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司法書士の受験生が毎年減少している。
一つには、弁護士の収入に関する報道が定期的に行われていることが原因の一つに挙げられると考えてい
る。
法律系資格の最高峰である司法試験に合格しても、それほど恵まれた経済状況に置かれるわけではないこと
が新聞やニュースで報道されればされるほど、それを目指す人が減ってしまうのは当然だからだ。
司法試験とは別の資格であるものの、司法書士も同じく法律を使った仕事をするわけで、同じような印象を持
たれるのではないだろうか。
すでに開業している私のような司法書士にとって、受験者の減少はプラスに働くのか、マイナスに働くのか。
私が受験した時期は受験者数にたいする合格割合が2.7〜2.8%(1000人受験して27人又は28人の合
格)でほぼ確定していたので、受験者が減ればその分合格者も減り、結果的に競争相手が少なくなるととらえ
ることも可能であったが、どうも最近は合格者数をある程度確保するという方向に働いているようで、受験者に
対する合格者の割合が少し上がり始めている。
合格率を一定にしていれば、合格者のレベルも一定に担保されるので問題はないのだか、合格者数をある程
度固定してしまうと受験者が減少した際に、本来なら合格しなかったレベルの合格者が出てしまい、業界全体
のレベルも低下することとなってしまう。 現に司法試験や公認会計士試験では、合格者数を増やしたことによ
り、質的担保が図れなくなっていることは公知の事実である。
結果的には、受験者を従前と同じ程度で維持して、合格率も維持するのがベストなのだが、受験者数を維持す
るのは難しそうだ。
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