田中瑞雄の母趾球歩きと薬ありの低糖質食

このブログの表題に母趾球歩きを加えました。そして低糖質食にも薬ありをくっつけました。(2013/05/16)

健康

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毎日、懸命に努力している人には悲しいお知らせ...... Thomas_EyeDesign –iStock


>>ははは、せめて「才なき者は努力に生きよ」とでも恰好付けて言ってほしかった。けど今更めげてみたって仕方がないやね。わたしゃ強く生きていきます、そのときまでね。(瑞雄)<<


成功
悲報...「努力は才能に勝る」は嘘だった(Newsweekからの転載です)

2019年8月28日(水)17時32分
松丸さとみ


<米大学の研究者が意図的な練習を1万時間行えば本当に一流になれるのか?を検証した......>


**一流の人は1万時間の練習を積んでいる

「努力は才能に勝る」という言い習わしがある。これを信じて毎日、懸命に努力している人には悲しいお知らせだ。米オハイオ州にあるケース・ウェスタン・リザーブ大学の心理学者がこのほど行った調査で、「一流になるにはただ長時間練習すればいいわけではない」との結論が導き出された。結果は、英国王立協会のオンライン科学誌ロイヤル・ソサエティ・オープン・サイエンスに掲載されている。

この調査を行ったのは、ケース・ウェスタン・リザーブ大学のブルック・マクナマラ准教授とメガ・マイトラ氏だ。1993年に米フロリダ州立大学の心理学者エリクソン氏らが発表した、バイオリニストの実力と練習時間の長さの関係を紐解いた研究を元にした。

1993年のエリクソン氏らの調査では、一流のバイオリニストは20歳までに平均で1万時間の練習を積み重ねていたことが分かった。エリクソン氏らはここから、何かに秀でるのに必要なのは、生まれ持った才能ではなく「1万時間の意図的な練習」だと結論付けた。

この研究はその後、マルコム・グラッドウェルが著書『天才!成功する人々の法則』(講談社)で、「1万時間練習を続ければ本物になる」として取り上げて「1万時間の法則」を提唱するなど、さまざまな分野で注目を集めてきた。


**練習時間が実力に占めた割合はわずか25%

そこでマクナマラ准教授らは、意図的な練習を1万時間行えば本当に一流になれるのか?を検証するべく、1993年の調査を再現することにした。同准教授らは、バイオリン奏者を集めて実力別に「非常に良い」「良い」「まあまあ」の3グループにそれぞれ13人ずつ分けた。その後、各奏者に対し、これまでの音楽歴や実績、練習時間について聞き取り調査をした。さらに、1週間の練習日記を付けてもらった。

「まあまあ」のバイオリン奏者は20歳までに平均6000時間の練習を積み重ねていたが、「非常に良い」と「良い」のグループは共に、平均で1万1000時間の練習を重ねていたことが分かった。練習に費やした時間が実力の違いに占めた割合は、4分の1程度だったという。

マクナマラ准教授は英ガーディアン紙に対し、一流のレベルにまで達してしまえば、みんなかなりの練習を積み重ねて来ているため、実力の違いに練習が占める割合はそこまで大きくはならないと説明する。そのため、そこから抜きん出てスーパーエリートになるには、練習以外の要因がポイントになるとしている。何がその要因になるかは、例えばチェスなら知能やワーキングメモリ、スポーツならいかに効率よく酸素を使えるか、などと分野によって異なるという。


**昨日の自分よりはうまくなれるけれど......

マクナマラ准教授らは、今回行った調査は1993年のエリクソン氏らのものを再現したが、同じ結果にはならなかったと結論。その原因については、エリクソン氏らの調査方法にバイアスを含む誤りがあった可能性があると述べている。

同准教授はまたガーディアンに対し、練習を積み重ねれば、昨日の自分よりは上手くなれるが、だからといって他の人より上手くなれるわけではないかもしれないと指摘。人によって実力の違いがある理由には、環境的要因や遺伝子的要因があり、さらにはこの2つが複雑に絡み合っているからで、練習には限界があると気づくことが大切だと話した。

なおガーディアンによると、1993年当時の調査を行ったエリクソン氏と、同論文の共著者だったベルギーにあるルーベン・カトリック大学の心理学者、ラルフ・クランぺ氏は共に、マクナマラ准教授らの調査で導き出されたものは、自分たちのものとほぼ変わらないと反発している。クランペ氏はガーディアンに対し、練習がすべてだとか、長時間の練習だけでうまくなれるなどとは自分も考えていないと話し、練習の質、教師と親のサポート、すべてが大切だと説明。「それでも、意図的な練習が最も重要な要素だと私は考えている」と加えた。


*松丸さとみ
フリーランス翻訳者・ライター。学生や日系企業駐在員として英国・ロンドンで計6年強を過ごす。駐在員時は、在英日本人向けに英国および欧州のビジネスニュースを日本語で配信する日系企業にて編集・執筆などに従事。現在は、フリーランスにて時事ネタを中心に幅広い分野の翻訳・ライティング(ときどき通訳)を行っている。

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国別に見た、2019年7月から2019年6月までのはしか感染者数(100万人当たり)。世界保健機関(WHO)と国連児童基金(ユニセフ)の統計より(2019年8月13日作成)。(c)SABRINA BLANCHARD, CECILIA SANCHEZ / AFP


>>行くとこまで行かんと分からんやつ、どこにでもおんのよ。ねえ、ドナルドジイサン! (瑞雄)<<


ニュース 社会
世界の1〜7月はしか感染者数、昨年同期の3倍近くに WHO(AFP)

2019年8月14日 8:46 発信地:ジュネーブ/その他 [ スイス ヨーロッパ 米国 北米 アフリカ ]


【8月14日 AFP】世界保健機関(WHO)は13日、今年1〜7月の世界の麻疹(はしか)感染者数が昨年同期の3倍近くに増加したと明らかにした。

【関連記事】ワクチン忌避は「伝染病」、国連会合で対策強化呼び掛け

 はしかのウイルスは感染力が強いものの、2回の予防接種で完全に防ぐことができる。しかし、大衆の間に予防接種に対する反発もあり、WHOは接種率の低さに警鐘を鳴らしてきた。

 WHOによると、1〜7月のはしか感染者数は昨年の12万9239人に対し、今年は36万4808人だった。クリスティアン・リンドマイヤー(Christian Lindmeier)報道官はスイスのジュネーブで記者団に対し、この人数は「(公式統計上)2006年以降最も多い」と述べた。

 WHOによれば、世界的に見て、はしか感染が報告される割合は実際の感染者数の約10分の1にとどまることから、今回の感染者数は特に懸念される。

 今年1〜7月の感染者数は世界各地で昨年同期から急増しており、地域別の増加率はアフリカで900%(約10倍)、西太平洋で230%(約3倍)に上った。

 一方、米国で報告された感染者は昨年通年の372人に対し、今年はすでに1164人を記録。過去25年の最高に達している。

 また、欧州で今年報告された感染者は9万人近くで、昨年通年の8万4462人を大きく上回っている。(c)AFP

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レストランで食事を楽しむ女性(2015年10月27日撮影、資料写真)。(c)EITAN ABRAMOVICH / AFP


>>「低糖質食ががんに効く」ゆうて騒いでいたののリヴィジョンか? ははは、いつか死ぬのよ、騒いでみても・・・、ね! (瑞雄)<<


ライフ
「がんを栄養不足に」 食事が治療の助けに、マウス実験で新たな手掛かり(AFP)

2019年8月1日 11:15 発信地:東京 [ 日本 アジア・オセアニア 米国 北米 ]


【8月1日 AFP】毎日の食事が、がん治療の助けになる可能性があるという証拠が増える中、また一つ新たな証拠を追加する研究結果が発表された。食事はすでに、糖尿病や高血圧などの病気を管理する上で極めて重要な要素の一つとされている。

 英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載された論文によると、赤身の肉や卵などに含まれるアミノ酸の摂取を制限することで、マウスのがん治療効果が著しく向上し、腫瘍の増殖が減速することが今回の研究で明らかになったという。

 論文の主執筆者で、米デューク大学医学部(Duke University School of Medicine)のジェイソン・ロカセール(Jason Locasale)准教授は「非常に強力な効果がある。有効に作用する薬剤で確認されるのと同じくらい強力な効果だ」と話す。

 ロカセール准教授は、AFPの取材に「薬剤単独では効かないがその薬剤を食事と組み合わせると効果が出たり、あまり効かなかった放射線治療を(中略)食事と組み合わせるとよく効いたりするなどの状況が数多く存在することを、今回の研究は示している」と語った。

 今回の研究では、アミノ酸の一つ、メチオニンの摂取制限に焦点を当てた。メチオニンは、がん細胞の増殖を助ける「一炭素代謝」と呼ばれるプロセスで重要な役割を果たす。

 老化防止や体重減少とメチオニン制限との関連性はすでに指摘されているが、メチオニン制限ががん細胞にとって重要な意味を持つことは、がん治療を向上させる有望な方法の一つとなる可能性があることを示唆していた。


■「がんを栄養不足に」

 研究チームは、メチオニン制限が代謝に望ましい効果をもたらすことを確認するために、健康なマウスを用いた実験を最初に実施した後、大腸がんや軟部組織の肉腫を抱えるマウスを用いた実験に移行した。

 実験の結果、単独では大腸がんに全く効果がなかった低用量の化学療法が、メチオニン制限と組み合わせると「腫瘍増殖の著しい阻害」につながることが明らかになった。同様に、軟部肉腫のケースで放射線治療をメチオニン制限と組み合わせると腫瘍の増殖が抑制された。

「非常に基本的なレベルで、がん細胞を特定の栄養素の欠乏状態に陥らせる」と、ロカセール准教授は説明した。

 研究チームは今回の研究の拡張として、健康な被験者6人にメチオニン制限食を摂取させる実験を実施した。その結果、人の代謝への作用がマウスで確認される作用と類似するとみられることを発見した。これは、食事が人体の特定の腫瘍に対して同様の効果を持つ可能性があることを示唆している。だが、確定的な結論を導き出すのは時期尚早だと、ロカセール准教授は注意を促した。

 2018年に発表された研究では、化学療法薬剤の1種を糖質が少なくタンパク質と脂質が多い食事と組み合わせることで効果が高くなることが示されていた。その他のがんも低糖質食との組み合わせで治療効果が向上するとみられる。

「これは現時点でまさしく本当に心躍る分野だ。食事が人の健康に非常に大きな影響を与えることが確認されつつある」と、ロカセール准教授は話した。(c)AFP/Sara HUSSEIN

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「蚊に刺されやすい体質」は何が原因だったのか。


>>ん!? 女房を「蚊よけ」に!してたの間違いだったゆうこと、ですか? (瑞雄)<<


「蚊に刺されやすい体質」は実は思い込みだった?(JBPRESS)

アレルギー研究から見えてきた「虫刺され」をめぐる新たな仮説

2019.7.24(水)光齋 久人


《医療の世界は“不思議”があふれている。医療従事者にとっては当たり前でも、一般の人には初耳の理解できないことばかり。そこで、水戸協同病院 研修医、東北大学メディカル・メガバンク機構 非常勤講師の光齋久人氏が、医療についての正しい知識を分かりやすく解説する。今回は虫刺されとアレルギーを取り上げる。(JBpress)》


・・・今年もついに、奴らがやって来ました。

 私は寝室に24時間電子蚊取り線香を焚き、寝る前にはワンポイント噴霧型の殺虫エアゾールを使用します。それでもまだ油断はできないため、枕元には常にスプレー型殺虫剤をお守り代わりに常備しています。

 そうです。私はとても、「蚊に刺されやすい体質」なのです。

 かばんの中には虫除けスプレーと、刺されたときのためのかゆみ止めを常備しています。一年中。

 蚊のいやらしいところは、誰かと一緒にいても常に私ばかりを執拗に狙ってくるところです。私が腕を、脚を、頚を何カ所もかまれてボリボリ掻きむしっているのに、周りの人たちは何事もなく平然としていることがままあるわけで。

 まるで私が犠牲になって、蚊除けの役割をしているようではありませんか。あまりにもアンフェアです。どうしてこのようなことが起きるのでしょうか? 「蚊に刺されやすい体質」の人たちにとって、これは死活問題です。

「蚊に刺されやすい体質」について世の中ではしばしば、「血がおいしいんだよ」とか、「血液型が●型だと刺されやすいんだよ」などと言われたりします。経験的に、高齢になると蚊に刺されづらくなることから、「若いうちはやっぱり血が新鮮なんだね」なんていう人もいます。なんだかどれも煙に巻くような物言いで、眉唾ものばかりです。


**「刺されやすい体質」をめぐる仮説

 さて、では科学の世界ではどうでしょうか。


「蚊に刺されやすい体質」についての有名な仮説に、体臭によるというものがあります*1。ネッタイシマカの雌は、特定の体臭で獲物を感知しているらしいのです。双子を使った研究で、「蚊に刺されやすい体質」は遺伝子に関係しているであろうことも示されています*2。

 なるほど、つまり私からは、「遺伝子に組み込まれたおいしそうな臭い」がしているということでしょうか。なんだか釈然としません。

 もう少し調べてみるとどうやら、最近新しい仮説が提唱されているようです。

「虫刺されの大きさ」「虫刺されのかゆさ」「蚊に刺されやすい体質」という3つの因子について、ゲノム解析を行って遺伝子との相関を調べた研究があります*3。結果、これら3つの因子はそれぞれ現象的にも、遺伝子的にも互いに強く相関していることが分かりました。

 実は、これらの3つの因子に相関している遺伝子のほとんど全てが、アレルギーに関係する遺伝子だったのです。

 これは特段驚くような結果ではありません。というのも、そもそも蚊に刺されてぷくっと赤く腫れるのは、アレルギー反応の結果だということは昔からよく知られていたからです。


**虫刺されとアレルギー反応

 アレルギー反応にはI型〜IV型までの4つのタイプがあります。それぞれ、「即時型」「細胞障害型」「免疫複合体型」「遅延型」と呼ばれています。蚊に刺されたときの発疹は、主にI型によって引き起こされると考えられています。

 I型はまさに、一般に広く認知されているところの「アレルギー」です。別名を「即時型」あるいは「アナフィラキシー型」といいます。その名の通り、蜂に刺されたりしてなる「アナフィラキシーショック」や「アレルギー性鼻炎」「蕁麻疹」「気管支喘息」もこのタイプに分類されます。

 I型アレルギーは発現時間が15分〜30分と、他の型と比べて早いことが特徴です。喘息の子が、ハウスダストの多い家に入ってしばらくしたら咳き込みはじめた、みたいなイメージです。


 I型アレルギー反応の主役は「マスト細胞」です。「マスト細胞」は別名を「肥満細胞」といい、内部に「ヒスタミン」などの「ケミカルメディエーター」をいつも貯蔵しています。「ケミカルメディエーター」は細胞間で何らかの情報伝達を行う物質の総称です。例えば、マスト細胞が放出する「ヒスタミン」は血管透過性亢進やかゆみを誘発します。

 サバを食べて蕁麻疹が体中にできたという話を聞いたことはありませんか? あれは実は、必ずしもサバに対するアレルギーではないのです。青魚に多く含まれる「ヒスチジン」は、ヒスタミン生成菌がつくと「ヒスタミン」に分解されてしまいます。このヒスタミンたっぷりのサバを食べるとどうなるでしょう? そうです、まさにI型アレルギーと似たような症状が起きるわけです。これをヒスタミン中毒といいます。

 蚊に刺されると、注入された蚊の唾液に対して、マスト細胞からヒスタミンやロイコトリエンなどのケミカルメディエーターが放出されます。その結果、血管透過性亢進によりぷくっと腫れ、末梢血管拡張作用で赤くなり、掻痒感誘発によってかゆくなるのです。


**「蚊に刺されやすい体質」の正体は?

 では、今回の研究は、何が新しかったのでしょうか。

 それは、アレルギー反応の結果であるはずの「虫刺されの大きさ」「虫刺されのかゆさ」と、体臭に関係していると考えられていた「蚊に刺されやすい体質」が、強く相関していたというところです。

 ここで考えられる仮説は2つです。

 1つは、「蚊に刺されやすい体質」の人は何度も蚊に刺されているので、アレルギーがひどくなって「虫刺されの大きさ」や「虫刺されのかゆさ」がひどくなるというもの。

 もう1つは、実は「蚊に刺されやすい体質」なんてものはなくて、「虫刺されの大きさ」や「虫刺されのかゆさ」などの症状が強い人ほど、自分が蚊に刺されたことに気がつきやすいだけというものです。

 実はみんな同じくらい刺されているのに、症状がひどい人は見た目にも派手なうえ長引き、かゆくて辛いので、自分ばかり刺されているように感じるのだというのです。

 今回の論文は、後者の新しい仮説を支持しています。

 前者の仮説に対する反論として、ひとつには虫刺されも「脱感作(だつかんさ)」することが挙げられます。脱感作とは、アレルギー症状があった人が、何度も同様の抗原に暴露されることでアレルギー症状を出さなくなる現象です。食物アレルギーなどでも、脱感作療法を行うことがあります。

 高齢者は蚊に刺されづらい。これは実は、長年蚊に刺された結果、高齢者の一部は脱感作しているということを、経験的に示しているのではないかと考えられています。


**体臭は関係ない?

 では、「蚊に刺されやすい体質」の人たちの、遺伝する体臭についてはどうでしょうか?

  体臭には、免疫に関連する主要組織適合遺伝子複合体(MHC)の遺伝子が関連していることが分かっています。MHCは自分の細胞が自分であるということを証明する「身分証」のような働きをする分子です。

 MHCは免疫機能に深く関係しているため、過去の研究ではこの遺伝子の傾向が、見かけ上、体臭として、「蚊に刺されやすい体質」に相関していたのではないかと考えられます。

 こんなふうに、日常的に感じている「当たり前」にこそ、まだまだ未知の現象が潜んでいるのかもしれません。誰もが「当たり前」だと思っていることに、誰も科学の光を当てなければ、今でも太陽は地球の周りを回っていることでしょう。

・・・とはいえ、「蚊に刺されやすい体質」が思い込みであったとしても、結局今シーズンも私と蚊との戦いは続きそうです。

*1:Med Vet Entomol. 2006 Sep;20(3):280-7
*2:PLoS One. 2015 Apr 22;10(4):e0122716
*3:Hum Mol Genet. 2017 Apr 1;26(7):1391-1406


*光齋 久人のプロフィール
2007年、東北大学医学部に入学。2011年より、同大学院へ編入するMDPhDコース進学。フィリピンの孤島で小児肺炎の疫学研究を行う。大学院卒業後、自分探しの迷路にはまる。作家を志したり、ベンチャーで新規事業コンサルタントをしたりと紆余曲折。2016年、医学部に復学し、やっぱりお医者さんになりたかったことに気づく。現在は筑波大学地域教育医療センター水戸協同病院で初期研修医の傍ら、東北大学東北メディカル・メガバンク機構分子疫学分野非常勤講師を務める。

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『おならのサイエンス』 単行本(ソフトカバー) – 2019/5/27 ステファン ゲイツ (著), 関 麻衣子 (翻訳)


>>早速本日購入して「おなら未体験」とゆう女房に読んであげたいと思っています。はは、また「糖質」盛られそう・・・。(瑞雄)<<


すすめ本レビュー
思わず二度見してしまう『おならのサイエンス』(HONZ)

久保 洋介2019年07月21日


・・・誰もが少しは恥ずかしい経験あるであろう「おなら」。力を入れた時、油断した時、大事な時、突然とやってくる私たちの生理現象だ。まだ音が出るだけなら笑ってごまかせるが、クサい場合は本当に恥ずかしく、目も当てられない。

生理現象にもかかわらず、恥ずかしいものとしてある意味避けられている「おなら」。これまで、「おなら本」があったとしても、どちらかというと健康よりの本で、腸を改善しておならを抑制するだとか臭いを改善させるだとか、おならは恥ずべきものという前提で書かれていることが多い。

本書は違う。おならが出る化学的メカニズム、音がでる物理的メカニズム、食物がおならに変わるまでの生物学的メカニズムまでをも面白おかしく(ただ基本は大まじめに)解説する。しまいには、おならを減らすのではなく、多くだすためにレシピを紹介するなど、著者のおならへの愛情までもにじみ出る稀有な一冊だ。

目次は、「おならの化学」「おならの生物学」「おならの物理学」「医学的に見たおなら」「おならにまつわるトリビア」など、しっかりポピュラーサイエンスとして成り立っているのが分かる。

第一章の「おならの化学」によると、おならの75%は普段空気から吸い込む窒素であり、残りの25%が体内の食べ物の消化過程で発生するガスという。おならを構成するガスのうち99%は無味無臭であり、約1%だけが臭いをともなう。臭いをもつガスは複数あるが代表的なのが硫化水素やメタンチオールである。これらはアミノ酸が分解される際に発出されるので、タンパク質の多い食物が、大腸で消化されるときに作られやすい。おならのニオイを軽減するにはこれら化学的メカニズムを理解するところから始められる。

ちなみに、とある研究では、男性に限ってはビールの消費量とおならのニオイには大きな関連があるそうなので、ニオイが気になる人はビールの飲酒量を控えた方がいいかもしれない。また、今日では、活性炭シートを使った消臭パンツなる面白アイテムも開発されており、どうしてもニオイが気になる人にはそちらがおススメだ。消臭パンツをダサいと侮ることなかれ。著者がおススメするSHREDDRIESでは意外とスタイリッシュでセクシーなパンツやジーパンの品ぞろえが豊富だ。もちろん女性用も揃えているが、当然プレゼントに使うのはおススメできない。

研究では、女性の方が男性よりおならがクサいとの報告がある(この論文が書けるだけ、おなら審判という職業も確立されているようだ)。一般的に、女性は男性よりもおなら量が少ない分、ニオイの元となる硫化水素やメタンチオール濃度が高くなりがちだそうだ。ニオイを減らすには上述のタンパク質の摂取方法を工夫するのも一案だが、逆に、ニオイ濃度を薄めるためにおならの量を増やすという手も実は有効かもしれない。

そこでおススメなのが、世界一のおなら食材とされている菊芋である。菊芋にはイヌリンという炭水化物が75%も含まれており、これは小腸では消化できない。そうするとそのまま大腸に送られることになり、腸内細菌にとっては最高のご褒美になる。菊芋を食べると腸内細菌が活発化し、二酸化炭素・水素・メタンなどのガスを大量発生させるというメカニズムだ。

本書では菊芋を使った「おなら倍増レシピ」や「おしっこのニオイ倍増サラダ」など、誰が好き好んで食べるか分からないレシピが豊富に紹介されている。他にも「おなら製造マシーン」の作り方や、世界で偉大な(?)放屁芸人のリストなど、おならマニアにはたまらない情報も満載である。

著者はステファン・ゲイツというイギリスの人気テレビ司会者兼ジャーナリストだ。本書からは著者のおならへの情熱がヒシヒシと伝わってきて敬意を表したくなる。ぜひ手に取って眺めて欲しい。なんだかおならが愛らしく感じてきてしまうだろう。

本書のすばらしさは、れっきとしたポピュラーサイエンス本であることだ。世のおならマニアはもちろんだが、小さい子を持つ親にこそ本書をおススメしたい。食物の消化メカニズムから音が出る仕組みまで、子どもが大好きな「おなら」を題材とし、分かりやすくサイエンスを楽しめる内容になっている。サイエンスの入門編としてはうってつけだ。訳者もあとがきで書いているが「よく書いてくれた!」。

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