古生代のページ

奇怪な古代生物のページです。 一般には目にすることの少ない実物の化石を中心に紹介します。

バージェス型動物

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レアンコイリア・イレセブローサ  (Leanchoilia illecebrosa)です。
高品位品の標本です。3センチほどありますが、やや大きめの個体です。
レアンコイリアはバージェス頁岩のものと異なり、スレンダーでふた周り小さなもので、多産します。
ただ、特徴的な大付属肢(ヒゲ)が出ている標本は多くはありません。

Leanchoilia illecebrosa
Cambrian, Yunnan, China
イメージ 1

三葉虫のナラオイアです。
ナラオイアの一般的な説明は昨日↓に書いたばかりですのでそちらに譲るとして、

この標本を見てまず感じるのが大きさです。
ナラオイアはよく見るものはせいぜい1cm〜2cmくらいのものが多いのですが、
この標本は5cm以上と、まさに巨体です(8cm級のバケモノも見つかったりするので最大級ではないです)。

また、ナラオイアは、
ずんぐりむっくりで胴体のエッジが棘棘のナラオイア・スピノサ(Naraoia spinosa)と、
ひょろっと細長くて扁平かつ大型のナラオイア・ロンギカウダータ(Naraoia longicaudata)がいます。
この標本は後者ですね。
昨日お見せしたものはナラオイア・スピノサではないでしょうか。

保存も良好で、呼吸器官である鰓肢(定規の3cmくらいのところのパドル上のもの)もはっきりと見て取れます。
何より、あまり見る事のない触覚らしきものも残っています。

高解像度画像をお楽しみ下さい。

イメージ 1

ソフトシェルの三葉虫ことナラオイアです。
バージェス頁岩その他からも発掘されています。
通常の三葉虫が1)硬い殻を持ち、2)頭部、胸部、尾部からなり、3)中軸とそれを挟んだ側葉からなるのに対し
1)鉱物化していない柔らかい殻を持ち、2)頭部と尾部からなり、3)明確に分かれていない点が大きく異なっています。
そのため、三葉虫に分類しない事もあるようです。

その頭部です。保存の良い澄江でも、最高の保存状態ではないでしょうか。
ただし、頭部のみ。惜しい!
よく見ると触角らしきものも残っています。かなり大きな個体です。

高解像度画像をお楽しみ下さい。

Naraoia spinosa
Cambrian, Yunnan prov., China

イメージ 1


節足動物の尾部付近の外骨格です。立体的な標本で、斜め上から押しつぶされたような保存のされ方がなされています。
三葉虫のように見えますが、三葉虫でこのような保存をされたものを見た事がありませんし、
ぱっとみて資料を調べても似たような標本がありませんでしたので違うかもしれません。
保存はあまり良くありませんが、澄江にしては大きな動物であったようです。

イメージ 1

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「良好」と書きましたが…尋常ではない保存状態です。
せいぜい6mm程度の小さな化石で、軟体部も露出していませんが…
数μ単位の構造が綺麗にほぞんされています。
特に、殻の表面にびっしり付いた穴(brachial valveというやつでしょうか?)が見られます。

これはかなり高い標本だったのですが、澄江では大した標本でないように見えるものも
顕微鏡で観察して初めてスゴイとわかった、という事がしょっちゅうあります。
是非、澄江化石をお持ちの方は、高解像度画像を撮影して観察しなおしてみてはいかがでしょうか。


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