Tresor ~*トレゾア*~

花より男子の二次小説です。CPはつかつくです。

1000人!!

私事なのですが、私のブログをお気に入り登録して下さっている方が遂に1000人になりました!!

昨年の8月19日にブログを開設し、思い返すとあっという間の8か月だったように感じますが、色々あった8か月でもありました。
まず、私の生活スタイルが激変しました。元々妄想することが好きでしたが。それで一つのお話を完成させるというほど詰めた妄想はしておりませんでしたが、ブログを始めた事で、暇を見つけては妄想する時間が増え、PCに向き合う時間も格段に増えました。楽しくて始めた事ですが、悩む事も増え、みなさんのご記憶にも新しいかもしれませんが、やる気をなくした事もありました。その時過分なあたたかいコメントを幾つも頂戴し、ナイスを押して下さる方がとても増えたり、ブログ村のランキングにご協力下さったりと、私の8か月間は本当にそうした方々のお力に支えられたお陰だったんだなと改めて実感するとともに、感謝の気持ちでいっぱいです。
1000人になるまで続けてこられたのも、私一人では出来なかったことなんですよね。

始めた頃より、少しは上達しているといいのですが、これからもっと素敵なお話をかけるようになりたいです。

こんな私ですが、これからもよろしくお願い致します。


きぃ



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アセビのまえがき

このアセビという作品は、【君を愛するために】のこ茶子さんの会員制SNSの会員さんならもしかしたら御存知かもしれませんが、そちらのサイト内で、こ茶子さんのお蔵入りとなってしまったお話をいくつもご紹介して下さってまして、それに対して図々しくも交換日記のように質問したりしながら交流をさせて頂いておりました。
その中の1つにアセビの元になったお話があります。
いくつも素敵なお話が眠っている中で、特に心引かれて書いてみるならコレだって思いました。
そのサイト内で、私の考えたあらすじを公開しているのでここでも公開しようか随分迷いましたが、そのあらすじに更にアレンジを加えたストーリー展開になっているので、公開はしない事にしました。
私は自分のお話に泣いたりしませんが、元になったこ茶子さんのプロットを読んでこれから描くアセビをイメージして泣いたので、切なさ指数は高めかもしれません。ただし、私が自分の妄想したイメージをきちんと言葉で伝えきれたらの話ですが……。しっかり届けられたら本望です。


次に、タイトルについてですが、“アセビ”という木をを御存知の方、どれくらいいらっしゃるのかな?という位馴染みが薄い木なように、偏見かもしれませんが思います。って、じゃあ何でタイトルに命名したんだよ?って思った方もいらっしゃるでしょう。
さて、なぜアセビなのかですが、このお話のメインテーマは“献身”になります。そこで、花言葉の逆引きから調べて幾つかあがった候補の中の1つです。理由は1話の中のプロローグに書いた通りの理由からです。アセビには献身以外にも幾つかの花言葉があって、こじつけかもしれませんが、それらも司とつくしに通じるように感じました。又、アセビにまつわる神話も決め手となりました。

このタイミングでの公開、実は迷いました。
既に新作3本抱えてますからね……
ただ、アセビの時期が終わってしまってからの公開は避けたかったので、まだ北の方では咲いていると信じて公開します。
不定期更新になりますが、宜しくお願いします(^^)

敬愛するこ茶子さんに感謝と愛を込めて……

きぃ





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アセビ 〜1〜

その日、ある一人の女性が実家に里帰りをしていた。
おしどり夫婦として有名だった祖父母は、いつも一緒だった。
それが、祖父の他界により、一人残されてしまった祖母の話し相手をするためだ。

祖母は社交的で人当たりも良く友人たちも多くて常に笑いの絶えない人だった。
表向きは祖父が亡くなった後も、そうして寂しさを紛らわせるかのように笑っていた。
しかし、みんな知っていた。
祖母が人知れず泣いていることを…
祖父に逢いたがっていることを…

だから、少しでも悲しみが癒えるようにと進んでみんな祖母に会いにいったのだ。

そして、私もその中の一人。


今日もいつもと変わらず祖母の部屋を訪れると、祖母はお気に入りのロッキングチェアに腰を落としていた。しかし、良く見ると一冊の古びた本を抱きしめながら眠っていたのだ。そして、頬にはまだ乾いていない涙が光っていた。

どうしたんだろう?
そんな祖母を心配していると、人の気配に気が付いたのか、祖母がゆっくりと瞼を開いた。

「どうしたんですか?おばあ様」

ゆっくりと私の方へと振り返ると、祖母は涙を指の腹で拭って微笑んだ。

「ちょっと、昔話を思い出してしまってね…」

そう言って差し出されてのは、おばあ様が抱きしめていた古びた本。

“アセビ”

確かこの東の角部屋の真下に植えられている白とピンクの二本の木もそんな名前だったような……これが何だというのかしら?

孫の怪訝そうに悩む表情を見やって、祖母はその本を彼女に手渡した。

「読んでみて。」

「これをですか?」

「そう…これは昔々道明寺家にいたある夫婦の物語よ。」

気が進まないまま、でも祖母の申し出を断る勇気もなくてその本を受け取って帰宅した。

そして、何の気なしに寝る前に思い出してページを捲った。


*******


“プロローグ”


この花にはいくつかの花言葉がある

美しい見た目から『清純な心』

春に咲く事から『二人で旅に出よう』



美しいものには虫が寄り付く

しかし 他の花は虫食いがあるのに

この花はきれいなまま

何も寄せ付けない

なぜならこの花には毒があるから

毒で己を守る『危険』な花


しかし この花の花言葉には毒とは似つかわしくない言葉もある

この花はジャパニーズアンドロメダとも呼ばれている

その名の由来は神話からくる

ある国に とても美しいアンドロメダという姫がいた

娘は神よりも美しいと吹聴した姫の母

それに怒った神々が化け物をその国に差し向けたのだ

アンドロメダは国を守るために生け贄となった

それを助けたのが英雄ペルセウス

そして二人は恋に落ちて夫婦となった

アンドロメダの『犠牲』の心とペルセウスの彼女を守りたいという『献身』の心


愛する人のためなら自分が犠牲になる事を選ぶ
愛する人のためなら身を捧げてあなたをまもる

そんな想いが二人を結び付けたのかもしれない

二人でならどんな事も乗り越えられる

二人でならいつまでも幸せでいられると……


そして、ここ日本にも同じように結びついた一組の夫婦がいる。

男は誰よりも繊細で純粋な心を持っていた。そして、そんな自分を守るために毒を放っていた。

女は誰よりも美しい心を持っていた。そんな彼女を自慢に思う母によって、彼女は味あわなくてもいい煮え湯を幾度となく飲まされ続けてきたのだ。
しかし、そんな踏まれても踏まれても立ち上がり、逆境に立ち向かう彼女に男は一目で恋に落ちたのだ。

二人は夫婦となった。

ペルセウスとアンドロメダのように、どんなことも乗り越えて行けると

これからも続くだろう幸せと永遠を信じて…

二人は旅に出た。







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この物語は、“本当に欲しいプレゼントは”の司とつくしの娘のなのかと類が主人公となり、類の誕生企画で公開したお話のその後のお話です。
なのかの誕生日は4月なのですが、気づいたら月末で、私の住んでいるあたりではとっくに菜の花が散っています。ちょうど類の誕生日の頃が満開でしたねぇ。まだ東北や北海道は見ごろですかね?
て事で、いつも応援してくださってるある方にその後のお話を書くお約束をしていたのもあって、ギリギリ(?)4月中に公開しますね!
つかつく専門と言っときながら、つかつくではないお話になります。
気にいって頂けないかもしれませんが、読んで頂けたら幸いです。



☆☆☆☆☆☆☆

あれから3年後、類君は約束通り私のバースデーパーティーに出席するため帰国した。

この3年、頑なに彼は一度も帰国しなかった。
それは私に会わないためだって思う…
約束の日に、胸を張って再会する為に
だって…私も同じ気持ちだったから…


遠く離れていても、彼の活躍は耳に聞こえてきた。
それが私の支えであって頑張る元気の源だったの。

私も一日も無駄にしない為に頑張った。
これまで通り、語学、マナー、茶道、華道、ヴァイオリン、ピアノのお稽古に加えて乗馬を習い始めた。
それから類君と約束した通り、もっと広い世界を見るためにママがやっている財団のお手伝いや、学校の長期休暇の時はニューヨークのおじい様とおばあ様のお邸へ泊りに行ったり、パパの出張について海外を周ったりもした。
そこから、世界中にたくさんのお友達が出来た。同年代は勿論だけど、小さな子供もおじい様やおばあ様位の年齢の方も、私にたくさんの刺激を与えて下さる素敵なお友達となった。

今ならわかる。あの時もっと広い世界をみておいでって言った類君の言葉が…
そして、今はっきりと言えるよ。

私はやっぱり類君が好き


パーティー会場に類君が現れた瞬間から、私は類君を目で追ってた。
あの頃より少し痩せたね。それに……やつれた?
やっぱり噂通り頑張ってたんだね。



俺はパーティ会場に入った瞬間、すぐに君を見つけたよ。
シャーベットイエローの淡いオフショルダーのシフォンドレスを着て、そこから見える白いきれいな素肌も、細い脚も、以前は目立たなかった胸の膨らみもすっかり出来上がり、3年前はまだ子供だと思っていたのに、すごくきれいな女性の姿になっていた。


君はパーティーの主役なんだから当然だけど、大勢の招待客からひっきりなしに挨拶を受けて囲まれてる姿に、俺は胸が苦しくなった。
男と楽しそうに談笑して、君の笑顔を向けられてる男たちに激しく嫉妬したんだ。

俺は、その様子を、君の姿をずっと目で追ってた。

時折交わる視線と視線
重なる度に微笑みあい、身体は離れていてもお互いの存在を確認しあった


やがてなのかが一通り挨拶を終えるのを見計らい、類が漸くやってきた。

「ただいま」

「おかえりなさい」

話したいことは山のようにあるのに、何から話せばいいのやら…

「ちょっと二人だけになれるところで話そうか」

そう言うと類は、なのかの手を引いて3年前の思い出の場所に連れ出した。

会場の外は夜風がひんやりと冷たく、肩が露わになっているなのかを震えさせた。
そんななのかに、類はさりげなく着ていたタキシードのジャケットを脱ぐと羽織らせた。

そこからはほんのりと類のぬくもりと香りが感じられ、無意識にキュッとそれを掴んでいた。

「きれいになったね」

なのかはその言葉に頬を赤らめた。
そんななのかの仕草に、懐かしさがこみ上げてきて類は微笑んだ。

「フフッ…ありがとう」

「この3年間、どうだった?」

「うん。私なりに精一杯過ごしたつもり。
類君は?」

「精一杯過ごしたっていう意味では俺も一緒。」

「そっかー。やっぱりね。日本にいても類君の活躍は聞こえてきたよー。フフフさっすが類君だよね!!」

事実、なのかは類の活躍が誇らしかった。ただ、妻でもなければ恋人ですらない自分がおっぴらに自慢できるわけもなく、こっそりと類の載った雑誌の切り抜きを収集していた。それがこの3年間の密かな楽しみだったのだ。
そんな事を思い出して、一人クスクスニマニマ百面相をしていると、類がなのかの瞳を覗き込むように、そのきれいなビー玉の瞳になのかだけを映して聞いてきた。


「俺がいなくなってどうだった?」

「どうって…」

「俺、おまえと離れても平気だって想ってたけど全然平気じゃなかった。

「え!?」

どういうこと…?

「参ったよ。一日一日日が経てばその分だけこの胸の痛みは和らいで行くんだろうと想ってた。けど、全然違った。その分だけおまえが恋しくなった。だったら仕事が忙しければ気にしてられなくなるだろうと思って、おまえを考えなくて済む位我武者羅に仕事してたらさ、身体壊して…その繰り返しで。もう限界だった。」

類の悲痛な表情がなのかの胸をきゅっと締め付けた

「身体…壊したの!?もう大丈夫なの?」

泣きそうな顔して心配してくれるなのか…

「俺、おまえの方が俺が傍にいないとダメなんだと想ってたけどさ、俺の方がおまえが傍にいないとダメになってた。」

二人の間に流れる無言の静寂
二人はそれぞれに会えなかった三年間を想った


「結婚しよう」

「る…い…くん」

驚いているなのかを俺はギュッと抱きしめた。
そんな顔、他の誰にも見せたくなくて、まるで宝物を隠すように胸に閉じ込めた。

「返事は?」

「私でいいの?」

「だから言ったろ?おまえじゃなきゃダメだって!」

「…はい。」



そんな幸せいっぱいな二人の様子を柱の陰から見つめていた一組の夫婦がいた。
燃え上がるマグマは沸騰寸前で、それが今、彼のプロポーズの言葉に爆発した。

「おめぇら一体どういう事だ!?」






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尊と椿、そしてつくしと望の4人が和やかにすごす一室に、不穏な空気を持ち込んだのは一本の電話だった。




RRR…




尊がその電話の受話器に耳を傾けると、途端に眉間にしわを寄せた。

そして、たった一言だけ言って電話を切った。




「作戦通りにしろ」







孫をかわいがるおじいちゃんの顔から一変して、その厳しい態度はまさに、道明寺総帥の顔になっていた。




そして、椿の横で望を抱くつくしの表情も又、尊同様強張っていた。




一体何が始まるというの?

椿は言い知れぬ不安を感じた。




そんな椿の不安を余所に、尊はつくしの方を向くと静かに告げた。




「つくし、司が来る。」




表情は強張ったまま、ゆっくりと頷いた。

尊の様子から、察しがついていた。




「さっきジェットに乗ったらしいから、まだ当分大丈夫だ。

牧野の家族にもさっき伝えたらしいから安心しろ。」




「そうですか。ありがとうございます。」




「まだあいつが来るまで時間はあるんだから、それまではゆったりしてろ。今から張り詰めてたらもたないぞ。」




「でも不安で…」




「安心しろ。おまえと望の事は俺が必ず護る。約束しただろ?」




本当に療養中なんだろうか?強く力強い言葉に、つくしは安心感を憶えた。

実際、尊は司ほどではないが、それでも人並み以上の運動神経を持っていた。

加えて巨大財閥の長である総帥の尊は、地位も権力も財力も、圧倒的にまだ親のすねをかじっている息子の司に勝っていた。

尊の保護化にいる限り、つくしと望は安全なのだ。

だからこそここにお世話になっているのだ。




「はい。よろしくお願いします。」







二人の会話が途切れるのを見計らい、椿は気になる事を質問しようとした。




「一体なぜつか」




その質問を言い切る前に尊は椿をきつく睨みつけた。

その迫力に体中に電流が走ったような感覚に襲われ、二の句が告げられずに固まってしまった。




そんな椿の様子を確認すると、尊はゆっくりと首を横に振った。




“今は聞くんじゃない!”椿には尊がそう言っているように感じられた。







椿の知らない所で何かが動いている




一体何を隠してるというの?







*******




その後、何事もなかったように三人でディナーを食べた。

つくしがNYへ来てからの暮らしぶりや、尊の療養の事、二人でよく散歩に行っていた事。そしてその散歩がデートと間違われて写真を撮られた事など日常のありふれた事なのに、ずっとそういう事とは無縁の生活を送ってきた尊にとっては毎日が新鮮で、刺激はないけど気の休まる居心地のいい時間だった。

そんな会話を楽しんでいるうちに、望を寝かしつける時間となり、つくしはいつも通り家族と暮らす敷地内にある別宅へと帰るため立ち上がった。




そんなつくしを尊は呼び止めた。




「つくし、俺がいいというまでは絶対に牧野の別宅から出てきては行けない。

いいか!俺が直接言うまではだぞ!!」




「はい。言いつけは守ります。」




「よし、しっかり戸締りするんだぞ。」




「フフッおやすみなさい。」




「おやすみ」




「つくしちゃん、おやすみなさい。」




「おねえさんも、おやすみなさい。」




つくしが部屋を出た瞬間、尊の表情は又、おじいちゃんの顔から道明寺総帥の顔に戻った。




「ここではなく書斎で話そう。」




そう言うと、尊は立ち上がって移動した。

椿は黙ってそのあとをついて行った。




そして、重厚な扉を開けて書斎に着くと、すでに先客が待っていた。




「お母さま!」








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