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ラストターゲット

ジョージクルーニー主演のアメリカ製らしからぬ渋い映画
と思ったら監督アントンコービンはオランダ人だそう
突然に命を狙われた殺し屋が、イタリアの田舎に身を隠し...
コービンの撮る一枚一枚を絵にしてもいいくらいのカメラ構図が良い 
 
そして主人公のどこにいて誰と会っても気の休まらない殺し屋の孤独、
これもまた良いね 
派手な展開は全然ないから退屈な人には退屈なんだろう本作 
でも心の動きをちゃんと観ていれば、
主人公の殺し屋と同様の、いつ誰に命を狙われているかもしれない緊張感を
じわじわっと堪能出来るはず
その中で美女だったり、親切げな神父だったりが寄ってくる
だけど人を信じられない哀しさ

原題は「ジ・アメリカン」も
当のアメリカでは全然受けなかったらしい大人向け映画

★★★★☆

イメージ 1

「グラントリノ」と似ているとの声もあるようだけど
こちらの方が断然上質だ
ストーリー展開のためだけに登場するような
生活の見えないキャラクターが出てこないし、
有色人種を嫌っていた白人が彼らを理解し救ってやるといった話でもない
警察もちゃんと巡回し、仕事をしているように見える
実話を元にした、と言われても信じられる話だ

主人公はカナダ国境近い凍てつく地に住む中年白人女性
子供が2人、父親は出て行って行方知れず
その際に有り金全てを持っていかれたため、
新しいトレーラーハウスも供給差し止め、
そればかりかこのままでは手付金も取られてしまう
といって仕事はパートタイム、急にお金は用意できない

ここで押さえておきたいのは、
主人公の女性やその家族は夫が金を持って逃げるまでは
まだどこにでもある平均的な貧乏一家だったこと
着ている服は新しめだし、車も2台ある
化粧品や入浴剤を買う余裕もあった
クリスマスは新しい家で迎えるのよ、と幼い子供に話していた
夫のギャンブル好きは困ったものだけど、まあまあ幸せな家庭がそこにはあった
それが夫の失踪で一気に突き落とされてしまう
だから冒頭では涙を流している これからどうしよう、と
主人公は決して、子供に食べさす金も無いのに
化粧品や入浴剤を買い込んでいる馬鹿な女ではない

夫がまた賭け事にお金を注ぎ込んでいるのでは、
と出向いたビンゴ場(何も無い土地!)で、
彼女は夫の車を見つける
だがそれを運転していたのはモホーク族の女だった
彼女を追いかけて車を取り戻す主人公は
そこで彼女が密入国を手助けして大金を得ている事を知る

白人女性は警官に疑われず、車を止められる事もない
モホークの女は半金を条件に主人公を仲間に引き入れる
最初は嫌々だったが、時期はクリスマス、
子供へのプレゼントや、家を取り返すための費用を考えると止められない
しかし段々に警官が近づいてきて...

BGMを最小限に抑え、映像もざらついている
かつてのドグマ95映画を思わせる作品
話の進行、結末のつけ方に無理が無い
それでいながら薄味でないサスペンスドラマになっていて
エンターテインメント性も確保されていた
社会派を前面に打ち出さないのも良い
2人は紛れも無く犯罪者 でも応援したくなってしまう
背景の積み重ねの上手さがそうさせるのだ

★★★★☆

熱烈ファンも多いジョニートー監督作品で今回も評価は高い様子 
個人的にはこれまでの作品はちょっと苦手 合わなかった 
きめきめポーズのおじさんたちが、
どうにも紳士服のコマーシャルにしか見えないんだなあ 
ストーリーも銃撃戦が最優先なためひどいのが多い

しかし、今回は登場人物も少なく、
物語が非常にシンプルかつ整理されているためにとても観やすい 
主人公の目的はただひとつ、殺された娘一家のための復讐 
その為に3人の殺し屋を雇う 娘と孫たちを殺したやつを見つけ出して、殺してくれ

で、殺し屋たちはあっさり見つかる 
一緒に店やって、一緒にバーベーキューをしている 
顔を見られたからと子供たちを殺したのに全然意味が無いぞ 
でも良いんだよ良いんだよ、見せたいのはドンパチなんでしょ
と観ていると、そいつらにも子供たちがいるのがわかり...

そこで一旦は銃を収める3人、仁義ある戦い 
とにかく主人公たちをかっこよく見せるのが第一だ 
で相手の方は奥さんや子供たちを先に帰らせて、そこで勝負再開 

だけどその相手が、自分たちの所属する殺し屋グループの仲間だったとわかり、
3人は逆に裏切りもの扱い
親分に呼び出される3人 場所はゴミ処理場、行けば命はない 
しかし行く なぜならカッコいいから...

ここで問題のきめきめシーンだけど、
これも今回は工夫があってギャグに感じなかった
プレスされた紙ゴミの塊をゴロゴロ転がし盾にした銃撃戦がスロー映像で展開される

書き忘れたけど、きめきめシーンはもう1つ、
銃の試し撃ちで、誰も乗っていない自転車が倒れず走り続けるように撃ち続ける場面もある 
ここでアンソニーウォンが得意のスマイルを決める 
これも何とか耐えられた 

でまあ話のこの先はネタバレになるので書かない 
ファン以外でも楽しめるジョニートー入門編に良い作品かな

題名の「冷たい雨」はどうした!?となるが
確かに雨の銃撃シーンもある 
ただクライマックスとなる2つのシーンはどちらも晴れていて、
この邦題はやっぱり意味不明だ 
「約束の銃弾」の方は依頼者と殺し屋の約束の事なんだけど、
これも話の中心とはずれている 
原題は「復仇」、これは話にぴったり合っている

★★★☆☆

ザ・ロード ★★★★☆

イメージ 1

「ロードオブザリング」の役柄イメージに固定される事なく
「この人が出ているなら面白い」という信頼感・安定感のある俳優になった
ヴィゴモーテンセンが主演
タイトルとジャケットの雰囲気から
「ロードトゥパーディション」みたいな映画かと思ったらSFだった
でもやっぱり話は暗い

寝室の窓に見える真っ赤に染まる外の景色、火事?
その後、街が崩壊し、人々の姿が見えなくなっている様子が映る
空も地面も灰色に染まっている
隕石が落ちた?核戦争?映画では何も提示されない
生き残った主人公の目線でのみ、その世界は語られる
ついつい何が起こったのか説明を入れてしまいがちなところだけど、
それをしない決断、良いねえ

山の上に住んでいた主人公(モーテンセン)と
妊娠中の妻(シャーリーズセロン)は運良く生き残った
しかし見渡す限りほぼ何もなくなっている街で
自分たちだけが生き残ったところで何になるのか
生まれてくる子供は...

それから何年か、食料はいよいよ尽き始め
かつての街では生き残った少数による
奪い合いや殺人などが横行していた
中には人肉を食べる物まで現れてきた

人生に絶望した妻は一家で死のうと訴えるが
主人公はそれを拒否し、妻はひとり家から去っていく
おそらくは死ぬために...

ある日、主人公は息子を連れて南の海岸へと向かう事を決める
危険だが、ここに居てもどうにもならない
もし襲われた場合にはいつでも自殺できる様に
幼い息子に銃の撃ち方を教え、旅立つ

ここまでが開始10分
説明っぽくなるのを上手く避けながら
きちんと設定状況を知らせることに成功しているジョンヒルコート監督、
聞いた事無い人だけど、やるねえ
(後で調べたら「プロポジション 血の誓約」は観ていた)

ボロをまとって外に出た主人公たちは、そこで様々な人と遭遇する
目の見えない老人、強盗、いきなり発砲してくる人間、
食料として地下に監禁された人間...
純粋な息子は彼らの困窮を理解し手助けしようとするが
主人公は「そんな余裕は無い」と息子の手を引いて彼らから離れる
このドライな、きれい事でない現実味も申し分ない
心の火を消さないために親子はそこに何があるわけでもない南を目指す

困ったときに都合良く食料が発見されたり、
ラストで中途半端に甘いところを見せてしまうのが残念なのだけど
見ごたえは十分 映像にも演技にも説得力がある
それにラストの甘さだって、子供への単なる気休めの言葉であって
状況はほとんど好転していないのだ

途中で消えたシャーリズセロンは死ぬ場面が無かったので
後でひょっこり出て気やしないか(「宇宙戦争」方式)と心配したけど、
さすがにそれは無し

★★★★☆

イメージ 1

今年のNO.1とも話題の高かった韓国映画をようやく観る 
借金の取り立てをしている孤独な暴力男サンフンが、
ある女子高生との出会いによってもう1度人生を見つめ直す物語 
初監督の作品ということで、もっと粗削りな勢いで持っていく映画なのかと思ったが、
これがカッチリ作ってある

冒頭のシーンでサンフンは道端で女を殴る男を止めて殴りかかり、
助けたかと思いきや返す刀で女も殴って説教する
韓国映画における暴力的だが実は心はまっすぐって男は、
キムギドクの「悪い男」はじめまあ割と見かける主人公だけど、
今回違うのは観始めてすぐにサンフンが良い人間だとわかる点

続いてすぐにサンフンの背景が語られ、家庭の事情、仕事の様子が綴られて行く 
殴って何とかしようとする借金取りでまあ決して誉められた仕事振りではないにせよ、
一応真面目に働いていて、上司とも部下ともそれなりに人間関係を作れている男 
子供にも優しい しかし、口が悪く手が早い

女子高生との出会いは
坂道で吐いたタンが偶然彼女のネクタイにかかってしまうところから 
文句を言う女にやっぱりいきなり殴りかかるサンフン 
普通であれば女はすぐに逃げ去って、
サンフンはまた自分の世界だけで生きていくところなのだが、
彼女がその後も食い下がってきて物語が転がる

その女子高生ヨニの方にも複雑な家庭事情がある 
と言っても韓国映画では子供を殴る父親像があまりにも多く出てくるので、
これが標準なのかもしれないけど... 
で孤独を抱えた二人が会う回数を重ね、
ようやくサンフンが心許して生き方を変えようとする 
この辺の展開に無理がなく良い

ドラマ自体はよく見る定番ものなれど俳優が断然良い 
サンフンを演じる監督自身(もともとは俳優としてキャリアを重ねる)も、
ヨニ役の新人キムコッピも、
善人オーラを漂わせながらも、どこか不気味さもある借金取りの元締め役チョンマンシクも
部下の男たちや主人公の家族たちもみな味を出していて、
登場人物の顔立ちがすべてはっきり個性的でありながら、
どこかその辺にいそうな雰囲気も漂わせているので自然に観られる

ラストへ向けた準備の段階が少し強引な流れになっているが、
終盤の観ている人間の感情をコントロールしようとしない
サラッとした余韻が残るまとめ方には好感がもてる
 
ほとんど欠点のない映画で★5でも良いかなあと迷ったのだけれど
何かもう一個ガツンと来るものが足りない気がして4.999…
足りないのが何かと言えば、
一枚の絵として記憶に残る映画的一瞬みたいなことかなあ 
暴力映画の割に自然で、
全体的にすーっと流れてしまった風なのが良さでもあり良くなりきれていないところでもある
でもこれが年間ベスト5〜10クラスに優れた映画なのは間違いないところ

★★★★☆

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