Tresor ~*トレゾア*~

花より男子の二次小説です。CPはつかつくです。

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キスしてない(;´Д`)

私、とんだ失態を犯してました…
Marry Me?の51話を先程読み返して気づいたのですが、二人は愛を確認しあったのに、キスしてませんでしたねΣ(゚Д゚)
しかも、チャペルにしたのは誓いのキスをさせる為だったのに…
何たる凡ミスに慌てて書き足しました。
51話を投稿した4月19日中にご覧になった方は、キスシーンなしverをご覧になってます。


ごめんね司ー!!
つくしとしたかったよねぇー!!
お詫びに4月20日に改定したverに2シーンのキス入れたからね許してね。


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Marry Me? 〜51〜 (完)

私はウェディングドレスの裾を掴んで道明寺がいるチャペルへ急いだ。
漸く到着し、ドアを開けると、そこには泣き崩れている道明寺がいた。
とても道明寺司とは思えないその姿につくしは驚いた。

何で泣いてんのよ?

「道明寺ぃ」


自分の名前を呼ぶ声に、俺は思わず顔を上げた。
しかし、聞こえるはずのない声に幻聴かと再度俯きかけたその時、

「道明寺司!」

今度ははっきりと聞こえた。あいつだ…

振り返ると、大きな瞳に大粒の涙を浮かべた牧野が立っていた。

夢でみたよりもすげー綺麗な花嫁姿の牧野…


「おまえ…幸せか?」

「幸せだよ」

そう返した牧野の笑顔は本当に幸せそうに輝いていた。

ついさっき結婚したばかりのやつにこんな質問、愚問だな…

これ以上この場には留まりたくなくて立ち上がった俺に、見計らったかのように牧野が話しかけてきた。


「あの日あんたは、あんたの幸せは過去にあるって言ったけど、私は今のあんたにも幸せになって欲しい。」


ひでぇな…おまえなしに幸せになんてなれるわけねえよ。

そう口に出してしまいそうになる。

おまえ、マジで幸せなのか?結婚相手はゲイなんだろ?

相手の奴にも自分にも腹立たしくて行き場のない怒りを抑えるため、目を閉じてこぶしを握り締めた。




「私ね、結婚取りやめたのよ。」


!!!司は驚いて閉じていた目を見開いた。


つくしは司の驚きようがおかしかった。


「クスクス…ちゃんと聞いてた?」



「マジか1?マジなのか!?」

「フフッ…だから…私があんたを幸せにしてあげる!!」


その瞬間、司はギュッと思い切りつくしを抱きしめた。


「望むところだ♡
もう、ぜってー離さねえからな」

失ったと想った

もう手にすることは出来ないのだと言い聞かせた

それが今…やっと手に入った。


「うん。もう離さないで…」



お互いに相手を確かめ合うようにぎゅーっときつく抱きしめ、深く唇を求め合った。どれくらいの間そうしていたのだろう…
やがて力を緩めた司がポツリポツリと話しだしだ。


「なぁ、おまえの事忘れて悪かった。」

「うん。」

「酷え事言って傷つけて悪かった。」

「うん。」

「ずっと好きでいてくれてありがとな。」

「うん。」

「結婚してくれるか?」

「うん。」



どちらからともなく体を離し、お互いに見つめ合った。

お互いの瞳に映るのは自らの姿。その中に映る自分に吸い込まれるように二人の唇は重なった。

先程とは違い、フレンチな…それは誓いのキス。








すると司は自身の小指に嵌めているピンキーリングを抜いた。

そして、それを右指でつまんでつくしの前に見せた。

が、それは土星ではなかった。

あれ?と、つくしが怪訝な表情をしたと同時、今度は左指も同じようにして見せた。

あれ?ふたつ?

そしてそれも又土星ではなかった。

「これな、ほら、これとこれをこうして重ねると土星になんだよ。」


すると、先程までは球体と緩やかなカーブを描いていた二つのリングは一つとなって、確かにそこに土星が存在していた。


「17年前、おまえとペアリングがしたくてオーダーしたんだ。

それが、出来上がった時には肝心のおまえを忘れてしまってた…。

婚約指輪オーダーすっから、それまで片方を嵌めててくれるか?」


しかし、ううん。と、つくしは首を横に振った。


「これでいい。これがいいよ。

これ以上の婚約指輪なんてないよ。」


…。なんて欲がねぇんだよ。

きっと他の女だったら俺が17年間ずっと嵌め続けたこの指輪よりも、デッケーダイヤの付いた新しい指輪を欲しがんだろうにな。

そんなつくしが可愛くて愛おしいと思えた。


「やっぱおまえは俺が惚れた唯一の女だな♡」


司はつくしの薬指に球体の指輪を嵌め、つくしは司の小指にカーブを描いた指輪を嵌めた。


17年越しに本来嵌まるべき所に嵌められた指輪…

それは、長い年月を経ても変わらぬ輝きをキラキラと誇っていた。






*******

司は太郎にどうしても聞きたいことがあった。

「なぜつくしとの結婚を止めたんだ?」

「彼女の親友の優紀さんに言われたんです。『もしも道明寺さんの記憶が戻ったら、必ずつくしを迎えに来ます。その時あなたはどうしますか?』って…。

俺は…彼女を引き留められないなって思いました。その時に答えは出てたんですね。」


「つくしさんが俺と結婚を決めた理由聞きましたか?」

「いや。」

「一生忘れられないし、忘れたくない愛している人がいる。結婚相手が俺だったら、そのままその人を想い続けていてもいですよね?って言われました。その相手ってあなただったんですね…。」

「あいつ、そんなこと…ありがとう。あんたが婚約者でよかったよ。」




その後司は、太郎とまことの為にメイプル東京での挙式と披露宴をプレゼントした。

しかし、二人は断った。本来ならゲイの結婚はメイプルでは断っていた。それを特例で挙げさせて貰ういわれが自分たちにはないというのが彼らの言い分だった。だから司はある提案をした。




「初めての結婚をあなたたちにして頂きたい。そして、これからは同性愛者の結婚も受け入れていきたいと思う。」


「それでしたら…よろしくお願いします。」



そこにはあの日親子の縁を切った両親も参列していた。

つくしはかつての婚約者の幸せそうな笑顔と、彼の隣で同じく微笑むまことの姿をみつめながらある考えが脳裏に浮かび怖くなった…。




「もしあの時破談にしてなかったら、二人の笑顔はなかったんだよね…」




司はそんなつくしの肩を抱き寄せた。


「バカか。そうだとしても俺がお前を奪ってやるつもりだったから、結局二人はこうして幸せになってたさ。」


「うん…。それにしてもさ、こんな素敵なお式ありがとうね。」


「おまえに礼を言われる筋合いねえよ。俺がしたかったんだからよ。」







*******


あれから5ヶ月後、司とつくしは晴れて夫婦となった。

そして、つくしのおなかの中には6ヶ月になる胎児が宿っている。

それはあの、再会した日の愛の交歓によって授かった命だ。



新婚旅行はつくしの夢だったハワイへ行き、のんびりとした休暇を過ごした。

夕暮れの、真っ赤な太陽が沈もうとする様を二人で眺めながら、この穏やかな時間に幸せを感じながら、愛を語りあった。




そして、二人は産まれてきた娘に“マリエ”と命名した。




マリエとは、ハワイ語で“穏やかな 静か”という意味がある。

これから先ずっと世間の注目を浴びながら生きていかなくてはならなくなるだろう娘に、心にいつも穏やかな気持ちを持って欲しくて名付けた。

そして、マリエはローマ字表記だと“MARIE”となり、マリーと発音される事が多い。

どこへ行っても娘がマリーと呼ばれ、誰からも親しまれ愛されるよう願いも込めて…。




〜fin〜




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Marry Me? 〜50〜

結婚式が取りやめになったことで、本来披露宴が始まるはずだった時間までの間、F3は喫煙スペースにいた。




「しっかし驚いたなー!」




「あぁ、まさかこの土壇場で本人たちが取りやめるなんて言い出すとはな」




「俺、この結婚が潰れるとしたら司が力技でなんとかすんのかと思ってたぞ」




「俺もだ、司が今朝目覚めてジェットに乗ったって西田に聞いてから、あいつが到着するまでの時間稼ぎくらいはするつもりだったのにな。」




「だよな!!チャペルに乱入して牧野の腕を掴んで掻っ攫う♡…なんてシチュをイメージしてたんだけどな(笑)」




総二郎とあきらはゲラゲラと笑っていた。

そんな二人にこれまで静かに聞いていた類は呟いた。




「てかさ、それマジでやってたら道明寺の株大暴落で司の母ちゃんカンカンだたんじゃない(笑)」




…。確かに。







「つーか、司はまだこねぇのかよ?」











すると、ずっと外を観察していた滋と桜子が興奮しながら叫んだ!

物凄い速さで走る男を視界にとらえたからだ。

「ちょっとっ!あれ!」





みんなが視線を走らせた先には、全速力で走る司がいた。

司だけでなくF4は全員が運動神経抜群なのだが、汗をかきたくないなどという理由から、これまで全力を出した事などなかったのだ。全力を出さずとも彼らには十分だった。それ程ずば抜けた運動神経なのだ。

だから長い付き合いのF3でさえも、初めて見ると言ってもいい程司のその姿はレアなのだ。




みんなは走り出した。つくしの元へと…。




バーン!!

勢いよく新婦控室のドアを開けて、驚いているつくしを外の景色が見渡せる窓へと連れて行った。




「あいつがあんな必死になるなんてな。」




「でも、長年ロボットみたいだったあいつよりイイ顔してる。」




「あぁ…」




「そう思うだろ…牧野?」




つくしは視線の先、チャペルの重厚なドアを見つめていた。その先には、必死に走りチャペルの中へ消えて行った司がいる。




なんでいるの…?




「司、記憶戻ったんだよ」




まるでつくしの心の疑問に答えるかのように、類が話しかけてきた。




「えっ!?」




「ほら、司待ってるよ?」




「無理だよ…釣り合わない。私は何も持ってないから…。」




その言葉に、あきらが西田から聞いた司の事を話しだした。




「牧野、おまえ一週間前司に逢ったろ?

その時記憶は戻ってなかったらしいけどな、おまえが勝手に消えて、そりゃーショックを受けてたらしいぞ。

でな、あいつ何て言ったと思う?おまえに恋したって言ったんだとよ(笑)あの世間じゃ冷徹非道な男と言われている司がだぞ!?俺は槍でも降ってくるんじゃないかと思う程衝撃を受けたぞ(笑)

…けど、直後におまえの結婚を知ってショックで倒れた。」




まさか…倒れちゃう程ショックだったの!?




「あいつが目覚めたのは今朝だ。

その時記憶が戻ってたらしい。

一週間も眠り続けてたんだから仕事が溜まりまくってるってのにな、あいつは起きてソッコー血相変えてパジャマのままジェットに乗り込んだんだとよ…パジャマでとかってあり得ねえだろ?

でもな、それ程慌てたんだよ。なんとしてもおまえを掻っ攫う!その一心だったんだろうな…。」




もしかしたらあいつが会いに来るんじゃないか?そんな気が、心のどこかでしてた。

もう会わない。そう心に誓ったのに、それでも来て欲しいって期待してしまう自分もいて苦しかった…。

でも、あいつは現れなかったからそれまでだったんだと思ってた…。

でも、違ったんだね…

つくしの瞳には涙が溢れんばかりに浮かんでいた。




「道明寺が司が不在にした事で被った損失額、おまえ幾らか解るか?」




思いがけない総二郎からの質問に、頬に零れおちかけた涙は引っ込んだ。




「まぁ、先輩がが一生かかっても稼げない額でしょうね。」





「そうそう、何も持ってないなんて言うけどな、そんなおまえが世界経済に大きな影響を与えてんだぞ」




「そんな…世界経済とかって大げさでしょ!」




「大げさなんかじゃない。

実際司が眠り続けて契約出来なかった事で、何社か相手の企業の株価に影響が出てるし、それはそこの子会社や孫請けへと影響していくんだ。

道明寺側も司がそんな状態だったと明るみになってたら間違いなく株価は大きく値を下げてただろうしな。」




「司だって、おまえが知ってるガキの頃のあいつじゃない。専務として何年も財閥引っ張ってきたんだ。だから会社への影響がどれ程のものかわかってても、おまえを優先したんだぞ。」




「おまえの一挙手一投足がそれ程の影響を与えてるって事だ。」




「そんな…」




まるで自分とは関係のない事を言われているようなスケールの話しで心がついていけない…

大体私が世界に影響を与えるなんて、誰が信じるのよ?

私はただの庶民なのよ!







「つくしが手に入らなかったら司はもっと暴走し続けると思うよ。」



なに!?おどし??



「クスッ…おどしに聞こえるだろうけどおどしじゃないよ。

それだけ司はあんたを想ってるって事。それに、そのままでいいんだよ。何も持ってないなんていうけど、何でも持ってる司が持ってないものをあんたは持ってるんだから。

だから惹かれるし、手に入れたいんだろうね。」




「なに…それ…」




「クスクス…それ、直接確かめておいで!!」




「でも…」




「つくしさん、何をグズグズしているんですか?

ずっと忘れられなかったんじゃないですか?

ずっと愛してたんじゃないですか?

今度はつくしさんの番ですよ!」




「つくしさんが幸せになってくれなきゃ、私たちも幸せにはなれないじゃないですか!」




先程二人は将来を誓い合った。
誰に反対されても構わないと愛を貫いた二人は輝いていて眩しかった。





「みんな…」




つくしは一人ひとりの顔を見回した。
自分と道明寺のために、こんなに一生懸命になってくれるみんなに感謝の気持ちがこみ上げてくる。
そして、大きく深呼吸して、高らかに右手を挙げた。




「牧野つくし、幸せを掴んできます!!」




そう先制した姿に、みんなはまだ高校生だった頃のつくしの笑顔が重なって見えた。




踵を返して愛する男の元へ向かう彼女に向ってみんな叫んだ!




「「「「「「「「幸せになってこい!!」」」」」」」」




☆☆☆☆☆☆☆

50話完成を目指してましたが終わりませんでした…。
書き始めると、あれも書きたい!これも書きたいとどんどん増えてきます((;´Д`))
悩ましいものです…。




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Marry Me? 〜49〜

つくしさん、俺だけど…」



「はい。今支度終わりました。どうぞ入って下さい。」



すると、ゆっくりとドアが開きタキシードに着替えた太郎が入室してきた。



そして、その後ろにもう一人…



「まことさん…!?」



来るはずのない人物の登場に、つくしは驚いて目を見開いた。




支度を整えたつくしの元へ太郎と、まさかここへ来るとは思っていなかったまことが現れた。




太郎はこれから結婚するとは思えない程に思い詰めた面持ちだ。




元からお互いに愛し合って結婚するわけではないのだから、当然と言ったら当然なのかもしれない。しかし、それでもこれ程までに露にするだろうか?




何よりまことが一緒に現れたのはどうしてか?




つくしが思いを巡らせていると、人払いをした後で太郎が口火を切った。




「つくしさん、結婚…止めよう。」




二人が思い詰めた表情で現れた瞬間から、この言葉が脳裏に浮かんではいた。

だが、まさかこの土壇場で言われるとは夢にも思わなかった。




「先週つくしさんがウチに来た時の事憶えてる?」




先週って、あの夜だよね…




「ぇっと…その…うろ覚えというか…なんか飲み過ぎちゃったみたいで…」




憶えていない事も、飲み過ぎた事も恥ずかしくて俯いたつくし。

あの日飲み過ぎた理由だけは憶えていたから…だから余計に恥ずかしくなった。




「そうだよね。

随分酔ったから憶えていないのかもしれないけど、全部聞いちゃったんだよ。というか…酔ったつくしさんが語ってたんだけどね…」




「え…」




「前に言ってた忘れられない彼に逢えたんだろ?」




まさか…!




つくしの顔からドンドン血の気が引いていく。




確かにあの日は道明寺の事もあって飲み過ぎてしまった自覚はある。でも…まさか婚約者である太郎に話してしまうなんて、私はなんて大失態をおかしてしまったんだろう…




申し訳なくつくしは思った。

だが、太郎の想いは別だった。




「それ語ってる表情がさ、すごく幸せそうで…あんな幸せそうな表情のつくしさんを見たのは初めてだったから驚いたよ」




「それで思ったんだ。このまま僕が結婚してしまっていいのか?ってね。」




「それで優紀さんに会ってきたんだ。」




突然でた親友の名前に、益々動揺してしまう。

優紀は一体何を話したんだろう…




「つくしさんと彼との事、色々教えてもらって、どうしてこんなにも長い間想い続けられているのか解ったよ。




あなたがどれだけ彼に愛されていたのか…だから今も愛しているんだね。」




……。




「それ聞いて自分が恥ずかしくなった…




俺は世間体や親に心配かけない為につくしさんとの結婚を決めた。




本当はまことを愛しているのにだ…。」




太郎は隣に立つまことの手をギュッと握った。




「俺は、同性愛者だって事を隠そうと必死だった!




だからまことの事も隠してた。




でも…世間にどう見られたっていい。親に勘当されたってかまわない。




この先困難ばかりだろうけど、まことがいれば乗り越えられる。そう思うんだ。




だから俺は、まこととの愛を貫こうと思う。」




これまで平々凡々とした男だという印象でしかなかった太郎だったが、そう言い終えた表情は、男らしくまことを守り抜くという決意と自信に満ちた表情に見えた。




そして、そんな太郎の隣で咽び泣くまこと。

ずっと陰ひなたに太郎の傍にいて、彼を慕い続けてきたというのに、この後もずっと、つくしの陰で隠れながら生きていかなければならないと腹をくくっていたのだ。
つくしはまことの愛の深さに尊敬していた。






「喜んで私も結婚を取りやめたいとおもいます。」




つくしは右手を太郎の前に差し出した。それは別れと感謝とエールを込めた握手だ。




次につくしはまことの方を向いた。




「おめでとうございます!

二人で幸せになってね。」




「ヒック…ヒック…ありがとう!…つくしちゃんもね。」





*******

その後、太郎は両親に同性愛者だとカミングアウトし、破談した事を伝えた。

両親は息子がゲイなのではないか疑っていた。だが、まさか自分たちの息子に限ってそんなわけない。そう言い聞かせてきたのだ。そんな中、結婚が決まって安心していたというのに…まさかこんな土壇場になって破談するなんて…!!両親は憤怒し、その場で太郎は勘当されてしまった。




だが、太郎の心は晴れやかだった。


ずっと隠し続け、自分を偽り続けてきた。それからよ漸く解放されたのだ。







*******


つくしも、両親に破談を伝えた。

言われた直後は色々な感情がこみ上げてきた。しかし、破談したというのに、晴れやかな娘の表情からこれでよかったのではないかという気がしてきたのだ。

無理して結婚しようとしているのではないかと思う事もあったから。







*******

その後参列者たちに、結婚の取りやめが伝えられた。

式の開始15分前に突如して現れた二人。

BGMもなければ情緒もなく、足早に入場してきた二人に何があったのかと参列者たちは驚いた。

しかし、その後の報告は参列者たちを更に驚愕させた。



「頂戴したご祝儀はお返しさせて頂きます。

それから、披露宴の料理と飲み物はすでに準備されており、このままでは勿体ないのでみなさんこの後飲んで食べて行って下さい。

本日はお忙しい中お越し頂いたにも関わらず、このような事になり大変申し訳ございません。」




二人はチャペルで参列者たちに頭を下げた。




「これは、二人で話し合い出した前向きな別れです。

この後は、私たちは友人としてそれぞれの人生を歩んで参ります。」





☆☆☆☆☆☆☆

太郎の秘密が明らかになりましたが、予想が的中した名探偵さんはいらっしゃいました?






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あたし!牧野つくしは都立高校を卒業後、国立大学を卒業し、道明寺財閥へ入社した。

パパがリストラにあって、職を転々としてきたから、あたしは何としてでも大企業に入って、家族をもっと支えたいと思っていた。
あたしがとにかく必死に勉強とバイトに明け暮れていた頃、まわりの友達は恋をして恋バナに花を咲かせていた。
たまに振られる恋愛トークには、あたしの恋愛レベルでは話がチンプンカンプンでついていけなかった。合コンに誘われてもバイトがあるからと断り続けた。
次第に男に興味のない女とまわりもおもったようで、いつのまにか益々恋とは無縁の生活となっていた。
そんなわけで、22歳になった今まで、彼氏など出来るわけもなく、初体験はおろか、ファーストキスもまだだ。
でも、恋には密かにあこがれている。
だってあたしも女の子だから…
いつか素敵な王子様が現れる…
そう夢見ているのだ。



入社し、新人研修後に言い渡された配属先

“秘書課 専務付第二秘書”

第一秘書は、専務が仕事を始めた時から付いてらっしゃるという西田室長

にしても、何であたしが専務付きなのよぉ!?
あたし、秘書課になんて希望してないしっ!
新入社員のあたしでも解る、専務がいかに女子社員たちに人気があるのか。
みんな専務とお近づきになりたいと狙っているらしい。
そんな中空席となった専務第二秘書の座
それが、突如現れた新人に、その座を奪われたのだから先輩たちのやっかみは半端じゃない。


財閥創業家の長男

総資産は○百億円

F4と呼ばれるセレブイケメングループのリーダー

モデル顔負けのルックス

と言うのが世間の道明寺司への評価だ。

しかし、専務は決して笑わないし、人を寄せ付けない凍てつくようなオーラを纏っている。
過去には親である会長と社長が学生時代に起こしたもめ事の数々をもみ消したとかいろいろとよくない噂も耳にする。
はっきり言ってそんな人関わりたくないし、そもそもあたしは専務をカッコいいとは思わない。


だ・か・ら

専務秘書なんて…嫌だー!!

でも、こんな事口外できるわけもない…
そしてこれは、正式な辞令だ…


あと、つくしは噂も気になっていた。まさか、この世界的大企業で、そんなセクハラ行為が行われているわけないと思いつつも、

道明寺財閥では、まことしやかに囁かれている噂がある。

専務である道明寺司の秘書は、夜のお世話も伴うと……


「同意の場合はセクハラにはならないんじゃない?

むしろ、あの道明寺司でしょ?

抱かれたぁい!!」


などと、仕事帰りにお酒も入って酔っぱらった優紀がケラケラ笑いながらしゃべっている。

つくしは考えた。世の女性の多くはこう考えるのだろうか?

モンモンとしながら帰宅し、又明日から始まる戦いに向けて眠りについた。

はぁー会社行きたくなぃ…




☆☆☆☆☆☆☆

これは去年の10月に作っていたお話ですが、なぜ続きを書かなかったのか?
最近では存在すら忘れていたお話です。
非公開で鍵かけしてたはずなんですが、いつの間にか公開されていたんです。寝ぼけてたのかなぁ…
何人かの方は既に読まれたみたいですね(;´Д`)
て事で、こっそり公開になっていたこのお話に一部修正して改めて公に(?)公開しますね。

設定は、私のお話の中では初の分岐ではありません。
つくしが道明寺に入社して初めて出逢うという設定となっています。
つくしと高校時代に出逢っていない司は、連載当初のようなどうしようもない男のまま大人になった感じです。勿論F4も。
それがつくしとの関わりを通してどうイイ男に変貌していくか?
そして、恋愛初心者の司とつくしがどうやって恋を知っていくのかを描こうとしていたお話ですね。

で、改めて何で続きを書かずにお蔵入りしていたのか回顧しました。
ラブコメが書きたかったからかな?と推測!
でも、読み返して思ったのですがこのお話は私っぽくないかもしれないですね…。
思えばMarry Me?もラブコメの予定だったのに、いつのまにか違う方向にいったような…最近ではどういうジャンルなのかよくわからないお話となってしまったような気もします。
どうも、切ないお話に萌える傾向が私にはあるようで、このお話には切なさ要素ないですからね。どうなうんだろう…このお話…。




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