に埋まっているものでもなく、元々なかったものです。腕の先端部の刺が通常は3本あるのが1本になっているのが痛々しい… (腕の保存状態が良好にも関わらず刺がここまで欠損している標本はこれくらいで、非常に興味深いです) #99951 |
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2015年07月19日
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