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またまた今回も史実にはない話が中心になりましたね。織田方の兵士を切れず、陣中で争いを起こし、戦線から離脱を命じられる兼続ですが、命乞いをした兵士を切れなかったのは、何の伏線になるんでしょうかね。 あんまり史実にはない話をやってほしくはないんですけどね。兜に「愛」という字を前立にあしらった兼続ですが、そこに引っかけてのものだったら、短絡的過ぎるというものでは? ドラマでやるかどうかわかりませんが、こんな逸話もあるんですけどね。 主君景勝が上杉家の実権を握り、兼続も大岡越前や遠山の金さんみたいな奉行職も兼ねるんですが、ある時、兼続の家臣が下人を切るという事件が起きるのですが、これに対して、死人は返らないから慰謝料ですまそうと兼続はするのですけど、下人の遺族はその下人を返せとムリを言って聞きません。 とうとう業を煮やした兼続は、「よしわかった、呼びにやる使いのものがいないので、お前らがあの世に使者になって行って呼び返して来い」と遺族を処刑します。そして、閻魔大王宛の嘆願書をしたため、立て札を立てるんです。 現代にしたら非情ですが、人の命が軽かった時代です。また、家柄などと差別がハッキリしている時代で、殺された下人にも落ち度があり、穏便に済まそうとしているのに、あくまでも言うことを聞かない者に厳しい態度で臨むというものです。兜の前立ての「愛」というのは、英語の<LOVE>という意味もという説もありますが、上杉謙信が毘沙門天の信仰を表した「毘」の字を旗印に使用していたこともあり、また、兼続自身が愛染明王の生まれ変わりと称していたこともあり、その文字を使ったという説もあります。 このドラマ、そして、原作でも、<LOVE>の意味の愛に主眼を置いているようです。下克上の時代に、あくまでも主君景勝の補佐役に徹し、側室を置かなかったなどと、当時としては一風変わった行動を取った兼続ですが、あんまり安っぽいイメージに固執すると、兼続の魅力が失われてしまうのでは? そもそも、謙信が亡くなり、その跡目相続の「お館の乱」と呼ばれる、景勝と上杉景虎との戦いで勝利してからが、兼続の登場です。あんまり安っぽい話は止めて、さっさと次へいってほしいんですけどね。 若手人気俳優を多く起用して、25%前後の視聴率を保ってますが、現代劇にはしてほしくないんですけどね。戦国時代は、食うか食われるかの時代です。いつも死というものを背中に背負ってる時代です。セーフティネットなどありません。甘っちょろい時代ではないんです。 ヤボテンが兼続に興味を抱いたのは、石田三成と謀って、徳川家康に立ち向かいながら、結局は家康の牙城は崩せなかったにもかかわらず、上杉家はなぜ存続できたか?その時に、どんな葛藤・駆け引きがあったのかを知りたかったからです。 まぁ、今日の放送でも頼りない兼続でしたが、この武将がこれまで無名であったのは、前にも書きましたが、さしたる武功を立てられなかったことがあると思うのです。しかし、石田三成だって明らかな武功はありません。 戦争というものは、直接戦うことも大切なのですが、その陰で食料や武器を調達したり、戦略・戦術を立てるということも極めて重要です。兼続や三成は、そういうところに優れていたのではと思われます。 直江家は諜報活動なんかにも優れていたそうで、これも戦いの上では重要ですね。日本という国は、そういうところにはあんまり光を当てませんね。今回の放送でも、長澤まさみ演じる<初音>という女性が登場していますが、忍びの術を使っていると思われましたけど、情報というのも大切ですね。 これは現代でも言えることです。日本は戦いの上で、精神論を前面に出すことが多かったのですが、それだけでは勝てないということはハッキリしていますね。ですから、諜報活動をできる人間や組織は、
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