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GWが終わってから2冊読んだ。 『さよならの代わりに』(貫井徳郎) 『水のなかの蛍』(池永陽) ジェットコースターなどの思わぬ事故があったり、怪奇な殺人事件が身近でも起こりうる時代 ちょっと心の洗濯を! 小峰君がこの手紙を読むころには、私はきっと見知らぬ町をさまよっているに違いありません。 でも、誤解しないでください。 私は決して死に場所を見つけるために、さまよっている訳ではないのですから。 私は生きる場所を探しているのです。 前奏曲(プレリュード)は私にとって、あまりに居心地が良すぎました。 その居心地の良さにどっぷりと浸かり、様々な理屈をつけて私がやってきたのは、 格好をつけながらぐずぐずと歳を重ねてきただけのような気がします。 前向きでもなく、かといって決定的な行動を起こすでもなく。 ただ、ぐずぐずとです。 蓄えがなくなるまで・・・今考えてみれば、この言葉も単なるいい訳のように聞えてなりません。 私は多分、卑怯で臆病で見栄っぱりで、自分の行為に酔いしれるだけのいやな人間なのでしょう。 小峰君から、亀さんの過去と生き様を知らされて胸が疼きました。 亀さんは過去をしっかり受けとめて、 そこから決して逃げ出さず、真向から立ちむかって壮絶に生きてきました。 たった一人で、誰の手も借りずに。 地面を這うような生活を自ら望んで。 私も亀さんになろうと思います。 誰の力も借りず、何の恩恵も考えず。 最初の出発点に戻って何も持たず、何も欲せず。 ただひたすら、生きるということだけに純粋に専念しようと思っています。 〜〜〜確かに悲しいことですが、人が人として生きていく以上、 仕方がないことなのだと思う他ありません。 この世には、どうすることもできないことが確かにあるのです。 ただ、人間は同じ過ちを二度とくり返さない知恵を持っているのも確かです。 過ちを忘れることなく、悲しさを忘れることなく、 ひたすら前を向いて生き抜いていけばそれでいいのではないでしょうか。 仕方がない――この便利な言葉を、ときには勇気を持って使ってください。 「水のなかの蛍」より |
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2007年05月16日
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