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相変わらず、寒い日が続いています。暦の上では、春になりましたが、2月はまだまだ寒い日が多いですね。そういう時節にピッタリの曲です。では、曲をどうぞ。
早春賦、キレイな曲ですね。チョッと中国の楽器を使っているのが残念ですけど。今日はこの詩の意味を調べてみました。まず、タイトルですが、「賦」というのは、中国の詩の形式で、目の前のものをうたいあげたものを言うそうで、今風で言えば、歌という意味でいいと思います。
1コーラス目の歌詞ですが、それほど難しくないと思います。「春は名のみの風の寒さや」は、この頃は、春といっても、名前ばっかりで、まだ冬のような風が吹き、寒い。「谷の鶯歌は思えど」で、歌は鶯の鳴き声をさしますから、谷にいる鶯は鳴こうと思っていてもということ。「時にあらずと声も立てず」は、まだ、チョッと早いなぁ、鳴く時期ではないなぁと思って、声を出してないということですね。
2コーラス目からは、難しくなりますよ。「氷解け去り 葦は角ぐむ」は、氷は解けて、そこから、葦は芽を出すということで、芽生えを角ぐむという飾った言葉を使っています。「さては時ぞと 思うあやにく」は、さぁ、春だと思ったものの、「あやにく」は逆接の接続詞ですね。「今日も昨日も雪の空」は、そのままですね。
3コーラス目は、チョッとややこしいですよ。ヤボテンがそう思ってるだけかもしれませんけど、イメージとしては、分かるんですけどね。「春と聞かねば 知らでありしを」は、暦上で春などと聞かなかったら、知らぬが仏とばかりに、そんな気持にならなかったのに。「聞けば急かるる 胸の思いを」は、聞いたら、待ち遠しくなる思いでということで。「いかにせよとの この頃か」そういう思いをどうしろというこの頃ですという意味だと思います。
この曲を歌っている島田祐子さんは、お上手ですし、うまいですね。こういうクラシック系の歌手の方は、流行歌なんかは歌わないんですが、島田さんは、いい曲は何でも歌いましょうというスタンスの方で、まさか「同棲時代」なんかはお歌いにはならないでしょうけど、「遠くへ行きたい」とか「この広い野原いっぱい」とか「シクラメンのかほり」なんかを、アルバムに収録されてます。
ヤボテンが、いつも言ってますが、高い音を出す時は、眉を上にあげて歌っておられますね。音を消して、眉毛の上げ下げだけを見ていても、音程が分かりそうなくらいです。口の開き方も、当然ですけど、一つの音ごとにメリハリのついた開き方ですね。
詩吟のときでも、よく言われます。ということは、ヤボテンは、口の開け方が、まだ不十分だということなんですが。土曜日は久しぶりに練習があります。注意しなきゃ!
ブレス(息継ぎ)も、肩の線はほとんど動かず、一瞬、口をパッと開けて、空気を吸い込んでおられますね。あぁここでしてるなぁとよく分かります。ヤボテンは、この口を開けたときに、下腹や腰に、くっと力を入れるようにしてます。
声がおキレイなのは言うまでもないんですが、クラシック系の歌手の方って、比較的表情が乏しく、直立不動で歌を歌うという感じの人が多いと想うんですが、島田さんは、表情も豊かで、僅かですが、フリもつけられていて、楽しくお歌いになるんです。
根っから、歌うことがお好きなんでしょうね。それと、歌詞の意味もよく理解されてるようです。例えば、1コーラス目の「谷の鶯 歌は思えど」のところなんか、鶯が、鳴こうと思っても、寒さで鳴けず、ガックシ・・・してるような気持ちが伝わってきませんか?
島田さんの早春賦を聴くと、寒いのも辛抱できそうな気がするんですけど。もうチョッとガマンしたら、暖かくなりそうな気がします。
ヤボテン、子守唄代わりに、歌を歌ったといつも言ってますが、この曲も、この時期にはよく歌いました。島田さんも歌われるんでしょうか?こういう営業用の歌い方をされると、かえって寝にくいかもしれませんね。ご近所から苦情がくるかも?
ウカッと、そんな風に歌った時は、
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