将棋記者八雲のノート

将棋中継記者です。モバイル中継と順位戦中継をしています。

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 昨日の棋王戦▲糸谷-△羽生戦は糸谷五段の勝ち。
 予想外のタイミングで投了となり、さらに盤面はそのままに別室で感想戦が行われたため、中継モニターを見ていて終局したことに気がつかず数分間更新が遅れてしまう失敗をしてしまいました。リアルタイムで観戦されていた方にはご迷惑をお掛けしてしまい申し訳ございません。
 
 戦型は横歩取り8五飛戦法に先手の新山崎流、後手の澤田新手という最新形となりました。羽生さんは将棋世界のインタビューで澤田新手を非常に高く評価していましたが、その後さらに研究と実戦が進んだ結果、この新手は少し無理なのではないか、と見られていたタイミングで本局となったようです。
 
 恐らく羽生さんは自分が高く評価したこの新手が本当に無理なのかどうか、自らの手で試してみたかったのではないでしょうか。高潔な人格者に見える羽生さんですが、意外に子供っぽい遊び心や負けず嫌いな一面もあるようですので。もっとも大半の棋士は負けず嫌いなのでしょうけど(笑)。
 
 さて、連投となりますが本日も携帯中継を担当いたします。
 今日の棋戦は朝日杯将棋オープン戦。持ち時間40分(チェスクロック使用)のこの棋戦はテレビ対局並みのスピーディーでスリリングな対局です。中継する記者のほうも時間との闘いで、短時間で簡潔かつ的確なコメント作成が求められます。
 
 私はこの棋戦の中継は今回が初めてなので、どこまでそれが出来るか大変不安ですが、心細い棋力で無理に高度な解説を試みるよりも、現場の雰囲気を出来るだけ皆様に伝えられるようなコメントを心掛けてみようと思っています。
 
 対戦カードは午前の対局が野月浩貴七段-田中悠一四段戦。午後からはこの対局の勝者と佐藤天彦五段の対戦となります。戦型は午前が野月さんの居飛車に田中(悠)さんの角道オープン型の振り飛車。午後は野月さんが勝てば相居飛車、田中(悠)さんが勝てば午前と同じ戦型になると予想します。ただ、野月さんはなんでも指されるので意外な戦型になる可能性もありそうですね。
 
 今日は関西から棋聖戦一次予選の中継もあります。こちらもスピーディーな戦いです。
 それでは本日もモバイル中継をお楽しみください。

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