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【オフィス編】
71
勤続30年以上の社員たちに、慰労として温泉旅行が振舞われた。
その旅行はバスでの運行だったが、「勤務評定順」に乗車するバスが振り分けられているのを、人事課の私は気付くことができた。
旅行の帰り、最も勤務評定の低いグループが乗ったバスが、事故で崖から転げ落ち、全員が死亡した。
72
給湯室で、指輪を拾った。誰の物か分からなかったので、とりあえず席に持ち帰ると、パソコンの社内メールに、「私の指輪を返して」というメールが届いていた。
不思議に思いながら、差出人を確認して驚きのあまり声も出なかった。
差出人のアドレスは、先日自殺をしたNさんだった。
73
私が勤める会社は、一つだけ不思議な場所がある。
それは、社長しか開けられないし、入ってはいけない部屋である。
子供の声や妙な呪文が聞こえたとか、不思議なお香の匂いがするとか、社員の間でも、色んな噂が飛び交っている。そんなある日、その部屋から、社長が青ざめた表情で出てきた。
それから間もなくして、私が勤める会社は倒産した。
74
真夜中、一人で残業をしていると、窓の外にビル清掃のゴンドラが降りてきた。
「こんな時間に何だろう?」と思い、ゴンドラを覗き込んだ私は悲鳴を上げた。
顔はひしゃげ、全身から血を流している人らしき物が乗っていたからだ。
後日、このビルの清掃中に、ゴンドラから落ちて亡くなった清掃員が居ることを知った。
75
同期の人間と帰り道でばったり出会った。出世を争う、ライバル的な存在だった男だ。、最近顔を合わせておらず、久しぶりということもあり、二人で飲みに行った。
飲みながら彼は、色んな企画や業務の改善点を熱く語っていた。
冗談で「そのアイデア、盗んでも良いか」と言うと、「よろしく頼む」と返事をされた。
もう出世には興味が無いのかと思い、その日は別れた。
翌朝、彼が長い闘病生活の末、昨晩病院で息を引き取った事を知った。
【街編】
76
某カラオケ店で、「とある歌を歌うと、昼間でも出る」という噂を聞き、肝試しのつもりで、彼女ととカラオケに行ったが、不思議な事は何も無かった。
翌日、他の友達にその話をすると、友達は青い顔をしながら言った、「あのカラオケ屋、先週火事で潰れたんだけど・・・」
77
道を歩いていると、突然目の前に何かが、ドスン!と落ちてきた。
少しの間、落ちてきたそれが、飛び降り自殺した人間であると気付かなかった。
次の瞬間、目の前に横たわる人間が、血で染まった手で私の足首をつかみ、「あと、もう一歩だったのに・・・」と呟いてから、こと切れた。
78
電車のホーム、女子高生らしい2人組が、「タレントが殺された」というニュースを話題にしていた。
結構有名なタレントだったので驚いたが、家に帰って調べてみても、そんなニュースは
見当たらなかった。テレビドラマの話でもしていたのだろう・・・とその日は思った。
一週間後、そのタレントが『昨日未明に自殺した』というニュースが流れた。
本当に、このタレントは自殺だったのだろうか・・・
79
久しぶりに実家へ帰ってみると、近所に新しくコンビニが出来ていた。
しかし、コンビニが出来る前は、そこに何があったのか、家族一同誰も思い出せない。
それならばと、古いアルバムを出して確認したが、その事を後悔するハメになった。
誰も手を入れていないような、古びた墓地が写っていた。
80
夏休み、炎天下の渋谷ハチ公前・・・
人影一つ、見当たらない
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80は怖い(笑)。
2009/8/12(水) 午後 3:47
80の怖さが分からない。。。
だれか教えて><
2009/8/13(木) 午前 0:10 [ 緑なアリス ]
人影一つ見当たらないなんて…考えられません。
何が起きたのでしょうね(^^)
2009/8/13(木) 午前 0:54
アリスさん>それは渋谷区は大混雑(ラッシュ)といってかなり人が居る(一千万人ほど)のに、人が一人も居ないってことですよ。
2010/8/12(木) 午後 0:46 [ 柳双 ]