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【宇宙・未来編】
91
妻を完全犯罪で殺害した男が居た。彼は、もう女性はコリゴリだと、家事全般をこなす、人間型の家政婦ロボを購入した。
しばらく使っていると、料理の味付けが妻のモノに似てきた事に気づいた。
恐怖感を覚え、キッチンを除いてみると、右利きのハズのロボが、妻と同じ左手で包丁を扱っていた。
92
宇宙飛行士が、宇宙空間での作業中に浮遊物にぶつかった。
命に別状は無かったものの、ミッションは中止。
浮遊物の正体は、宇宙へ打ち上げられた遺灰だった。
事故に遭い、遺灰を被った宇宙飛行士は、執拗に宇宙での再ミッションを希望し、再び宇宙へ上がったあと、自ら命綱を断ち、宇宙の彼方へ消えていった。
93
幽霊の存在を主張する、とある学者が居た。
ある日、その学者が変死体で発見される。
学者のパソコンに、「遂に証明する方法を発見した」という記述が残っていただけであった。
94
数百年も持つと言われる、最高の『防腐剤』が完成した。
人体には、全く悪影響が無いと言われ、多くの食品に使用された。
数年後、一人暮らしの老人が遺体で発見された。
皮膚の状況から、死後数週間は経過していると見られたが、内臓の腐敗は、ほとんど進んでいなかった。
95
人類は遂に、最高のエネルギーを開発した。
そのエネルギーの大きさは凄まじく、地球を含む、太陽系全てを消し飛ばした。
実験の結果は予想以上だったが、その結果を知る事が出来たものは、誰も居ない。
【ノンジャンル編】
96
とある骨董店で、年代モノの腕時計を買った。
私の腕に、ピッタリの腕時計だった。
ある日、太さを調節するバンドコマが一つ落ちていた。
不思議に思ったが、腕時計はピッタリと腕に付けられた。
そんな事が2・3度続いたある日、同僚が心配そうに声を掛けてきた。
「最近、激ヤセしてるけど、どこか悪いんじゃない?」
97
母が亡くなった。女手一つで育ててくれた母には、とても感謝している。
母はいつも、私のために一生懸命働いていた。そのため、身体を壊したのだろう。
葬儀も落ち着いた頃、母の思い出を整理しようと、母のパソコンを起動してみると、母が、ブログを作っていた事がわかった。
そこには一般非公開の記事で、毎日書き込んでいるようだった。題名は全て、私についての事だった。
胸が熱くなる思いで、私はその記事の一つを開けてみた、そこに書かれていた言葉は、死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!・・・
98
害虫駆除の燻煙剤を焚いた後、家の軒下で子猫が死んでいるのが見つかった。
可哀想なことをしたと埋葬したが、母猫の姿は見当たらなかった。
ある晩、大きな物音で目を覚ますと、部屋中が煙に包まれていた。
幸いボヤで済んだが、原因は不審火らしいと、消防士が説明してくれた。
もう一つ、出火場所と思われるところに、猫の焼死体があったとも付け加えて・・・
99
ある武士が、最近街で噂の『辻斬り』を退治しようと、夜中に刀を持って街へ出た。向こうの角から、刀を持った男が近づいてきたので、
辻斬りに違いないと身構えると、相手は刀を抜いて向かってきた。
こちらも刀を抜いて応戦したが、返り討ちに遭い、斬り殺されてしまった。
斬った男は血のりを拭きながらこういった。
「コイツが噂の辻斬りか、これで城下も 少しは平和になるだろう」
100
とても怖い話を思いつき、ブログの記事にしようとした男が居た。
しかし、何度記事アップしようとしても、上手く出来ない。
挙句、書き込んでいる途中で、パソコンが止まるなどの不具合にも見舞われた。
しばらくして、その男は思いついた怖い話を「アップしてもしょうがない」と思った。
何故ならそれと同じ事が、現実の世界で起き、ニュースを賑わせているから。
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ロボットに利き手ってあるの?
2009/8/14(金) 午後 11:01
お母さんのやつ怖いです………!
2009/8/15(土) 午前 0:22 [ 村々 ]