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アノマロカリスとの比較という訳ではありませんが、サペリオン(膜状謎虫)と思われる標本です。
下から見たものではなく、背中から見たアングルでシェルが剥離した物だと思います。 尾部付近にシェルと思われる一部の破片が見られます。 この標本は鰓が付き方が良く判ります。鰓はヒレ状の構造がすべて鰓なのではなく、 根元付近のかなりの領域はプレート状になっているようです。 同時に、消化管もよく残っています。 頭部付近に膨らんだ部分がありますが、これが胃に相当し、体の中央部を消化管が貫いているのだと思います。 |
バージェス型動物
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写真を整理していたら良い物が出てきました。
アノマロカリス・サーロンであると思われる標本です。 頭部の部分はやや不明瞭ですが、体の部分はよく残っており、ほぼ復元のままの姿です。 重複する鰓のようなヒレ構造が綺麗に残っており、尾部らしき長大な突起も残っています。 小さな個体で、かつとても薄く、かつ半分埋まっているので顕微鏡で見ないとヒレ構造は確認できません。 体中心部に肢の痕跡のようなポチポチが見られます。 小さな個体とは言え、市場で出回るアノマロカリスの完全個体はせいぜい1cm〜2cmくらいですので そこそこ大き目の個体といえるのではないでしょうか。 澄江ではとても保存の良い大型のアノマロカリスの体の部分も見つかっていますが、完全個体は聞いた事がありません。 おそらくは、採掘にダイナマイトやら重機やらを使う方法なので、バージェス頁岩のように出てこないのかもしれません。 |
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澄江にはよくあるゴカイかミミズのような動物、と思いきや。 |
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アノマロカリス(anomalocaridid)の新種が発見されたようですね。 モロッコからの発見だそうですが、地質年代がオルドビス紀で、 アノマロカリスの種としてのこれまでの定説より3000万年長くなるんだそうです (さらに新しいブンデンバッハからもアノマロカリス近縁らしきものが出ていたと思うのですが)。 驚くべくはその大きさで、1メートル近い完璧な姿で発見されています。 あれほど大量に出土するカンブリア紀ものですら完全なものは珍しいのに… 保存状態も良好で、大きさもあるのか細かな解剖学的特長もよく残っているそうです。 素晴らしい… カンブリア紀には澄江やバージェス頁岩、デボン紀にはブンデンバッハから軟体性の化石が大量に見つかっていますが、 オルドビス紀にはこれまでそのような強力な産地は少なかったように思われます。 ただ今後、ニューヨークのMarkusの産地から、驚くべき保存状態の化石が沢山みつかるでしょう。 アノマロカリスか否かはわかりませんが、良く似た巨大な節足動物も見つかっているそうですし、今後期待できそうです。 |
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以前も紹介した標本かもしれませんが、Vetustovermisというらしいです。 |




