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元軍人の流れ者、トムクルーズには合わない題材だよな、と期待せず観に行った
監督は「ユージュアルサスペクツ」、「ワルキューレ」脚本家のクリストファーマッカリー
脚本家出身の監督は話先行で映像が寂しくなりがち
本作も序盤は登場人物たちの立ち話で進行していく うーん典型的...
しかしながらその物語が面白い
無差別に5人を狙撃、殺害した容疑で事件後まもなく逮捕された男
死刑か終身刑か、裁判をするまでもない有罪事件と思われたが、
男はジャックリーチャーを呼ぶように指示をする
かつて憲兵もやっていた元軍人リーチャーは、
現れるや否や、事件の不審な点を指摘して、彼は無実かもしれない、と捜査を始める
ポールニューマンの「動く標的」などを思わす一種の探偵もの
だったらアクション映画みたいな予告編はやめて、
それっぽい宣伝をすれば良いのに
「ミッションインポッシブル」との違い、
リーチャーは非常に泥臭く調べていく
格闘もゴツゴツしている
原作では大男の設定だが、トムクルーズにしたことで、
群衆に紛れたり、街のチンピラに絡まれたりなども自然になった
性格的には直情型の正義漢でトムの得意とする役柄だ
地味ながら、なかなか良いじゃない、と観ていると
カーアクションの場面になる
このスタントもゴツゴツしていて良い
あちこちにぶつけて、ボロボロになりながらも突進していく車
「デイズオブサンダー」でプロでもやっていけると太鼓判を押されたトムが自前で見せる車捌きは
「ブリット」や「フレンチコネクション」などを思わせる
映像面でも光るところを出せたマッカリー監督
そして再び映画は謎解きへ
黒幕のヴェルナーヘルツォークの顔が怖いなあ
まあその悪の組織が結局イマイチなんだかよくわからないし、
被害者の扱いが雑なところ、たまたま事件を担当する刑事が?とか
無謀にも逮捕された男の弁護を買って出るヒロインの設定もかなり無茶なのだけど、
その辺のことは置いて、ハードボイルド物の雰囲気を楽しめた映画だった
小ボケみたいな笑える場面の挟み方も良いね
邦題は「アウトロー(無法者)」より
映画でも出てきた「ドリフター(流れ者)」の方が似合うと思うが
日本でドリフターと言ったら志村加藤のアレだもんね...
主人公のキャラクターが良いので、出来れば違う話も観てみたい
日本やアジアでの興行次第で続編の製作が決まるらしいので
迷っている人は是非
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