Tresor ~*トレゾア*~

花より男子の二次小説です。CPはつかつくです。

全体表示

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

Marry Me? 〜46〜

ハァーハァーハァー

西田は全長160cmもあるそれを大事そうに抱きかかえ、颯爽と立ち去り今は姿かたちも見えなくなった主の後を必死に追いかけた。

漸く駐車場に着き車に乗り込むと、司は不機嫌さを露わに右足を小刻みに揺らして貧乏ゆすりをしながら待っていた。

「おせーぞ西田!」

「申し訳ございません。」

西田はペコリと頭を下げて、抱きかかえてきたそれを当然のように車内に入れようとした。

「待て!狭くなんだろ!
そんなもんトランクにでも入れろよ!」

青筋を浮かべ、依然として貧乏ゆすりをしたまま司は忌々し気に大きなそれを眺めて指図した。

「よろしいのですか?

…では。」

と言うと、西田はそれをトランクへ運ぶために体制を変えようとした。その時中身が司にちらりと見えるよう、わずと包んでいた自らのコートの合わせ目を手放した。

隙間から見えたそれは…

「!!…ま…き…の…!?」

西田は淡々とそれをトランクへ運ぶために踵を返した。

すると、強い力でガシッと腕を掴まれた。振り返ると、驚きに満ちた司様が、すがるような眼差しでこちらを見てらした。

「中身、見せろ。」

西田はわざとらしくフーっとため息をついて、コートの合わせ目からおもむろに中身を見せると、先程以上に目を見開いて驚いてらっしゃる司様。

「トランクに入れて宜しいのですか?」

西田はおかしくてたまらなかった。
ハトが豆鉄砲をくらったような表情とはこの様な表情なのでしょうね。
笑ってしまいそうな自分を押し殺して、主の指示を待つ。

「いや、いい。俺に寄越せ!」

西田から奪い取るようにブンッと受け取ると、赤ちゃんでも抱くようにそっと抱きしめられた。
その柔らかく幸せそうに微笑む姿…。
表情だけ見たら素敵なのですが…

今何を抱きしめているのかを知る西田はおかしかった。

「おまえは助手席に乗れ!
時間がねぇんだ。行くぞ!!」

「はい。」

クスクスクスッ…

西田は後部座席と仕切りがあるのをいいことに、助手席に乗り込むと堪えきれずに笑い出した。
それを不審げに見つめる運転手など気にならないほどにおかしかった。


司は一人きりになると、先程西田から受け取ったそれを包む西田のコートをポイッと投げ捨てた。

じかにそれを抱きしめその感触を味わった。

そして、改めてまじまじとそれを上から下まで眺めてみる。

それは、つくしの実物大抱き枕だった。
ただし、時間がないため大きさはそのままに、写真をプリントしただけの物。
それでも抱き心地も触り心地もヤワヤワと気持ちいい一級品だ。

一体誰が作らせたんだ?

にしても…なんなんだよこれは?合成じゃねぇよな?

それは、つくしの真っ白なビキニ写真。

以前F3とT4で海へ行った時に、ビーチで昼寝をするつくしがあまりにも気持ちよさそうに眠っていたため総二郎が隠し撮りをして隠し持っていた。

倒れて目覚めない司のために、その写真を抱き枕にプリントして総二郎とあきらと桜子に滋の4人が香港で取り急ぎ作らせてお見舞いとして置いていったのだ。


眠り続ける司の横で、寝顔のつくしの抱き枕はどうほうされていた。

もしかしたら、この抱き枕が司につくしの夢を見させていたのかもしれない。


もうすぐ空港に到着する頃、司は羽織っていたガウンを脱いでそれを包んだ。

こんなかわいい姿、誰にも見せらんねぇよ。

しっかし西田の奴、しっかり抱きしめてやがったよなぁ。

クソー!!

そう思ったら、西田が座る助手席側のシートを後ろから蹴りつけていた。

ドガッ!ドガッ!ドガッ!

すると、隔てていた仕切りがウィーンと降りて、涙目の西田が懇願してきた。

「お止め下さい。坊ちゃん!!」

「うるせー!おまえはビキニの牧野を抱いただろおが!!」

ドガッ!

「何をおっしゃいますか!?それですと大分意味合いが違ってきます。
正しくは水着姿の牧野様のプリントが施された抱き枕をわたくしが抱きかかえて運んだ。でございます。」

「うるせー!!」

ドガッ!

何を言っても通じない、嫉妬にとりつかれた司様に嫌がらせを受けること数分。

漸く車は到着しました。

悪夢のような時間でございました。

車酔いなどしないわたくしが、車酔い一歩手前でございます。ウプッ…

そんなわたくしなど気にかけて下さる事など露ほどもなく、司様はご自身のガウンで包まれたそれを大事そうに抱き抱えて走り出された。

ハァー。当然のようにわたくしのコートは床の上…

まぁ、司様ですからね…。

西田はそれを拾い上げ、パパッとはたくと司の後を追随した。


2人+抱き枕を乗せて無事に飛行機は出発した

現在時刻6時30分

到着時刻10時30分

式の始まりは11時ジャスト

タイムリミットは刻一刻と迫っている。

果たして間に合うのか…



☆☆☆☆☆

香港〜羽田間を最短4時間5分で飛んでる航空会社がありましたので、プライベートジェットと言うことから、ちょっとだけ短縮させて、キリよく4時間のフライト時間にしてみました。
実際にこんな事が可能かどうかはわかりませんので、細かいことにはあまり気にしないで下さいね。




開く コメント(0)

開く トラックバック(0)

ホントにつぶやきです

昨日は類君の誕生日でしたね。

つかつくCPのきぃも、こっそり準備をしていました。

もしかしたら最初で最後かもしれない類×?CPを。
(因みにつくしじゃありませんよ!)

しかし、YahooblogのSSL化に伴うなんちゃらとかで、過去のランキングバナーが全て消えてしまったり、更新したのに一昨日の分のランキングポイントが加算されていないっぽかったり。

blogを運営している私ですが、何度かつぶやいており御存じの方は御存じかと思いますが、PC音痴なんです。
今回の事にもついていけず、イライラ爆発寸前で!!
このまま過去の記事1件1件修正していかなければいけないの?なんて考えたら気が遠くなり…
気がついたらリビングで大の字になって寝落ちしてしまってましたΣ(゚Д゚)

ごめんね類…(´Д⊂グスン

このお話いつ公開しようかな…。

つかつく専門サイトを名乗っている為、むやみに他のCPは載せられませんからね。

いつか日の目をみせたいな。

そして、私のblogどうなるんだろう…(´;ω;`)ウゥゥ



開く コメント(0)

開く トラックバック(0)

Marry Me? 〜45〜

「いいわけねぇだろー!!」

病室に響き渡る大絶叫に、ソファーで眠っていた西田と隣室に控えていた椿は何事かと目が覚め、慌てて司の元へ駆け寄った。

「司!」

「司様!」

そこには、この6日間眠り続けていた司が汗をグッショリとかき、息を荒くして起き上がっていた。

「ハァーハァーハァー」

「司…あんた…やっと起きたの!?」

ゆっくりと椿と西田の方を向いた。

二人は司を見て違和感を覚えた。いつもと何かが違う…。

一体何が違うというのだろう…?

司も疑問に思った。

なぜここに姉の椿がいるのか?

なぜこの二人が慌てて駆け寄って来たのか?

そもそもここはどこだ?

周囲を見渡すと、邸でもホテルでもなく、薬品の臭いと医療機器があることから病院だろうと察しがついた。



長い眠りで覚醒しきれていなかったが、やがて脳へ、全身へと血が通い、今はっきりと目覚めたのだ。

17年という長い眠りから、道明寺司の大事な一部が…

それは、彼の一部だが、彼にとっては一部などではなかった。

たったその一部を失った事によって一変したのだから、間違いなく全てだったのだろう。

失った彼はその事に気付く事すらできなかった。そのまま17年という歳月が過ぎ去っていたのだ。


思い出した記憶の中の彼女は、黒髪に幼さの残る風貌だった。

それが、17年ぶりに再会した彼女は洗練され、茶髪にメイクをしてすっかり大人の女性へと変化していた。

幼虫が美しい蝶へと進化を遂げたようだった。その過程の蛹の期間、色々な事があったのだろう。

あいつの事だから、逞しく生きてきたんだろうな…

そこに俺が関われなかったのかよ…

過ぎ去った過去はどうにも出来ない。

しかし、悔やまれてならないのだ。

「クソー!!」

拳を振り上げドンドンと自身の膝を叩いた。

何度も、何度も振り落として苛立ちをぶつけた。

司の目からはいつの間にか涙が流れ出ていた。


じっとその様子を眺めていた椿と西田。

二人は司が記憶を取り戻した事を悟った。

倒れた時から、そんな予感はあった。

ずっと傍で見守ってきたからこそ二人は心が痛んでいた。

椿はぎゅっと司の腕を掴み、司を落ち着かせようと必死に掴んだ。

「司!やめて!!」

次いで西田も椿に加勢した。椿一人で司の腕力に敵うわけもないのだから。

「司様、お止め下さい!」

二人の必死の訴えに、漸く我を取り戻した司。


すると、倒れた時の事を思い出した。

そうだ、確か俺はジェットの中であいつの資料を見ていた。

んで…あいつ…!

司の顔つきがみるみる険しくなる。

自身にとって、とんでもない事を思い出したのだ。

一体俺はどれだけ眠っていたんだ?

先程までみていた夢が正夢だったら…

心臓が締め付けられるようだ。警笛のようにドクドクと感じる。それは嫌な胸騒ぎのような気がした…

「今日は何日だ!?」

珍しく司の慌てぶりに西田も慌てて答えた。

その答えに、司は頭部を鈍器で一発殴られたかのような衝撃を覚えた。

今日じゃねぇかよ…

司の様子から、西田は司が何を気にしているのか察しがついた。

しかし、残念ですがもうタイムリミットかもしれません。

言うべきか?言わざるべきか?

「大至急日本へ戻っぞ。」

行ったところで無駄に終わるかもしれないのですよ?

西田は意を決して伝えることにした。

「もしかしたら…

言いかけた言葉を司が遮った。

「言うな!」

「おまえの言いたいことは解ってる。それでも俺は行く。」

決意に満ちたその瞳には、しっかりと生気が溢れていた。

ロボットのようだった男に再び命が吹き込まれたのだ。

「かしこまりました。」

今の司様を誰が止められるでしょう…

直後、西田は方々へ連絡を取り45分後に香港を発ち日本へ向かう事になった。

今すぐ空港へ向かわねば間に合わない。

6日間もお風呂にもシャワーすら浴びていない自身の体に不快感を感じつつも、そんなのはジェットですればいい事だと納得させた。

「ねぇちゃん、Thank youな」

司はローブを羽織り駆け出した。

西田は慌てて大事そうに、ある物を西田のコートで包んだ。

それを見つめる椿はおかしくて笑った。

「クスクスッ…頼んだわよ。」

「最善を尽くします。」

西田は椿に向かって一礼すると、大きなそれを横に抱えて司の後を追った。




☆☆☆☆☆☆☆

当初香港設定にしていたのですが、途中シンガポールと勘違いして投稿していました。
シンガポールだと遠すぎてしまうので、香港が正解です。
気付いたところは修正しておりますが、もしかしたらシンガポールのままの部分があるかもしれません。
気付いた方は御一報頂けたら幸いです。

では、次もがんばるぞー!!


開く コメント(2)

開く トラックバック(0)

Marry Me? 〜44〜

「宣戦布告よ」

そう言って俺に、俺達F4に啖呵を切った黒髪の女

何年も俺の夢に巣食う顔の見えない女

それが

今ははっきりと見える

牧野 つくし

俺の夢の中で 怒ったり 泣いたり 笑ったり

その笑顔がみたくて 俺は あいつを喜ばせたくて必死だった

俺の夢であって 俺の幸せだった頃の思い出

それは17年間の封印を解かれ ゆっくりと俺の全身を巡り満たしていく

全てが楽しい思い出だったわけじゃない

辛いことも 悲しいことも 泣いたこともあった

だが これまでの人生でこんなに満たされて幸せな夢があったか?

このままこうしてたい


司はすっかり夢の虜となり 起きる事を拒否していた

現実世界では 刻一刻と時は流れ つくしはあと数時間後に結婚してしまうというのに…




「全く、いい気なもんよね…

ねぇ、司!起きなさい!起きないとつくしちゃん結婚しちゃうわよ!!」


穏やかな寝顔で、時折笑顔を浮かべて眠り続ける司を、椿は歯がゆく見守り続けていた。
そして時折、話しかけてはどついてみたり…etc.


司は依然として夢の中にいた

そこは教会で厳かなチャペルの中

生演奏が流れ始め、ゆっくりと重厚な扉が開き、現れたのはつくしと腕を組むつくしの父親

一歩、又一歩と歩み進んでくる

真っ白なマーメイドラインのウエディングドレスは、スレンダーな体系に似合っていて、大人の女性になったのだと強く感じるほど美しく輝いていた。

俺はつくしに見とれていた。そしてそんな俺の目の前を無情にも通り抜けていったのだ。

よく見たら俺は、参列者席にあいつらと一緒に座っていた。

隣の類と総二郎とあきらは笑ってやがる

滋と三条と牧野のダチは泣き笑いだ…

俺は…俺は何してんだ…?

自分がなぜそこにいるのか解らぬまま、呆然と座りその光景を見続ける俺

つくしの親父から別の男に腕が組み替えられた…

あの男は 確か…

司はガンガンと頭痛がしだした

目の前では、つくしが自分ではない男とバージンロードを歩いている

遂に神父の前に到着した二人は、お互いに見つめあい、誓いの言葉を交わしている

なんで俺じゃないんだ?

「「誓います」」

なんでおまえは俺じゃない男と結婚できるんだ?


司の頭痛は限界だった

それ以上に目の前の光景に心が限界だった

もうこれ以上見てられねぇ

俺の心はこんなにもずたずただってのに、なんなんだよ!?この幸せそうな雰囲気は!!

「二人の結婚に異議のあるものはありますか?」

にこやかに見渡す神父、そしてそれを見守る参列者たち。当然のように誰も異議など申し立てるものなどいない。

「では、二人に拍手を」

その瞬間チャペルの中は二人を祝福する盛大な拍手に包まれた

クソ…クソ…行き場のない怒りとやりきれない想いに反吐が出そうだった。

そう思っている俺の耳元で類が囁いた

「このままでいいの?」

俺は頭痛で耐えきれなくなった頭を上げて類の方をみた。

すると、類だけじゃねぇ。総二郎もあきらも滋も三条も、優紀も俺を見つめていた。

それは訴えかけるような、悲しそうな表情だった。

「「「「「「このままでいいの?」」」」」」

このままでいいのか?

その言葉が俺の中で反芻していく。

全身に問いかけるように深く深く…

そして俺の中で何かが弾けた!

「いいわけねぇだろー!!」

俺の絶叫がチャペルに響き渡り、それに比例するように俺の意識も遠ざかっていく。



そして、俺は目覚めた。




☆☆☆☆☆☆☆

こんにちは。
久々のMarry Me?です。
お待たせした方いかがでしたでしょうか?
どうやって目覚めさせるかずっと悩みました。
色々な案が浮かび、最終的にこんな感じになりました。
ラストまでもう少し!がんばるぞ!!



開く コメント(2)

開く トラックバック(0)

こんにちは。
二日連続の雨に気分があがりませんね。

先週末は“Marry Me?”を更新するつもりだったのですが、どうも書けなかったのです…

私の場合シリアスなお話って、入り込まないと言葉が浮かばないのです。その分入り込んだら筆が進むんですけどね。

てなわけで、気分転換のつもりで見切り発車で後先考えずに投稿してしまったバイトのお話二話はいかがでしたでしょうか?

このお話が思いついたのは、子供のスイミングスクールでの一コマからです。

逆三角形で腹筋が割れたイケメン先生がいたのです。

その先生目当てで入会する女の子もいるほどで、その先生のクラスだけ飛びぬけて生徒がいました。

我が家には男の子しかいないため、まだまだそう言う類の話には疎いのですが、女の子はいくつであっても女なんですねぇ。

ちびっ子たちから抱きつかれたりしている先生を見て、つくしがこの先生だったら?

つくしが生徒たちに抱きつかれている姿を司が見たら?

なぁんて妄想がわきまして…フフフッ


そして、なぜ過去形なのか?実は最近退職されたんです、その先生。

女の子達のテンションの下がりっぷりがすごいです。

なぜなら新しく来た先生が真逆のタイプの方だったんですよねぇ。





〜ちょっと小話〜

あの後、映像が見れないと怒鳴る司に斎藤は呼び出された。

久々に見る猛獣ぶりに、斎藤は生きた心地がしない。

しかし、私だってあと一歩で警察に通報されるところだった!

コンコン

「入れ」


ドアを開けて入室すると、こめかみに青筋の浮かんだ殺し屋のような風貌の御曹司が執務机に腕を組んで座っていた。

こんな事、昔は日常茶飯事だった!

そう自分に言い聞かせ、逃げ出したい気持ちを奮い立たせて一歩、又一歩と進み、漸く司様の前に立った。

「映像がな…観れねぇんだわ。
おっかしいよなぁー。今日の午後4時、俺はハイティーを用意させて午後の休憩タイムを満喫するつもりだったんだがなー。」

「あ…あの…も…もももも申し訳ございませんッ!」

「申し訳ないじゃねぇんだよ。ガキの使いじゃねえよな?」

「保護者やスイミングのスタッフに怪しまれまして、危うく通報されるところでした。」

「だからなんだってんだよ!それをどうにかしろよ!!
大体おまえ警備のプロを何年やってんだよ?んな素人に怪しまれるなんざ辞めちまえ!!」

ひ…ひどい…

私は司様の為に変質者まがいの事をしてきたのに…

「まぁ、司様。
そもそも盗撮は犯罪行為です。それも自分の彼女を盗撮されるなんて牧野様に知られたら大変なところでした。」

「それが、通報されかけたところを助けてくださったのが牧野様です。
私の事を父が娘のバイトを見に来たと機転を利かせて助けて下さいました。
牧野様がいらっしゃらなかったら…私は今頃警察にぃ…」

「それは大変でしたね。
牧野様にもばれてしまった事ですし、もう盗撮はおやめ下さい。」

黙って聞いていた司だったが、低く唸るように口を開いた

「だったらサツに捕まりゃよかったろ?
おまえはつくしの水着姿を生で見ただけで重罪だ」

先程までも冷気が漂っていたが、一気にここはツンドラか?ってくらいに身震いした。

え…あなたが命じたんではないですかぁ

斎藤は眩暈を覚えた

なんなんだろうこの横暴は…

その時、バン!と背後のドアが突然開いたかと思ったら、ッカツカツカと音がして、次の瞬間!

ボカンッ!!

「あんた!何してんのよ!!」

つくしに制裁を加えられ、先程までふんぞり返っていた御曹司の姿は、今は愛しの彼女に叱られてシュンとされている。

「斎藤さん、こんなことに巻き込んでしまって御迷惑かけました。」

なんて言いながらペコっと頭を下げて下さった。

「ほら、あんたも。」

そう言うと、司様の頭もぐいぐいと下げさせる牧野様。
こんなことなさって大丈夫なのでしょうか?
横の西田さんにちらりと視線を走らせると、クスクスと笑ってらっしゃる。
この人も笑うのかぁ。

やはり素敵な女性を見つけたのですね。


西田と斎藤は二人の恋人同士の痴話げんかを微笑ましく眺めていた。


〜fin〜








開く コメント(2)

開く トラックバック(0)


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事