古生代のページ

奇怪な古代生物のページです。 一般には目にすることの少ない実物の化石を中心に紹介します。

メゾンクリーク

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全1ページ

[1]

イメージ 1

イメージ 2

この標本は蛭虫、ということでミミズのような体をした動物の化石という事になります。
恐らくは鰓曳動物(※こういう名称の動物門です)なので、ミミズというよりはむしろ
ユムシのような動物ではありますが。

この産地はこのような軟体性の動物が大量に保存されるので、いくら蛭虫とは言え
メゾンクリークPIT11の標本として凄いわけでは有りません。
本当に凄いのは体内に 卵 と思われる構造が保存されている点です。

虫の卵のようなものは、恐竜の卵と違い、まったく保存される事はありません。
ただ、体内に残っているなどの場合にのみ化石化され、観察できます。

同様に、ミジンコのような柔らかなプランクトンの化石も保存される事は稀であり、
魚の胃袋や口の中で保存されたものが世界で一種・一個だけ発見される
というような事もあるらしいです。

???
石炭紀
メゾンクリーク Pit 11、米国イリノイ州

“エッチアニマル”

イメージ 1

イメージ 2

別に卑猥な動物という訳ではありません。
ご覧のように、アルファベットの“H”の形をした動物で、
"cystis"とあるので棘皮動物とおもいきや、実際はどういう動物かはよく判らないのです。
一説によると、我々脊椎動物に比較的近い半索動物であるとも言われています。

Hアニマルは面白いのですが、本などで見る事はあっても実際の標本は、
あまりにもマニアックすぎて海外を能動的に探さない限りは
国内で見る機会はミネラルショー・博物館を含め皆無でしょう。

メゾンクリークでブヨブヨの体の動物は大抵このような滑らかな石肌に保存されます。
保存状態が超絶的に良いものはより異なった印象を受けます。ちなみに、かなり希少種です。

メゾンクリークとは

メゾンクリークとは、3億年ほど前の石炭紀の時代の化石産地の総称で、主な化石産地は米国イリノイ州にあります。
石炭紀という事で石炭がたくさん取れるわけで、メゾンクリークの主たる採石場も石炭の露天掘りの鉱山で、
化石は他の岩より硬く丸まった小さな石の塊(ノジュール;大抵は化石が核になって固まったもの)の形で採集されます。
したがって、大型の動植物の化石はその小石の大きさの断片でのみ発見されます。
大きさは大抵、直径数センチから10センチ程度、大きくても20センチ程度の大きさです。
余り知られていない事ですが、頁岩タイプの化石も採集されます(が数が少ないです)。

採石場の場所によってPIT1やらPIT2やらと名前が付いているのですが、大抵は植物化石の産地です。
古くから非常に高品位な植物化石を産する事が知られていたのですが、PIT11の発見によってこの化石産地の重要性は格段に高まりました。
PIT11では、軟体部を保存した水棲(淡水性、海水性)の動物化石が大量に見つかるのです。現在は採集できなくなっているようです。ここでしか見られない動物が多く、中でもターリーモンスターと呼ばれる奇妙奇天烈動物は有名です。

Francis Creek Shale, Illinois, USA

全1ページ

[1]


.
検索 検索

過去の記事一覧

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
kipccl
kipccl
男性 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について

よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事