ヤボテンの花

一人ぼっちの生活をしています

全体表示

[ リスト ]

イメージ 1

土曜日は詩吟の練習日でした。また、講釈のアップです。今回は、「織女惜別(しょくじょせきべつ)」(直江兼続作)と「春日偶成(しゅんじつぐうせい)」(夏目漱石作)をやりましたが、季節的にも、来月は七夕でもありますし、ロマンチックな「織女惜別」のほうをやりたいと思います。

まず、全体の意味ですが、二星(職女星と牽牛星)は、一度逢えば、この次は年を隔ててしか逢えないことを、恨んではいけません。七夕の今夜、床を並べて(連しょう;字が見つかりませんでした。ガックシ)、1年分の積もり積もった思い(鬱胸)を晴らしたでしょう(散)。しかし、二人だけのよもやま話(情話)も語り終えないうち(未終)に、暁を迎え(ここは意訳です)、涙が流れてくる(先灑涙)。合うことができて喜んでいる(合歓)枕元(枕下)に、夜明けを告げる(五更;日没より夜明までを五等分されたうちの最後の時間)鐘が響いている。

前半では、1年ぶりに逢えた楽しみを、思い浮かべることができるんですが、後半では、一夜の楽しい逢瀬も、たちまち時間が過ぎてしまい、別れを告げる夜明の鐘がなり、また、1年間逢えない辛さが込み上げてくるということなんですね。ロマンチックな悲恋の詩です。作者は粋な人ですね。この人をご存知ですか?

戦国の歴史好きの人なら、分かると思いますが。直江兼続は、戦国末期、上杉景勝の懐刀として仕え、石田三成と謀って、徳川家康を倒そうとし、結局は、関ヶ原の戦いとなり、ご承知のとおり、三成は敗れます。

関ヶ原のきっかけは、上杉討伐なんですが、家康が豊臣政権で振るっていた横暴に、いずれは戦争が起こると判断した上杉家が、領国に引っ込んだまま、大阪に出てこず、家康が謀反の疑いありとして、送った詰問書に、敢然と反論するのですが、その反論書は、『直江状(なおえじょう)』と呼ばれていて、家康には決して屈しないという意気込みの伝わるもので、このようなロマンチックな詩を書く人とは思えないのですが。

本来ならば、上杉家は取り潰し、直江も石田三成同様、死罪にも値するんですが、名門上杉家は、米沢で領地を4分の1(120→35万石でしたかね)程に減らされはしますが、存続し、直江も、上杉景勝の嘆願もあり、助命されます。

しかも、景勝が敢て、天下の大罪人の直江に6万石を与えるというのを、自分は、5千石でいい、残りは他の家臣に与えてくれと返上します。上杉家が、100万石以上から35万石に減らされた責任は、直江自身にあると潔く認め、身を引くところなんかは、大した功績もないのに、天下りをして、高額の報酬や退職金を平気で手にする高級官僚には見習ってほしいですね。

本来なら、わめき散らしたいところなんですが、ブログ管理人はともかくとして、格調のある詩吟のブログにはふさわしくないので、必死で抑えていますけど。

今回の意味も分かりやすく、テクニック的にも、そう難しくなかったんですが、こういうムードのある詩を吟ずる時は、抑揚をつけて、勢いに任せて、詠わないようにという指導を受けました。高音が出るからと、めいっぱいがなりたてたり、伸ばすところ(3行目の『話』の部分)を伸ばしすぎると、この詩は良くないということでした。

ヤボテンにそんなことを言われてもね、まして、2年しか経験がないのに。でも、同じ詠い方ばかりしてると、飽きてきますからね。どれをやっても同じというのではつまらないですからね。

最後に、前のところで脱線しちゃって、へんな方向へいっちゃってましたが、優秀な武将であった直江兼続が、こういう風流な詩も詠めるというのには、驚かされますね。

歴史上、非業の死を遂げた石田三成は、実質、関ヶ原の西軍の大将でもあったので、クローズアップされることは多いですが、直江は、大名ということでもなかったので、あまり、語られませんが、ヤボテンは結構好きですね。

なお、今月は、最初の2週、練習がなくて、第5土曜日に、夏季練成会(研修会)があり、月2回の練習ということで、来週も通常の練習があります。もしよろしければ、ご訪問お願いします。

それと、練成会では、競技会とかで、上位にいけるテクニックなども教えてくれるということなのですが、会の中で、サンプルというか、モデルというか、10人ほど、賀城流の本部のから、講師兼審査員の人が、実際に稽古をつけて頂けるんですが、それにも申し込んでいます。こちらのアップも予定しています。







       

閉じる コメント(10)

顔アイコン

もう直ぐ七夕でグッドタイミングですね。とても情緒豊かで、戦国時代の武将の作とは思えないほどロマンティックですね。男の人は女よりも基本的にず〜とデリケートでロマンチストなのですよね。女の方が現実的です。私だけかな?練習、頑張ってね。励ましのポチ!!

2007/6/18(月) 午後 2:32 そよ風

顔アイコン

詩吟にこんなロマンチックな内容の詩もあるんですね〜ビックリです!

2007/6/18(月) 午後 5:33 oki*aso*55

顔アイコン

そよ風さん、ポチありがとうございます。ワンワン(喜んでます、尻尾を振って)。明智光秀なんかも、文才に優れ、本能寺の変の前には、連歌の会に出席してましたからね。当時の教養の一つでもあったんでしょうね。男も女も色々です。ブログでも励ましていただけるので、どんどん練習にも身が入りそうです。頑張ります。練習風景をアップできるといいんですけど。うまくいかないです。ガックシ・・・。

2007/6/18(月) 午後 6:39 ヤボテン

顔アイコン

おきな草さん、漢詩というと、堅苦しい感じもしますが、春の大会の課題の一つだった、芳草蝶飛図(ほうそうちょうひのず)というのも、中国の悲恋の伝説を扱ったもので、なかなかロマンティックでしたよ。女性向の詩吟みたいですが。

2007/6/18(月) 午後 6:43 ヤボテン

昔の武士は(武士って昔の物ですね・・)何でも出来て一人前だったんですね。悲恋を語れるとは・・昔の人のほうが今みたいに心の赴くままに行動できない分ロマンチストだったのかな。意味を伺うと味気ない(?)漢字がいきいきとしてきます。

2007/6/18(月) 午後 11:37 りつごん

顔アイコン

りつごんさん、武士も色々で、今で言う、120%体育会系のような武士もいましたから、みんながそうではないんでしょうね。ヤボテンにしたって、テキストの表面だけだと何のことかよく分かりませんからね。偉そうに書いてても、実態はそういうことなので、ガックシ・・・です。

2007/6/19(火) 午前 0:22 ヤボテン

顔アイコン

石田三成は好きな武将に入りますがそれはともかく一年に一度の逢瀬、時の過ぎ去るのに何をも語らずして夜が明けていくのですね,せつないですね.いまなら即携帯電話なのでしょうが通信手段のないほうが想いが募るのでは、、、このような世界好きだなぁー♪本も昔の方の書いたのが結構好きですね,手紙をそっと渡したり,アイコンタクトで伝えたり、、

2007/6/20(水) 午後 5:22 ariel

顔アイコン

今回のは、アリエルさん好みでしたでしょ。きっとそうだと思いました。もう一つのも、風流といえば、風流ですが。ロマンチストにはこっちの方がピッタリかと思いまして。アイコンタクトじゃないですが、一応配慮をさせてもらいました。イェ〜イ!

2007/6/20(水) 午後 7:55 ヤボテン

顔アイコン

こんばんは。。。。兜の前立に愛染明王の愛を字をつけた、粋な人ですね。。。主君筋が毘沙門天で自分はそれより上の明王ってのは???ですが、、、、自分の男気だけでなく、前田慶次郎なんかも引き寄せた心の広い人ですね。。。。ウ〜〜ムなかなかいい浪曲ですね。。。アレ違った???

2007/6/20(水) 午後 10:33 ゆうゆう

顔アイコン

ゆうゆうさん、こられると思ってましたよ。太い首をなが〜くしてお待ちしてました。それにしても、細かいところまでご存知で。浪曲って、ガックシ・・・。もっとも、ゆうゆうさんには、並み(浪)のコメントは期待してませんけど。また、よろしくね〜!

2007/6/20(水) 午後 10:39 ヤボテン


.
ヤボテン
ヤボテン
男性 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

標準グループ

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事