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暑い夏になると、怪談話の需要も高まると思いますが、 私の物心つくころから『妖怪』が物凄く減ったように思います。 昔話ですと、それこそ『鬼』だの『天狗』だの『河童』だの、 妖怪の王道キャラが怪談でも幅を利かせていたのだと思います。 そういうオーソドックス系が廃れると、 今度は個性派が出てきました。 『ろくろ首』とか『一つ目小僧』とか『のっぺらぼう』とか、 人を驚かす妖怪としてはベタですが、 あまり強いといったイメージはありません。 昭和に入って表れた有名妖怪といえば『口裂け女』、 「アタシキレイ?」の質問は、子どもたちを恐怖のズンドコに落としました。 他、有名妖怪といえば『トイレの花子さん』『赤マント』 などが昭和のキャラと言えるでしょうか。 平成では『人面犬』『テケテケ』『カシマさん』などが現れるも、 世代は限定されているように思います。 21世紀に入り、新しい妖怪はあまり生まれていません。 『くねくね』あたりが一番メジャーかも知れませんが、 知らない人の方が多い妖怪だと思います。 代わって、ネットや携帯、カーナビなど文明の利器に関わる 怖い話は多々生まれてきましたが、 確固たる妖怪像にまで至っていません。 『貞子』など、著名な幽霊は存在しますが 幽霊は妖怪とは一線を画すモノです。 同じオバケくくりではありますけど。 正直、ベッドの下に妖怪『まくら返し』と人間『変質者』 居たら怖いのはどっちか?と聞いたら、 やはり『変質者』の方だと思うんですよね。 逆に言えば、妖怪よりも変質者の方が 身近にいる可能性があり、リアリティを感じるから怖い。 という事でもあると思うのです。 妖怪は既に、恐怖ではなくユーモアの対象なのかも知れません。 怖い話好きの私としては、創作の中の人間よりも怖い人間が、 これ以上現実世界に現れないで欲しいです。
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