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ダヴィッドは、ナポレオンの「主席画家」という地位に就いていましたが、 ナポレオンの失脚と共に、フランスを追われベルギーへ亡命。 今もなお彼の地にて眠っておりますが、 心臓だけは、現在フランスの墓地に埋葬されているそうです。 ところで、この『戴冠式』の絵は 実際の様子とは大きく異なっていたようです。 そもそも戴冠とは、教皇が行う儀式。 つまり、教皇>皇帝なのですが、ナポレオンはそれを良しとせず 自らの手で、自分の頭に冠を載せたと言われています。 しかしながら、それを絵にしてしまうと周囲のヒンシュクを買いかねない。 けれども、ナポレオンの威厳を絵にしなければならない。ということで、 ナポレオンの手から、妻であるジョセフィーヌへの戴冠の様子を描き、 教皇はナポレオンの後ろで祝福の印を切っている。という構図になりました。 また、ナポレオンの権威を示すため、本来は皇帝即位に反目し、 この戴冠式に参加しなかったお偉方の面々も、書き込まれているとか・・・。 権力に媚びた絵と言えばそれまでですが、 きっとそれだけでは、ここまでの大作は完成しえないと思います。 ダヴィット自身、フランス革命に命を賭けた人物です。 革命を成したナポレオンに心酔し、リスペクトしていたからこそ、 出来た作品なんじゃないでしょうか。
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深くて、面白いですねっ( ^ω^ )
2012/12/27(木) 午前 8:28 [ Yasu ]