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平成25年3月、「母趾球歩き」について私なりの考えを纏めた本を日本評論社から出版しました。4年前、私自身が「初期OA膝」を経験しました。もしそのとき「母趾球歩き」に行き着くことがなければ、今頃「関節軟骨が傷害された真のOA膝」に悩まされていたかもしれません。
「母趾球歩き」を始めて極めて短期間のうちに「OA膝の痛み」から解放されたのです。初めのうちは「初期OA膝」の患者に限ってその経験を伝えました。その数が増えるにつれて、この段階のOA膝に対して「母趾球歩き」が間違いなく絶対的な効果をもたらすことが分かりました。
そうするうちに次第に大胆になった私は、「真のOA膝」の患者にも「母趾球歩き」を薦めるようになっていました。フォローの困難な「初期OA膝」に比べ、症状の重い「真のOA膝」のフォローは密にできます。私のデータベースが急速に膨らみ、「真のOA膝」にも「母趾球歩きの薦め」を積極的に行うべきだと確信するのにそう時間はかかりませんでした。
しかし、私独りの外来ではOA膝の患者の数は限られています。この「母趾球歩き」と私が名付けた何の副作用もない歩き方を世の中のOA膝に悩む人々に知ってもらいたいと思うようになっていました。
その思いを込めて書き始めたのですが、整形外科医40年間の力みから思わぬ大冊になってしまいました。そして一般の方々には、難しい専門過ぎる個所も多々あると思っています。しかし、書店に並ぶ変に易しげに書かれた健康本の類に却って私は、医者の専門性を笠に着た傲慢さを感じます。
素人に難しいことは分からないとする態度は、分からないところは伝えない、つまり隠蔽体質を生みます。相互批判のないところに罷り通るのが嘘まやかしです。従って専門的な知識であっても公開されなければいけないというのが若いときからの私の持論です。
つまり、医者が素人である“かもしれない”患者に何かを薦めるときには、専門的であることを理由に説明を端折ってはいけないと信じて来たのです。かくして、OA膝そして母趾球歩きに関する私の知識と想像を含めた考えを全て書くことになってしまったのです。
この本の図表の制作を担当してくれた私の女房も、その図表の意味を理解してそうしてくれたわけではありません。本が出来上がった今も分からないところがいっぱいあると言っています。おそらく何回読み返してもそれは変わらないでしょう。
それはそれで仕方がないことだと私は思っています。ただ、歩くとき母趾球部で蹴って歩くことが大事であること忘れなければ良いのです。女房は今、「正歩行」という「母趾球歩き」をしているのですから。
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私にとってのバイブルのような本です。
サイン入りのご本は保存版で、貸出用にもう一冊購入しましたヨ。
私の勤める会社の社長の奥様もOA膝で悩んでみえるので読んでいただこうと思います。
先生の本で一人でもたくさんの方の膝の痛みがなくなることを祈ってポチっ!!。
2013/5/16(木) 午後 8:34
彦丸さん<<
ポチ並びにご支援ありがとうございます。それに本の御紹介もしていただきました。感激でした。
社長の奥さまにも早速踵から母趾球部に体重を乗せて歩いてもらいたいものです。上り下りもしゃがみこみも母趾球部で踏ん張ってね。
2013/5/17(金) 午前 10:24
へえ「母趾球歩き」という歩き方が膝の痛みにいいのですか。 実は私は今年の1月からランニングを始め4月に膝を痛めてハダシランニングのフオァフット走法を見つけて一年かかってやっと足指の付け根から着地する走法に慣れたところです。 走法を変えてから膝の痛みは一度も経験しません。 きっと同じ理由なのでしょうね。
2013/11/29(金) 午後 11:05 [ 油食林間 ]
油食林間さん<<
「母趾球歩き」は変形性膝関節症の患者が忘れた歩き方です。なんてことはない母趾球部で蹴って歩く歩き方です。階段をつま先で上り下りすると自然そうなります。
速足、ジョギングでも自然母趾球で蹴って離地することになります。ランニングも母趾球部を含む第1趾列の仕事ですので、「母趾球歩き」と基本的には同じだと思っています。
2013/11/30(土) 午後 2:43
初めて投稿させて頂きます。広島県で靴屋をしている松下と言います。
スロージョギングの田中宏暁教授が田中瑞雄先生の本書を勧めておられたので、購読させて頂きました。
本題から外れるかもしれませんが、私もスロージョギングを始めたところ、腸脛靭帯炎になり、田中教授に言われて母趾球荷重を意識するようにしたら治りました。
先日、知り合いの外科の先生と本書の話になり、「母趾球歩きとはラテラルウエッジを入れた形を自ら行うという事ですか?」と質問されました。
宜しければ、ご意見をお聞かせください。
私は仕事柄、ラテラルウエッジはどちらかというと否定派です。シューズで踵骨や横アーチを整えることを勧めています。
もう1点、かがむことが多い仕事は、母趾球で踏ん張る事とありましたが、立ち仕事の方で膝が痛い方も同様でしょうか?
更に、症状にもよるのでしょうが、立ち仕事の方はあえて母趾球歩きでウオーキングを勧めても良いでしょうか?
大変長くなり、申し訳ありません。
よろしくお願いします。
2014/11/25(火) 午前 11:57 [ シューズラボCue ]
シューズラボCueさん<<
はじめまして。御訪問ありがとうございました。福山にお住まいですね。伊吹小児科は同級です。田中宏暁教授は直接お会いしたことはないと思いますが、お名前だけは存じております。
さて、ラテラルウェッジですが、これを使って歩くと却って小趾球部に負荷がかかりますので、意味がないと私も考えて来ました。JBJSの論文にも効果が疑わしいとありました。母趾球歩きは、足の外側を上げる必要はなく、母趾球部に荷重して歩くだけです。ラテラルウェッジを入れた形とは全く関係がありません。母趾球部荷重の感覚は、つま先歩きあるいは階段のつま先での上り下りで、簡単に掴むことができます。本を出版したあとに気付いたことですが。
2014/11/25(火) 午後 3:52
シューズラボCueさん<<
立ち仕事でも同じです。立ち仕事と言っても必ず短距離の移動を伴っています。母趾球部負荷を心掛け、歩くときの母趾球歩きは絶対です。母趾球歩きを条件としたウォーキングなら一向に構いません。OA膝の初期なら短期間に結果は出ます。進行したOA膝は、少し時間を要しますが、母趾球歩きは症状を選びません。
それと椅子での立ち座りですが、少し足を開いてスキーのボーゲンの格好を覚えてもらうと、直ぐに母趾球部負荷になります。痛くて立てないと車いすで来られた患者も、ボーゲンの格好ならすぐに立てますし、母趾球歩きで歩いて帰られます。痛みがなくなったわけではありませんが。
2014/11/25(火) 午後 4:08
> mizuoさん
早速、お応え頂き、ありがとうございました。
伊吹小児科とは100m程の距離で、子供が小さいときお世話になっていました。先代の村田医院はかかりつけ医で、子供の頃大変お世話になりました。
私たち一般人には難しい内容もありましたが、頭を整理しながら読ませて頂きました。改めて読み返してみます。
足と靴で困っているお客様にも母趾球歩きを勧めてみます。
また、気になったことに対した時、質問させていただくことがあるかと思いますが、よろしくお願いします。
2014/11/25(火) 午後 4:13 [ シューズラボCue ]
田中先生、 ウオーキングや、最近ではランナーのお客様が多いので、
母趾球歩きと走行をしっかり勧めてみます。
膝が…と言う方の変化が楽しみです。
ありがとうございました。
2014/11/25(火) 午後 4:21 [ シューズラボCue ]
シューズラボCueさん<<
私は今病気療養中のプータロウの身。と言っても酒は飲んでいますがね。それと五十肩の本と格闘中です。本の執筆が終わり、体力に自信がついたらの話ですが、母趾球歩き(ついでに五十肩の体操療法)の啓蒙活動を始めて見ようかなどとボーット考えています。だから。貴殿の靴および歩き方に関する活動に敬意を覚えます。これからもよろしくお願いします。何なりとご質問頂けたら幸甚です。田中先生にもよろしくお伝えください。嬉しいコメントでした。ありがとうございます。
2014/11/25(火) 午後 4:30
田中先生、快癒されてからの啓蒙活動を期待しております。
是非日本中に母趾球歩きを広める活動をお願いします。
私も微力ながら身近な所から啓蒙していきます。
ありがとうございます。
2014/11/25(火) 午後 6:46 [ シューズラボCue ]
シューズラボCueさん<<
そのときは、よろしくお願いします。
2014/11/26(水) 午後 8:46
田中先生、
こちらこそ、よろしくお願いします。
早速、地元のお医者さんとトレーナーの方が購読されているそうです。
楽しみです。
2014/11/26(水) 午後 9:23 [ シューズラボCue ]
私も立仕事でひざ痛に泣いてます母趾球歩きってなにでしょう
検索してみます
2015/11/7(土) 午前 9:47
ぎいでーすさん<<
「かかとから直接母趾球部(足の裏の親指の付け根にある円い部分)に体重(荷重)を移してそこで蹴って歩く」歩き方です。
母趾球部で荷重する感覚は、つま先立って歩いてみるとよく分かります。階段の上り下りの方がよく分かりますし、普段の階段の上り下りもつま先立って行ってみてください。下りるときのあの痛みが楽になるはずですよ。
立ち仕事のときも、足を広げて立って体重を母趾球部を含む足の内側に乗せると膝の痛みが取れるはずです。
つま先立ってコツをつかむことは書いていませんが、是非私の本をお読みください。売れてませんので是非ご協力を!! 書店にはまずありません。アマゾンに御注文のほどを。
2015/11/8(日) 午前 9:14