田中瑞雄の母趾球歩きと薬ありの低糖質食

このブログの表題に母趾球歩きを加えました。そして低糖質食にも薬ありをくっつけました。(2013/05/16)

地球温暖化・環境問題

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【写真上】砂州のようにみえる無数の軽石の衛星画像。巨大な「いかだ」さながらに海を漂う/NASA's Terra satellite
【写真下】海水温度上昇の影響で白化したグレートバリアリーフのサンゴ/ARC Centre of Excellence for Coral Reef Studies


>>すごいね。(瑞雄)<<


• Odd News
海面埋め尽くす軽石の群れ、太平洋を漂流 グレートバリアリーフの再生に期待(CNN)

2019.08.26 Mon posted at 18:48 JST


(CNN) 米ニューヨーク・マンハッタンに匹敵する面積の海面に浮かんだ膨大な量の軽石が、オーストラリアの東海岸へ向かって漂流を続けている。専門家はこの軽石について、気候変動のためにサンゴ礁の半分が死滅したグレートバリアリーフを再生させる助けになるかもしれないと期待を寄せる。

大量の軽石でできたこの巨大な「いかだ」は、海上を航行する船舶が9日に初めて発見した。米航空宇宙局(NASA)によると、その数日前には太平洋の島国トンガの近くで海底火山の噴火が起きた形跡があった。

ヨットでバヌアツを目指していたマイケル・ホルトさんとラリッサ・ホルトさんは、出航から10日目の夜、ビー玉からバスケットボールくらいの大きさの軽石で構成された、海面が見えないほど大きい浮遊物に遭遇した。

2人の予想によれば、軽石は潮流に乗って、7〜10カ月後にはオーストラリア沿岸に達する見通し。

海に浮かぶ軽石は海洋生物の巣の役割を果たす。大量の軽石がオーストラリアに漂着すれば、軽石にすみ着いた海洋生物もグレートバリアリーフにたどり着き、フジツボやサンゴなどの多様な新しいコロニーが形成される可能性がある。

クイーンズランド工科大学のスコット・ブライアン准教授などの研究チームが2012年、同じような海底火山の噴火について行った調査では、軽石の漂流が多様な海洋生物を拡散させる役割を果たしていることが分かった。

今回の噴火にも同じような効果が期待できるとブライアン氏は言う。

ブライアン氏は23日、ABC放送の番組の中で、軽石の漂流について「種が新しい環境でコロニーを作り、再生し、成長するための自然のメカニズム」だと指摘、「自然が再生の促進を助ける1つの方法」と解説した。この自然現象は5年ごとに起きているという。

軽石が7〜12カ月後にオーストラリア沿岸に到達すれば、「藻やフジツボ、サンゴ、カニ、貝類、蠕虫(ぜんちゅう)などあらゆる種類の生物に覆われる」とブライアン氏は予想、「健全な若いサンゴが急速にグレートバリアリーフにもたらされる」と期待を寄せている。

グレートバリアリーフでは2016〜17年にかけ、気候変動による海水温度上昇の影響で集団白化現象が起き、サンゴの約半分が死滅した。

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イラク北部キルクークにあるバイハッサンの油田(2017年10月17日撮影、資料写真)。(c)AHMAD AL-RUBAYE / AFP


>>あれっ、 「水素社会実現」を日本の国是にしたんじゃなかったか? トヨタ、ホンダどこ行った? (瑞雄)<<


環境・科学
「汚染ゼロ」水素を原油から抽出、気候変動の突破口となるか(AFP)

2019年8月21日 13:01 発信地:パリ/フランス [ フランス ヨーロッパ ]


【8月21日 AFP】温室効果ガスを排出せずに原油から水素を抽出する方法を開発したとの研究結果が20日、発表された。研究チームによると、エネルギーのクリーン化と気候の「特効薬」となる革新的技術だという。

【関連記事】気候変動否定論者、研究者よりもメディアに登場 論文

 水素はガソリンや軽油と異なり、燃焼時に汚染がまったく発生しない。自動車の動力源としてすでに利用されている他、水素発電の可能性もある。だが、炭化水素から水素を分離させる費用が高いことが、これまで水素技術の広範な展開の妨げとなっていた。

 現在、自動車で使用される水素の大半は天然ガスから抽出されており、この抽出過程で温室効果ガスのメタンが生成される。

 カナダの技術者チームは今回、二酸化炭素(CO2)とメタンを地中に残したまま、オイルサンド(油砂)や油田から直接水素を抽出する方法を考案した。

 研究成果はスペイン・バルセロナ(Barcelona)で開催のゴールドシュミット(Goldschmidt)地球化学国際会議で発表された。研究チームは、この技術は温室効果ガスをまったく排出せずに、カナダ全土で必要となる電力を向こう330年間、供給できる可能性があると説明している。

 技術の商業化を進めているカナダ企業プロトン・テクノロジーズ(Proton Technologies)のグラント・ストレム(Grant Strem)最高経営責任者(CEO)はAFPの取材に、油田から低価格で抽出されたゼロ・エミッションの水素は、大部分の既存インフラを利用して世界中に電力を供給できると述べた。「クリーンエネルギーとクリーンな気候の特効薬となる」

 世界のエネルギー需要と排出ガスが足並みをそろえて増加している状況では、世界が温室効果ガスの抑制に迅速に取り組まなければ、気温が危険な水準に上昇する恐れがあると、国連(UN)の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」は指摘している。

 ストレム氏によると、現行1キロ当たり2ドル(約210円)の水素生産価格を、新たに開発された抽出方法では1キロ当たり0.10〜0.50ドル(約11〜53円)に抑えられるという。

 放棄された油田には今も相当量の原油が残留している。ステム氏ら研究チームは、この油田に酸素を注入すると下層の温度が上昇し、水素が遊離されることを発見した。この水素をろ過すれば他のガスから分離できるという。「この過程では唯一水素が生成される。つまり、この技術が実質的に汚染ゼロ、ゼロ・エミッションであることを意味する」とストレム氏は述べた。

 ドイツ・ポツダム地球科学センター(GFZ)のブライアン・ホルスフィールド(Brian Horsfield)教授は、このシステムが産業規模でどのように機能するか確認するには広範な実地試験が必要になると指摘した。

 だが、同氏はこのプロジェクトは「極めて革新的で素晴らしい」と評価している。「衰退しつつある油田インフラが息を吹き返すことになる」 (c)AFP/Patrick GALEY

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【写真】探査機で月面に送られた微小生物「クマムシ」。過酷な環境を生き延びいずれ復活する?/Shutterstock(2019.08.08のCNNの記事から―瑞―)
【図】クマムシの説明図。(c)AFP


>>もし生きてたら「地球生命体による月面汚染あるいは侵略」とゆうことになるんじゃないの? (瑞雄)<<


環境・科学
月面初の生命体としてサバイバル中? 「最強生物」クマムシ(AFP)

2019年8月8日 18:01 発信地:ワシントンD.C./米国 [ 米国 北米 イスラエル 中東・北アフリカ ]


【8月8日 AFP】月面上に、ついに生命体が存在している可能性が出てきた。強烈な放射線や超高温、極寒にも耐えることができ、餌なしで何十年も生き長らえることが可能な「最強生物」だという。こう聞くと恐ろしい生き物のようだが、その正体は異星の生命体ではなく、地球の微小生物「クマムシ」だ。

 4月に月面着陸に失敗し、墜落したとみられるイスラエルの探査機ベレシート(Beresheet)にクマムシを入れた装置が搭載されており、クマムシが事故を生き延びた可能性があるという。

 6日にこの発表を行ったのは、民間非営利団体(NPO)「アーク・ミッション財団(Arch Mission Foundation)」。同財団は、人類の知見や地球の生物相をデータベース化し、それを太陽系に広く送ることを目指して活動しており、未来への贈り物として「銀河系百科事典」を作るような試みだと説明している。

 設立者のノバ・スピバック(Nova Spivack)氏はAFPに対し、べレシートが通過した軌道分析と、クマムシが入っていた装置の構造に基づけば「クマムシが生きている可能性は非常に高いと、われわれは考えている」と述べた。

 同氏によれば、1ミリに満たないクマムシを乾燥させて仮死状態に置き、「樹脂製の人工琥珀(こはく)の中に封印しており、将来蘇生できるはずだ」としている。

 クマムシはこの状態で「ルナー・ライブラリー(Lunar Library)」と呼ばれるナノテクノロジー装置の中に収められた。このDVDのような装置には、顕微鏡で見ることが可能な3000万ページ分の人類史や人間のDNAも格納されているという。

 米ベーカー大学(Baker University)のクマムシ専門家、ウィリアム・ミラー(William Miller)氏はAFPに対し、爆発で燃え尽きていなければ、クマムシは理論上は月面の極高真空や極端な温度でも生き延びるはずだと語った。

「ただし活発に活動し、成長し、食べ、繁殖するには、水と大気、餌が必要になる」ため、数を増やしてコロニーを形成するには至らないだろうとミラー氏は考えている。

 米航空宇宙局(NASA)の宇宙生物学者、キャシー・コンリー(Cassie Conley)氏は、クマムシの正確な生存期間は、探査機の衝突現場の状況と、クマムシがさらされている温度によるとみており、「超高温でなければ、かなり長期間(何年も)生き延びる可能性がある」 と話している。(c)AFP/Issam AHMED

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7月28日、「いっそ死んでしまおうか」──。夜のコメディーの舞台にしてはおかしなタイトルだった。 最高気温の記録が更新された25日、パリのエッフェル塔を望む噴水で水浴びする市民ら(2019年 ロイター/Pascal Rossignol)


>>「革命か崩壊か──。いずれにしても、われわれが慣れ親しんだ良き生活は、もはや続かないだろう」

 いやあ、文学的には気象、気候もこうなるんだね。しかしねえ、人間てえやつ政治学的には保守的だしさあ、生物学的には意外とタフにできている! もしダメなら進化学的に変身しちゃうってえ手もあるんだし、棄てちゃもんじゃないんだわ。(瑞雄)<<



2019年8月4日 / 09:08 / 4時間前更新

アングル:格段に暑い未来が到来、気候変動この18カ月が正念場(ロイター)

Matthew Green
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[ロンドン 28日 ロイター] - 「いっそ死んでしまおうか」──。夜のコメディーの舞台にしてはおかしなタイトルだった。

しかし、英国人スタンダップコメディアンのカール・ドネリーさんが環境問題のテーマをぶつけたタイミングは、結果的に完璧だった。

欧州を襲った熱波で最高気温記録が連日のように更新された先週、気候変動がもたらす存亡の危機を暗いユーモアで笑い飛ばしたドネリーさんの舞台は、イースト・ロンドンのバーに集まった観客のツボにはまったようだった。

今より格段に暑い未来が訪れる、そんな予感が2015年に合意された地球温暖化防止の国際枠組み「パリ協定」の重要性を改めて意識させている。

異常気象、極地を覆う氷の溶解、そして予想を上回るペースの海面上昇など、あらゆる研究が気候変動の影響を明らかにするなか、協議に出席する交渉担当者は、パリ協定で合意された目標を意味ある成果に変えるため、時間との戦いに追われている。

「これから18カ月ほどの間に、実に多くのことが予定されている」と、米国の非営利団体セレスで気候とエネルギー問題を担当するスー・リード氏は言う。この団体は、持続可能な方向性に向かうよう企業や投資家に働きかけている。

「市民、政府当局者、そして民間セクターにとって、温暖化ガスの排出削減に向け、本格的に舵を切るのに極めて重要な時期となる」と、同氏は付け加えた。

国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は昨年10月、世界の気温上昇を摂氏1・5度に抑えるパリ協定の目標を達成するには、遅くとも来年には排出量が減少し始める必要があると警告した。

現状の温暖化ガス排出量が続けば、気温は3度以上上昇する計算だ。国連のグテレス事務総長は、9月にニューヨークで開かれる国連気候アクション首脳会議(サミット)を前に、各国政府からより積極的なコミットメントを取り付けようと動いている。

チリで12月に行われる国連気候変動枠組み条約第25回締約国会議(COP25)に向けて機運を高めようと、ポルトガル出身のグテレス事務総長は各国首脳に対し、排出ガスの削減失敗は「自殺行為だ」と訴えている。

パリ協定以降、最大の節目となる締約国会議が英国で開催される2020年後半には、少なくとも理論上は世界の温室効果ガスの排出量を10年間で半減させる計画が実施段階に入っているはずだ。

「これから1年半の間に、気候変動を巡る外交は、パリ協定署名以以降で最も活発化するだろう」と、気候変動問題が専門の弁護士テッサ・カーン氏は予測する。


<革命か崩壊か>

外交の駆け引きが激しさを増すなか、最新の研究が交渉担当者の懸念を増幅させている。

米国の気候変動学者で、ペンシルバニア州立大地球システム科学センター所長のマイケル・マン氏は、IPCCは産業革命以前から現在までの気温上昇幅を過小評価している可能性があると指摘する。IPCCの想定より、大幅に排出ガスが削減される必要があるという。

「われわれの研究は、気温上昇を1.5度以内に抑えることを目指すなら、今後燃やせる化石燃料の量はIPCCの示唆よりも最大4割程度少ないことを示している」と、マン氏は言う。

マン氏は各国政府に対し、米国が第2次世界大戦中に戦時生産体制を敷いたのと同レベルの緊急性で、再生可能エネルギーへの移行に取り組むよう促している。

だがこれまでのところ、それに応じた主要経済国は1つもない。

2050年までに地球温暖化ガスの排出をゼロにするとの目標を6月に打ち出し、パリ協定を強力に後押しした英国は、現在では欧州連合(EU)離脱問題に労力を奪われ、「気候戦時体制」どころではない。

フランスとドイツが、EUでも同様の削減目標を採用しようと動いたが、ポーランドやチェコ、ハンガリーの反対を受け、ブリュッセルで行われたEU首脳会議で文書の「注釈」に格下げされた。

トランプ米大統領は、依然として世界第2の排出国である米国をパリ協定から全面離脱させる方針た。

気候の安定には地球上の全ての生命が依存しているが、それを巡る国際協力の見通しの暗さを受けて、慣れ親しんだ世界の「崩壊」に備え始めた人たちもいる。

「化石燃料を捨てて地球上の集団としての人間の生活を劇的に変えるか、さもなくば、より可能性が高い展開として、気候変動が世界的な化石燃料資本主義文明に終わりをもたらすか、だ」

MITテクノロジーレビュー誌への4月の寄稿で、文筆家ロイ・スクラントンはこう記した。

「革命か崩壊か──。いずれにしても、われわれが慣れ親しんだ良き生活は、もはや続かないだろう」

(翻訳:山口香子、編集:久保信博)

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欧州を襲った記録的な猛暑で、パリでも気温が40℃を越えた。こうした事態で起きることは、高温がいかに危険であるかに警鐘を鳴らしている。BERTRAND GUAY/AFP/AFLO


>>逆にゆうたらクーラーが効いてへん家んなかに籠ったり車んなかに置き去りにされたりするんはヒジョーに危険ゆうことや。分かった? うん、でも・・・。(瑞雄)<<


2019.07.31 WED 09:00

熱波へのたった1つの対処法:欧州で起きた記録的な猛暑から、わたしたちが教訓にできること(WIRED)

この6月末に欧州を熱波が襲い、フランス南部などの一部地域では気温が45℃を超えて死者まで出た。欧州では2003年の猛暑で70,000人規模の死者が出たこともある。こうした異常な暑さに対して、人間の身体のメカニズムはどう対抗するのか。そして実際のところ、わたしたちには何ができるのか。答えはたった1つ、「冷やす」ことだ。

TEXT BY MICHELE COHEN MARILL
TRANSLATION BY MAYUMI HIRAI/GALILEO

WIRED(US)


・・・欧州を6月下旬に襲った猛暑は、まるで気候変動の“緊急警報”のように感じられるものだった。フランスの南部では気温が約46℃に達して記録を更新し、カリフォルニア州にある砂漠のデスヴァレーのほうが涼しかったほどだ。

その暑さも収束し、この時期として平均的な気温といえる30℃前後に戻るにつれて、別の警告が浮かび上がってきた。現代文明は、猛暑に適応し、猛暑から身を守る必要があるということだ。

とりわけフランス人は、極端な高温がどれだけ命とりになるかを認識している。03年にのヨーロッパ熱波では猛暑が2週間近く続き、フランスで約15,000人、欧州全体では約70,000人が死亡したと推定されている。これと比較すれば、6月の猛暑はわずか4日間にすぎない。

今回の猛暑による超過死亡率(猛暑の影響で亡くなったとみられる人の比率)を関係機関が報告するまで時間が必要になるだろう。だが、いずれにしても冷房の効いた公共施設などのクールスポットやミスト発生装置をはじめとする予防策によって、深刻な事態は避けられたようだ。


**暑さへの対抗策として身体で起きること

人間の身体には、熱に耐え、深部体温を正常な温度から数℃以内に保つメカニズムがある。だが、それでも多少の手助けが必要だ。

夏の陽射しが照り付けて気温が上昇したときに、身体に何が起きるかを説明しよう。

皮膚の近くにある血管が熱によって温められ、その温まった血液が身体の深部に移動して体温が上がる。これによって、身体の冷却システムである体温調節プロセスのスイッチが入り、身体は汗をかき始める。ペンシルヴェニア州立大学で生理学と運動生理学を研究しているレイシー・アレクサンダー教授は、「汗をかくことは人間の最も大きな放熱手段です」と説明する。

しかし、湿度が高くて汗がぽたぽた落ちるような場合は、汗が蒸発しないため、必要な冷却効果が得られない。そうなると、心臓の鼓動が速くなる。より多くの血液を皮膚のほうに送り出すことで、身体の深部に蓄積される熱を押し出そうとするのだ。皮膚も赤くなる。

年をとると、たとえ健康な人であっても血管が効果的に膨張しない場合がある。熱によって余分なストレスが心臓にかかることは、慢性の健康障害がある人々にとっては危険な状態になる。利尿薬のほか、高血圧や狭心症の治療に使われるβ遮断薬、抗鬱剤などの薬物は、熱に対する身体の対処をさらに難しくする。


**猛暑でアルコールはNG

脱水症状を防ぐには、汗となって流れ出た水分を補う必要がある。脱水症状は血液の濃度を高め、血液を送り出す心臓にさらに負担をかけるので、大きなストレス要因になる。塩分も失われるので、電解質も摂取する必要が出てくる。

汗をかいたあとに必要とされる水分の量を知るために、ペンシルヴェニア州立大学のアレクサンダーが推奨する方法がある。通常の体温で十分に水分を摂取した状態のときに体重を測っておき、暑いなか外出したあとで再び体重を測る方法だ。1kgの水を失うごとに1リットルの水を飲む必要がある。

気温が35℃以上になったら、扇風機で涼しくなろうなどと考えてはならない。対流式オーヴンのように身体を温めてしまうからだ。アルコールを飲むのもいけない。深部体温の調節がますます難しくなる。

熱疲労(軽症とは言えない熱中症のこと)の症状が突然現れることもある。脱水と電解質の不均衡の結果であるけいれんや、大量の発汗、脈拍の速さなどだ。血圧が下がるので、めまいを感じる場合もある。


**重要なのは、とにかく「冷やす」こと

「これらはまさしく危険信号です」とアレクサンダーは言う。「できる限りの手段を使って冷やしてください」

冷たいシャワーでもいいし、プールなどに浸かるのもいい。頭部のほか、動脈が皮膚の表面近くを通っている首筋や腋の下、そけい部(太ももの内側の付け根)などを冷やすことも役に立つ。

冷却が間に合わないと、体温が40℃以上に上昇して危険レヴェルに達する。体温が異常に高くなった状態は熱射病と呼ばれ、ずきずきと痛む頭痛や急速な脈拍、ほてりによる赤みや乾燥した皮膚といったかたちで突然訪れる(もはや汗は出ない)。身体の自己調節機能で身体を冷やすことができなくなり、体温は10〜15分以内に41℃以上に達する可能性がある。

めまいや吐き気を感じ、意識が混濁する。点滴による水分補給などの処置をすぐに行わなければ意識を失い、臓器に障害が起き始める。


**2003年の熱波から得られた教訓

米国では毎年600人近くが暑さに関連する症状で死亡している。高齢者や幼児、持病のある人などは熱の打撃を特に受けやすいが、死亡例には運動選手や屋外で作業する人々も含まれる。

19年6月末には、フランス人サイクリストふたりが死亡した。ひとりはピレネー山脈の麓にある丘陵地帯で行われたレースに出場中だった。ほかにも、暑さで気分が悪くなったサイクリストたちが出たため、レースは中止になった。

多数の死者をもたらした03年のヨーロッパ熱波は、ひとつの教訓となっている。ウィスコンシン大学マディソン校で医学史を研究する教授で、03年の異常事象に関する著書『Fatal Isolation: The Devastating Paris Heat Wave of 2003』があるリチャード・ケラーによると、最初に死亡したのは屋根職人などの肉体労働者たちだったという。

「こうした死を無視することもできるかもしれません。でも、“そのあとに来ること”の前兆かもしれないのです」とケラーは指摘する。

次の犠牲者は、空調のないパリのアパートメントに住み、ほかの人との交際がない貧しい高齢者たちだった。ピークに達した暑さが、その後も容赦なく続くにつれて、死者は文字どおり積み上がっていった。死者の数は、1週間にわたって毎日のように上昇を続けた。そして03年8月12日の段階で、死亡数は推計で2,200人に達した。

今回の猛暑に関するニュースを追いながら、ケラーが考えたことはただひとつ。「6月の暑さで死者を出してしまった。8月になったらどうなるのだろう」ということだった。


**対応は急を要する

米国気候変動研究プログラムの「気候および健康評価」では、気候変動が原因で早死にする米国人の数が、今世紀末までに年間数千人から数万人になると見積もられている。

非営利の環境保護団体「天然資源保護協議会(NRDC)」で気候および健康担当のシニア弁護士を務めるフアニータ・コンスティブルは、「猛暑はより長く、より厳しく、より頻繁に起きるようになっています。気候変動とともに死者が増えるという結論は避けられません」と指摘する。

さらに暑くなる世界に対応するため、人々の行動や建築物の設計、緊急対応システムなど、あらゆるものが変わる必要がある。欧州の猛暑は、その必要性が急を要するものであることを示している。

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