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Vetustovermisで検索していただくと山ほど復元図が出てくると思います。
澄江の動物としては、かなり大型の種で、大きなものでは頭部の2本の捕食腕を含めなくても10cm以上に達しますが、頭部の捕食腕も少なくとも体の半分以上の長さになるようです。 タコやイカと同じように、漏斗を持っていますが、タコイカと異なり飛び出た眼を持っています。
2本の捕食腕、飛び出た目、扁平で細長い体から、ぱっと目アノマロカリスに良く似ていますが、アノマロカリスはよく産出するのに対し、こちらは殆ど出ない幻の化石です。
この標本は、化石に残っている部分は全長6〜7cmくらいです。
保存状態は最高レベルに良好です。
近年の研究で、ネクトカリスも瓜二つの形状であることが分かっており、澄江版のネクトカリスといえます。
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バージェス型動物
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巨蝦ことAmplectobeluaの完全個体の化石です。
見えている部分だけで全長5cm程度あります。この手のものとしてはかなり大きいです。
写真だけではアノマロカリスかどうかは分からないかもしれませんが、
この状態でも分かる決定的な要素が2点あります。ヒレと、大付属肢の存在です。
当方はアノマロカリスの胴体部を保存した標本をいくつか持っていますが、保存はどれもあまり良くないものがよいですが、この化石は三葉虫並みに良いです。
図鑑に載っている標本と比べても、比較にならないほどの保存状態があります。
というのも、明らかな鰓構造が見られるのです。
当方の他のアノマロカリス完全体では、不明瞭でよく分かりませんでしたし、文献でもあいまいな記述がなされています。
現在はクリーニングがある程度進行しており、
写真とは似ても似つかない姿になっています(特に頭部)…。
完全に作業が完了するまではあと1年程度掛るかもしれませんが、モノの重要性を考えれば仕方が無いですね…。
さらに超大型のアノマロカリスの胴体部分も手に入れていますが、完全体ではありません。
なにより標本が巨大すぎるので私の手には負えない状況です。
こちらはクリーニング屋に頼もうかと思いますが、腕が信頼できる人を見つけるのが難しそうです。
Amplectobelua symbrachiata; 中国雲南省棲江海口村;カンブリア紀;
…こいつが現在どうなっているかといえば、こうなっています。
進捗40%程度といったところでしょうか。頭部は80%掘り出されており、
左側の眼は完全に掘り出されています。巨大です。
右側の眼は特に保存が良いため、すべての作業が終わってから掘り出そうかと思っています。
巨蝦のヒレは非常に幅広のため、胴体部分と同じくらいは両側にせり出します。
分離は良くないので、これを掘り出すのは大変なエネルギーが必要です。
実はコイツは対物で、カタワレが存在します。
カタワレは尾部と、頭部の大付属肢がよくのこっています。
尾部は埋まっているので大付属肢を以下に示します。
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澄江ばかり続いていますが…
澄江を代表するコノハエビ様の節足動物、ワプティアです。
ワプティアはバージェス頁岩でも採れますが、澄江のものはずっと小さいです。
鰓肢が確認できる保存のとてもよいものです。
中国雲南省澄江
カンブリア紀
ワプティア・オバタ(Waptia ovata)
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楔形古虫(Vetulicola cuneata)と思われる標本です。
非常に珍しい斜めから見た視点ではないでしょうか。
尻尾だけ、頭部だけというのはよくあるのですが、きちんと繋がった個体は非常に珍しいです。
Vetulicola cuneata
Cambrian, Yunnan, China
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澄江の三葉虫形類の代表格、Xandarellaです。史上で見る事はめっきり減ってしまいました。
同じく代表格のCindarellaよりも、外骨格の保存がよい場合が多いように感じます。
この個体は、保存状態も良好、かつかなりの大型ではありますが、
残念ながら胴体中央部の一部が補修されています。
これほどの標本は今では1年に1度以下の入手のチャンスしかないだけに、残念ですね…。
Xandarella spectaculum(海怪虫)
Cambrian; Yunnan, China
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